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横並びダイニングの7つの実例と後悔しないポイントを紹介!

横並びダイニングの7つの実例と後悔しないポイントを紹介!
横並びダイニングとは、キッチンとダイニングが一直線に並んでいる間取りのことです。 キッチンとダイニングが同じ空間にある点は対面キッチンと似ていますが、配置が異なります。

対面キッチンはダイニングテーブルがキッチンカウンターの向かい側にあるのに対して、横並びダイニングはキッチンカウンターのすぐ横にダイニングテーブルがあるイメージです。

横並びダイニングにはスペースを広く確保できるなどのメリットがある一方、生活動線が長くなりやすいなどのデメリットもあります。

本記事では横並びダイニングの実例や、メリット・デメリットを紹介します。注文住宅の購入を検討している人や、横並びダイニングが気になっている人は参考にしてみてください。  

横並びダイニングのレイアウトの実例7選

無垢の家

施工事例:キッチンと一体となったダイニング

  自然素材の質感が活きる無垢の家はすべての床を無垢フロアで統一しており、木のぬくもりが感じられるあたたかいダイニングです。キッチンカウンターとダイニングテーブルが同じ高さで一体化しており、すっきりした印象です。

キッチン、ダイニング、リビングが一つの空間に集約されていることで、家族がどのスペースにいてもコミュニケーションがとれます。自然と家族の会話が増える間取りです。

錫色(すずいろ)の家

施工事例:広がりを強調した2階LDK(埼玉県上尾市)

和の要素を取り入れた錫色の家は、天井の高さや色を変えて立体感のあるおしゃれなダイニングになりました。ダイニングとリビングの天井の高さや色が異なるため、室内にメリハリがつき、リビングがより開放感のある空間です。

システムキッチンとつながる特徴的なダイニングテーブルは、オーダーメイドで作りました。キッチンの前面がカウンターテーブルになるようにダイニングテーブルとつながっているのが特徴です。壁やソファのモノトーンと床やダイニングテーブルの木の色合いが、落ち着いた空間を演出しています。

R House

施工事例:広さ30帖以上のLDK(埼玉県さいたま市)

海外のラグジュアリーホテルのような高級感のある横並びダイニングです。システムキッチンの中でも最上位クラスのキッチンを採用するとともに、カウンターテーブルには上品なケヤキの無垢板を使用しています。ケヤキの美しい木目が目を引くダイニングテーブルです。

横並びダイニングとリビングはL字型の間取りで、ライトコートが設けられています。ライトコートは外からの視線を遮ってくれるだけでなく、自然を間近で感じさせてくれる癒しの空間を演出しています。

格子のある情景

施工事例:素材感を感じる22帖のLDK(東京都練馬区)

格子のある情景は和の要素が強調された上質な空間でくつろげる和邸宅です。タブの木の一枚板を使用した和モダンな造作ダイニングテーブルと、大谷石を採用した腰壁の組み合わせが料亭のような雰囲気をかもし出しています。

横並びダイニングの目の前にリビングを配置した間取りは、キッチンの収納が目に入り生活感が出やすくなります。

しかし、この施工事例ではキッチン背面に格子戸を設けて冷蔵庫や収納スペースを隠しているため、生活感を出さずにスタイリッシュな空間を演出しています。天井が高く見えるダウンライトを採用し、広々としたLDKとなりました。

HOUSE K

施工事例:縦長の面積を活かしたLDK(東京都練馬区)

HOUSE Kは遊び心のあるモダンなガレージハウスの横並びダイニングです。ホワイトの造作ダイニングテーブルは清潔感があるだけでなく、室内を広々と見せてくれます。ダウンライトの柔らかな光が、キッチンとダイニングに温かみを与えているのもポイントです。

同じデザインを採用した天井と間仕切り壁は、単調になりがちな白で統一された空間のアクセントにもなります。キッチンの背面に設けた収納スペースに扉を設けず、見せる収納を楽しめることも特徴です。

haco

施工事例:ズボラにザックリ暮らせる場所(千葉県柏市)

hacoは開放感あふれる広々とした横並びダイニングとリビングが魅力の邸宅です。リビングダイニングの大きな窓は中庭とつながっており、外からの視線が入らないためカーテンを閉める必要がありません。そのためいつでもたっぷりの日差しを取り込める明るいダイニングキッチンです。

キッチンの背面に扉つきの大収納を設け、生活感の出ないダイニングキッチンを実現しました。キッチンの背面の扉とシンプルな造作ダイニングテーブルを淡いグレーで統一し、清潔感のある印象を与えます。

暮らしにゆとりを纏う家

施工事例:忙しくても快適に過ごせる家(埼玉県さいたま市)

