
暮らしを豊かにする土間部屋のある家
住まいの中心に配置した土間の部屋は、内と外を緩やかにつなぐ中間領域。土間と玄関、リビング、庭への3WAY動線を意識した空間構成とし、回遊できるキッチンや水回りへのアクセスなど利便性の高い生活動線を確保しました。明るく開放的な空間と、木の温もりが家族を包む寛ぎのお住まいです。
Data
- 所在地
- 埼玉県越谷市
- 敷地面積
- 248.14m²
- 延床面積
- 110.65m²

BOX型と片流れ屋根を組み合わせたシンプルモダンな外観デザイン。前面道路からのプライバシーを確保するため、道路面は窓を極力なくしました。南側には玄関と土間まで続く余裕のあるアプローチと、開放的な広い庭を設けています。

青空と植栽の緑が映えるスタイリッシュなデザイン

軒裏の板貼りが温かみをプラスする、広々とした玄関ポーチ

白と木を基調とした心地よい玄関。自然素材の温もりを感じる木素材を使用することで、玄関ドアを開けた瞬間からリラックスできる空間となっています。

玄関、庭、リビングから出入りできる3WAY動線の土間

広い空間を確保した土間の部屋にテーブルや椅子を設置。コミュニケーション空間となったり、趣味を楽しめる場所になったりと、さまざまに活躍しています。

内と外を緩やかにつなぐ中間領域

木の温もりを感じるやさしい雰囲気のLDK。リビングに浮遊感のあるフロートタイプのテレビボードを設えました。家具の脚がないのでお部屋がすっきりと広く見え、お掃除も簡単です。壁の裏は階段下を活用した収納となっており、配線などを隠せるようにしています。

高さ2.7mに設定したリビング天井により開放感を演出しました。南東側に設けた階段の吹抜けは、室内に明るい光を届けるだけでなく、2階と繋がることで上下の気配を伝え合うことに役立っています。

南側の掃き出し窓に加え、キッチン背面やダイニング横にも窓を設け自然光をふんだんに取り込みました。光を反射する白を多く使用することで明るさと開放感を強調しつつ、化粧梁やドア枠のブラックで空間を引き締めています。

ダイニングはポウハウスオリジナルの造作テーブルで、お部屋の雰囲気に合わせて素材をセレクトしました。キッチンの隣に水回りを設け、家事ラク動線を実現しています。

白を基調としたシンプルナチュラルなキッチン

壁面タイルでアクセントをつけ、シンプルながらも個性を演出。鏡の上に鏡を設けて光を取り込み、明るさをもたらしました。

ヘリンボーン柄のクッションフロアをポイントで使用したデザイン性の高い水回り。脱衣室に室内物干しやカウンターを設置し、ランドリースペースとしても使用可能に。「脱ぐ、洗う、干す、畳む、しまう」の作業が一か所で済む家事時短を叶えています。洗面室と脱衣室の仕切りに引き戸を設け、家族間のプライバシーにも配慮しました。

開放感と縦の広がりを生み出す吹抜けのリビング階段

上下階の様子が伝わりやすい階段デザイン

開放感たっぷりのバルコニーは、ご近所さんの視線を気にすることなく過ごせるプライベート空間。使いやすい場所に設置した水栓は夏場のお子さまのプール遊びなどに活躍しています。掃き出し窓の足元に敷いたウッドデッキにより段差をなくし、出入りのしやすさに配慮しました。

Designer

自分の家を設計して気づいた、何を優先するかが変わった。
長く住まうものだからこそ、遊び心は必要。
でも無駄な遊びは不要。
そのバランスが取れていると、誰にとっても心地よい空間になると思います。
