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狭小住宅でも住みやすい間取りとは?広く見せるアイデアやポイントを詳しく解説

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土地が狭い都心部などでは狭小住宅がよく見られます。しかし、窮屈ではないか、日が当たらないのではないか、など狭小住宅にネガティブな印象を持つ人も少なくありません。

本記事では、狭小住宅の建築を検討中の方に向けて、快適なすまいを建てるポイントや住まいを広く見せるためのアイデアを紹介します。狭小住宅を広く見せる間取りの事例も紹介しますので理想のマイホームづくりにお役立てください。

狭小住宅でも住みやすい家は建てられる?

狭小住宅

狭小住宅とは一般的な住宅よりもコンパクトな土地に建てられた住宅のことです。たとえ狭小住宅でも間取りや設備の工夫次第で住みやすい家は建てられます。実際に狭小住宅の中には、デザイン性の高さによって狭さを感じさせず、間取りを工夫して広々と暮らせる住宅も多いです。

また、狭小住宅には建築費用を抑えられるというメリットがあります。建築費用を抑えることで利便性の高い都心などにマイホームを構えることも可能になるでしょう。

狭小住宅を建てる際に気を付けるべきポイントを押さえて、コンパクトながらも住みよいマイホームを考えてみましょう。

気を付けるポイント4つ!

スペースが限られ隣家との距離が近くなりがちな狭小住宅では、収納スペースの確保・スペースの有効活用・プライバシーの確保が重要です。そこで狭小住宅を建てる際に気を付けるポイントを4つ紹介します。

収納スペースを確保する

狭小住宅

モノがあふれた空間では余裕を感じられません。ただでさえスペースが限られる狭小住宅であるからこそ収納したいモノの容量を考え、計画的に収納スペースを確保しましょう。収納の工夫として以下の方法が挙げられます。

●よく「使うもの」と「使わないもの」を使用頻度に合せて仕分けする
●デッドスペースを活用する
●収納ケースを積み上げて縦横を無駄なく収納する
●「見せる収納」に挑戦する

収納したい物の把握をしたら、毎日のように使うものと、季節ものなど、たまにしか使わないものと、使用頻度に合せて仕分けしましょう。 使用頻度と、使う場所を把握しておくと、収納場所を決めやすくなります。
具体的なデッドスペースとして、ベッドやソファの下・洗濯機の上・階段の下部・トイレの上部・ドアの裏面などが挙げられます。

備え付けの収納設備や収納家具、収納ケースなどにしまいきれないモノは見せる収納を検討しましょう。使いたいモノの場所がすぐにわかる点、すぐに手に取れる点は見せる収納のメリットです。

また、見せる収納では配置するモノの色や形に気を付けることも大切です。配置するモノの高さを揃えたり、背の高いものは棚板の端に配置するなど、並べる順番も考えておくと良いでしょう。ただモノを並べるだけでは雑然とした印象になります。

平面だけで無く、高さ方向でもスペースを考える。

狭小住宅

ロフトやスキップフロアを導入することで縦方向のスペースを有効に使えます。スキップフロアとは、1階と2階の間の「中2階」などを指します。ロフトもスキップフロアも、家全体を、高さ方向に上手く使って、使える面積の増量が可能です。増やせたスペースを収納スペースに活用しましょう。

また、近年はリビングを2階に設ける事例が増えています。リビング・キッチン・浴室・洗面所・洗濯物を干すベランダなどの共有スペースを2階にまとめることで生活動線を短縮できるでしょう。スペースに余裕ができた分は収納や個人のプライベート空間などに活用できます。

お隣の建物や窓などに応じて、窓の配置や高さ、大きさに配慮する

狭小住宅

隣家と密接する狭小住宅は多いものです。周囲の建物が自然光を遮ると必然的に日当たりが悪くなります。しかも、窓の位置に気を付けなければ隣家や往来から生活が丸見えになってしまいます。せっかく開放的な大きな窓を設けても、目の前が、お隣さんの換気扇だと残念ですよね。