スタイリッシュな造作ダイニングテーブルは、空間のインテリアに合わせてデザインしました。キッチンカウンターとダイニングテーブルを同じ高さにするために、キッチンの床をリビングダイニングから一段下げているのがポイントです。

ダイニングテーブルとシンクが横並びになっているため、食事の配膳と後片付けが楽にできます。キッチン背面収納にはポウハウスオリジナルの食器棚と可動棚を設け、使い勝手の良い収納スペースができあがりました。

横並びダイニングのメリット

施工事例:natural spot(千葉県船橋市)

調理・配膳・片付けの動線が短くなる

体感すまいパーク朝霞 和美庵 施工事例:体感すまいパーク朝霞 和美庵(埼玉県朝霞市)

横並びダイニングは、調理・配膳・片付けの動線が短くなる点がメリットです。キッチンとダイニングテーブルが横並びになっているため、出来上がった料理をダイニングテーブルに持って行ったり、片付けたりする移動距離が短くなります。

キッチンとダイニングテーブルが離れた場所にあると、その分移動する距離が増えて料理や食器を運ぶのに手間がかかります。ちょっとした距離でも、毎日のことなので料理の品数や家族の人数が増えるほど負担になりがちです。

移動距離が短い横並びダイニングなら、食事に関する家事をスムーズに進めやすくなります。食事中に飲み物や調味料をキッチンまで取りに行くのもスムーズです。

キッチンとダイニングのコーディネートでデザイン性の高い空間にできる

体感すまいパーク柏 和美庵 施工事例:体感すまいパーク柏 和美庵(千葉県柏市)

キッチンとダイニングテーブルが離れている間取りの場合、動線を確保しなければならず、余分なスペースができてしまいます。 一方、横並びダイニングはキッチンとダイニングの動線を確保する必要がありません。 そのため余分なスペースがなく、キッチンとダイニングがすっきりとした印象になります。

ダイニングテーブルをオーダーメイドで造作すると一体感が生まれて、よりすっきりとデザイン性の高い空間にすることが可能です。 照明や素材にもこだわり、居心地の良い空間を目指しましょう。

リビングを広く確保できる

ダイニングキッチンの家 施工事例:暮らしを彩る家(千葉県船橋市)

横並びダイニングにすると、キッチンからダイニングまでの余分なスペースを確保する必要がなく、その分リビングを広くとれる点もメリットです。実際のスペースが広くなるだけでなく、奥行きがあり感覚的にも広く感じられるでしょう。

坪数の問題でスペースが限られる場合も、スペースを有効活用してリビングを広くとれます。リビングが広いと家族が集まっても窮屈にならず、子どもが遊べるスペースを広くとることもできるなど、ライフスタイルの幅が広がります。

家族のコミュニケーションが増える

施工事例:暮らしを彩る家(千葉県船橋市)

横並びダイニングは家族とのコミュニケーションが増えます。例えば食事の準備や後片付けをしている間、子どもがすぐ横のダイニングテーブルで宿題をするなど、家族と横並びでコミュニケーションをとれるからです。 横並びダイニングは目の前でコミュニケーションをとれる対面キッチンよりも、さらに近い距離で過ごせます。

またダイニングテーブルを使って料理の準備をすることもできるため、大人がキッチンで包丁や火を使い、子どもはダイニングテーブルで材料を混ぜるなど一緒に調理ができます。近くで過ごすことで、自然と家族の会話も増えるでしょう。

ダイニングが親や子どもの居場所になる

横並びのダイニングキッチン 施工事例:グリーンと暮らす陽光溢れる家(埼玉県)

親がキッチンで作業をしている間、子どもは親に近いダイニングテーブルで宿題をしたり遊んだりするようになります。すると親は作業が終わると、子どものいるダイニングテーブルに座って一緒に過ごすようになるでしょう。 その結果、家族は自然とダイニングで過ごす時間が増えて、ダイニングが親子の居場所になります。

キッチンと横並びのダイニングで過ごしているとちょっとした作業をする際もキッチンに移動しやすいので、親も家事を億劫に感じづらくなります。煮込み料理なども、ダイニングテーブルにいながら様子を確認できるので安心です。

横並びダイニングのデメリット

生活動線が長くなってしまう

横並びダイニングにするとキッチンの横にダイニングが配置されます。そのためキッチンとダイニングまでの動線は縮まるものの、キッチンとリビングの動線が長くなってしまうのがデメリットです。 キッチンの目の前にリビングがある間取りでも、実際に行き来するとダイニングテーブルを回り込まなければならないため、遠く感じてしまうかもしれません。

キッチンからリビングまでの距離を縮めるためには、アイランド配置のキッチンにすることがおすすめです。 キッチンの片側にダイニングテーブルを設け、反対側を移動するスペースとする配置にすれば、ダイニングテーブルを回り込む必要がありません。

間取りをコンパクトにまとめにくい

横並びダイニングはキッチンとダイニングを横に並べる配置になるため、横に長いスペースが必要です。坪数にゆとりがある場合は問題ありませんが、なるべくコンパクトにまとめたい場合は、他の部屋や設備の配置を考えるのが難しくなります。

標準的なキッチンの横幅とダイニングテーブルの横幅、さらに通路の幅を考慮すると、ある程度の幅を考慮しなければなりません。部屋の広さの目安としては10~14帖程度、リビングも含めると全部で18帖程度です。

コンパクトにまとめたい場合は、LDKを縦並びの配置にするのも一つの方法です。敷地の形状によってはLDKを縦並びにする方が向いているケースもあります。

来客者からキッチンが丸見えになってしまう

横並びダイニングにすると、ダイニングやリビングとキッチンの距離が自然と近くなります。そのため来客者からキッチンが丸見えになってしまう点もデメリットです。

キッチンの収納スペースに扉がついている場合や、片付けが得意な人であればそれほど問題はないものの、状況によっては来客者が来るたびにストレスを感じてしまうかもしれません。

来客者からキッチンが丸見えになるのを防ぐためには、キッチンの周りに腰壁をつけるなどして隠すのがおすすめです。キッチンの手元が見えないようにするだけで、生活感も隠せます。

横並びダイニングで後悔しないためのポイント

犬と猫と住まう家 施工事例:犬と猫と住まう家(東京都)

統一感を持ったデザインにする

施工事例:統一感を持たせたダイニング・キッチン(埼玉県)

横並びダイニングを採用する場合は、キッチンとダイニングの色味や素材に統一感を持たせることが大切です。 例えばキッチンは白やシルバーで無機質な雰囲気に、ダイニングテーブルは温かみのある木材をふんだんに採用するなど、雰囲気の異なるデザインにすると見栄えが悪くなってしまいます。

スタイリッシュな雰囲気にまとめる、清潔感のある白でまとめるなど、統一感を持たせましょう。 キッチンとダイニングだけでなく、リビングの雰囲気やインテリアも踏まえてLDK全体に統一感を持たせると、よりおしゃれになります。

家事動線をしっかり考える

施工事例:回遊できるダイニング・キッチン(埼玉県)

横並びダイニングはキッチン・ダイニング間の距離が短く、食事に関する家事動線は問題ありません。その反面、他の家事に影響を与えてしまう可能性も考えられます。 例えば買い物から帰ったあと、購入した品物を冷蔵庫やキッチンの収納スペースに収納する際、間取りによっては重い荷物を運ぶ距離が長くなってしまうこともあります。

ダイニングテーブルを回り込まなければ他の部屋へ移動できない場合、食事の支度をしながら他の家事をするのが面倒に感じてしまうかもしれません。横並びダイニングを検討している場合は、家事動線もしっかり考えましょう。

リビングとの位置を把握しておく

体感すまいパーク越谷 和美庵 施工事例:体感すまいパーク越谷 和美庵(埼玉県越谷市)

先述したとおり、横並びダイニングはリビングまでの距離が遠くなりがちです。キッチンで作業をしている最中にリビングにいる子どもの元に行ったり、リビングにいるときにキッチンに飲み物を取りに行ったりする際に移動が億劫に感じてしまう可能性があります。

キッチンからリビングまでの距離を考慮して、ゴミ箱や冷蔵庫を配置する場所も工夫しましょう。1日に何度も往復することになるため、少しでも移動や生活がしやすい設計になるように考えてみてください。

将来を見据えた設計を行う

家族の生活スタイルや状況は、年々変化していくはずです。家族が増えたり家具や家電を買い足したり、子どもの成長に合わせて室内のレイアウトを変えたりすることも考えられます。生活スタイルや状況が変われば、生活空間を変える必要も出てくるでしょう。

設計したときの状況だけを考えてしまうと、室内の状況を変えなければならなくなったときに、うまく対応できなくなるかもしれません。どのような状況に変化しても快適な生活が送れるように、空間に余裕を持たせた設計をしておくと安心です。

横並びダイニングを検討中ならポウハウスへお任せください!

施工事例:体感すまいパーク船橋 和美庵(千葉県船橋市)

横並びダイニングはキッチンとダイニングが横に並んでいる間取りのことです。配膳や片付けが楽になるだけでなく、デザイン性の高い空間にしたり、家族のコミュニケーションが増えたりするメリットがあります。

一方で生活動線や他の部屋との兼ね合いも考慮することが大切です。横並びダイニングを希望する場合は、今回解説したポイントを意識して設計しましょう。

注文住宅のポウハウスでは、数々のライフスタイルに合わせた横並びダイニングの住宅を設計してきました。お客様の立場に立って長く住み続けられるお住まいをご提案いたしますので、ぜひ一度ポウハウスへご相談ください。

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