狭小住宅で採光性を確保する際はプライバシーに注意が必要です。高い位置に窓を設置することでプライバシーを守りつつ自然光を取り込めます。その上で、住宅の内部に大きな窓やドア、吹き抜けなどの開口部を使い、建物の内部まで光を行き渡らせましょう。

また、狭小住宅にはオープンリビングもおすすめです。オープンリビングは玄関とリビングの間に仕切りがない間取りです。壁を作らないことで明るく開放的に感じられるでしょう。

生活における優先順位を決めておく

狭小住宅

敷地面積が少ないからといって間取りや設備などすべてを我慢してしまうと利便性がよくありません。収納を広くしたい、子ども部屋を最低でも2つは確保したい、余裕ある駐車スペースがほしいなど妥協できないポイントを絞り、スペースの用途を決めましょう。

生活における優先順位を決めるときは、将来の暮らしを考える必要があります。育児をしやすいか年老いてからも生活しやすいかなど、ライフプランに合わせた間取りを検討しましょう。

なお、やむを得ず導入を諦めた設備があったとしても、周辺施設を使って対応できる可能性があります。例えば、敷地内に駐車スペースを確保できない場合は付近に月極駐車場があれば対応できます。

後悔しがちな5つのパターン

狭小住宅を建てた後、後悔しがちなパターンがあります。マイホームを建てた後に後悔しないよう事前に確認しておきましょう。

動線が悪い

狭小住宅に部屋や設備を詰め込み、家族や来客が移動する動線が悪くなってしまったというケースも少なくありません。動線が悪いと室内を移動する余分な距離が増えてしまうため注意が必要です。

動線には、複数の種類があります。家事動線は家の出入りや洗濯・料理などに関する動線です。通勤動線は学校や会社に向かう準備をするための動線を指します。通勤動線が重なりがちな場所はスペースに余裕を持たせる、設備の位置や数を使用時間帯と併せて検討するなどして対応しましょう。

衛生動線はトイレや浴室、洗面所など水回りに関する動線です。来客動線は来客の挙動に関する動線です。来客が通る動線上には、寝室などのプライベートスペースが見えないようにするといいでしょう。

室内が暗くなる

隣家と密接しがちな狭小住宅では、昼間でも室内が暗いため後悔するケースが少なくありません。日当たりが悪い狭小住宅の多くは窓が少なく、密接する隣家が自然光を遮りがちです。

日当たりが悪く暗い住宅は昼間でも照明が必要になるため、電気代が高くなる可能性があります。また、日当たりが悪いことで室温が上がりにくく、光熱費も高くなるでしょう。狭小住宅の日当たりを意識した窓の設置については、後ほど解説します。

隣の家の騒音が気になる

隣家との距離が近いと生活音が気になるケースも少なくありません。騒音問題に発展する可能性もあるため防音仕様を検討しましょう。建築後に防音対策をしようと思っても大きな効果が得られにくいため、建築当初から防音仕様の家を建てることが大切です。

防音仕様として間取りを工夫したり、鉄筋コンクリートのように防音性の高い建築構造を選んだりという手段があります。特に楽器の演奏など騒音の懸念がある場合は念入りな対策が求められます。

とはいえ、マイホームが防音仕様であっても隣の家が防音仕様でなければ、こちらが騒音問題に悩まされるかもしれません。これから土地を決める場合は隣家の状況も確認しておきましょう。

防音に配慮して部屋位置の位置を工夫したり、防音ドアや防音壁などの防音性能の高い構造を選んだりという手段があります。特に楽器の演奏など騒音の懸念がある場合は念入りな対策が求められます。

とはいえ、建物丸々防音使用にする事は、費用もかかるため、高気密高断熱住宅を選ぶことで、騒音に関してある程度軽減する事ができます。 これから土地を決める場合には、隣家の状況も確認しておきましょう。

通気性が悪い

狭小住宅内に多くの部屋を作ると壁が邪魔になり通気性が悪くなってしまいます。通気性を改善するためにはできるだけ部屋数を少なくし、広くて開放感のある部屋を目指しましょう。例えば、1階のリビングを広めにとるとオープンスタイルのキッチンをリビング内に設置できます。ドアや廊下を設けないリビング階段も通気性の向上に有効です。

容積率と建ぺい率を意識していなかった

それぞれの土地には建築基準法に従って、容積率と建ぺい率の上限が定められています。その為、「敷地面積=床面積」とは、なりません。容積率と建ぺい率は、さまざまな不都合やリスクから住環境を守るために設定されています。建物の回りには、足場のスペースや配管スペースなども必要となります。想定外の狭い住宅にならないために容積率や建ぺい率について必ず建築士に確認・相談しましょう。

容積率とは、「土地の面積に対する建物の容積が占める割合」を指します。その土地に建てられる建築物の階数は容積率により決まります。

建ぺい率とは「土地の面積に対する建築面積の割合」です。建築面積とは上から見たときに建築物で隠れる部分の面積です。地域によって建ぺい率の上限は異なります。同じ面積の土地を購入しても、建ぺい率が違えば建築面積は変わる点にも注意しましょう。

広く見せるためのアイデア

狭小住宅

高窓や地窓の導入、仕切りの削減などを検討することで狭小住宅を広く見せることができます。少しでも広く感じる工夫を取り入れ、のびのびと暮らせるマイホームを手に入れましょう。

高窓や地窓を取り入れる

狭小住宅

狭小住宅を広く見せるポイントの一つに高窓や地窓を取り入れる方法があります。窓を設けると抜け感が出て室内の圧迫感が和らぎます。

高窓とは、天井近くに設けられた窓です。家の中を明るくするには、窓の大きさ以上に設置する高さが肝心です。外から高窓を見ても天井付近しか見えません。高窓でプライバシーを守りつつ、明るさや抜け感を確保しましょう。

地窓とは、床に近い場所に設けられた窓です。地窓も高窓と同様にプライバシーを守りつつ開放感をかもし出します。低い位置にある花壇を眺められるなど、独特の眺望を楽しめる点も地窓のメリットです。

なお、高窓を付ける場合に天井を高くするケースもあります。その際、座面の低いソファーを使うなど、視線の高さを低くする事で天井の高さを強調でき、感覚的に部屋が広く見えるようになります。

仕切りを減らす

狭小住宅

それぞれの部屋を仕切りで区切ると壁のスペースが生じる分窮屈に感じてしまいます。寝室・浴室・トイレなど、プライバシーを尊重すべき場所の壁は残しつつ、不要な壁は取り払ってみましょう。

屋内の仕切りが減ると採光性がよくなり、室内を移動しやすくなります。また、仕切りが少ないことでレイアウトの変更も簡単です。他にも、家族の姿を確認しやすくコミュニケーションを取りやすい、子どもを見守りつつ家事ができるなどのメリットがあります。

リビングを家の中心にする

狭小住宅

家族のコミュニケーションを育むため、リビングが家の中心になるよう設計しましょう。廊下を作らなければ、リビングがマイホーム内の通路の一部になり、自然とコミュニケーションが生まれます。また、廊下がない分リビングの空間も広げられます。

狭くても居心地の良いリビングを設計するポイントは以下のとおりです。

●高い位置に窓を設けて、光を家の奥まで届ける。
●壁面収納などを使って、仕舞う場所と見せる場所を区分けし、生活スペースを広げる
●バルコニーやウッドデッキなどとつなげて、開放感と明るさを確保する
●畳やローソファーなど、視線を低くしてリラックスしやすいインテリアを考える
・無垢材などぬくもりのある素材を取り入れる

デッドスペースをうまく活用する

狭小住宅

洗濯機の上部やベッドの下などのデッドスペースは収納に活用しましょう。デッドスペースは複雑な形をしていることが多いため寸法を計測しデッドスペースにフィットする収納家具を用意する必要があります。

モノを取り出しにくい場所にあるデッドスペースには、季節性の高い家電やアウトドアグッズなど使用頻度が低いモノを収納すると不便を感じません。また、デッドスペースはワークスペースとしてもおすすめです。例えば、階段下をワークスペースに利用する方法もあるでしょう。

また、壁面収納を導入すると部屋を広く見せつつ十分な収納スペースを確保できます。壁面収納とは天井から床までの空間を無駄なく活用できる備え付け収納のことです。テレビのスペースを確保するなど部屋に応じたレイアウトを意識しながら備え付け収納の構造を考えましょう。

また、壁面収納を導入すると部屋を広く見せつつ十分な収納スペースを確保できます。壁面収納とは天井から床までの空間を無駄なく活用できる備え付け収納のことです。テレビのスペースを確保するなど部屋に応じたレイアウトを意識しながら備え付け収納の構造を考えましょう。デッドスペースは、小屋裏収納や半地下収納など、意図的に収納スペースとして活用する事で、意外と見つかるものです。法的な制限もあるので、必ず、建築士と相談してデッドスペースを有効活用しましょう。

狭小住宅の事例3選

狭小住宅を広く見せる間取りの事例を3選紹介します。狭小住宅に広さや明るさを取り入れられるアイデアがたくさん盛り込まれているため、ぜひ参考にしてください。

空間の使い方を工夫した暮らしやすい事例

狭小住宅

こちらの事例は敷地面積が100m²、延床面積が77.8m²です。間口5m以下の細長い地形を活かした狭小住宅には採光や広さ・収納に関する工夫が数多く盛り込まれています。

高窓や裏側の窓で日光を取り込みつつ、人通りが多い部分には窓がありません。プライバシーと採光の両立が可能になるよう考えられています。

リビングには余計な仕切りがなく広々としています。また、トイレと洗面台、寝室なども周囲と完全には仕切られていません。壁を削減した分、空間に余裕を感じます。

リビング階段の下は収納スペースとして活用されています。付近にはコンセントが設置されているため、掃除機や日用品の収納場所としても利便性が高いです。

■「小さな家」事例を詳しく見る

採光を取り入れて明るく居心地の良い事例

狭小住宅

こちらの事例は敷地面積が75.81m²で延床面積が123.37m²です。敷地面積は控え目ですが3階建てにすることで延床面積を増やしています。

リビング・ダイニング・キッチンなどの共有スペースは2階に設置しており、フロア内には仕切りがありません。周囲の目を気にせず気持ちよく自然光を浴びられます。2階全体が白とブラウンなど淡い色味で統一されているため広く見えます。

また、吹き抜けを兼ねてリビング階段を設置することで通気性を向上させつつスペースの削減に成功しました。
1階のガレージの裏に中庭を作ることで採光を向上させつつ、抜け感の演出にも役立っています。

■「brimming with sunlight」事例を詳しく見る


自然の光で全体の奥行き感を演出

狭小住宅

こちらの事例は、敷地面積が83.89m²で延床面積は112.11m²です。自然光を活かし、ナチュラルに暮らせるように設計されています。

リビング・ダイニング・キッチンなどの共有スペースを2階にまとめて大きな窓を設置しました。
大きな窓の外側には、外部吹抜けと壁をつくる事で、プライバシーを保ちながら、自然光がふりそそぎ、室内を優しく照らしだします。

また、2階の窓は中庭につながっており、リビングでくつろぎながら程よい自然を感じられるでしょう。
共有スペースのメインカラーには白を使うことで広々とした印象になっています。

共有スペースには高さ1.4mのスキップフロアが設置され収納スペースを確保しつつすっきりとした印象です。

■「I House」事例を詳しく見る

まとめ

狭小住宅でも収納スペースや明るさなどに気を付けることで快適に暮らせます。開放的で明るい暮らしを実現するために、窓の取りつけ・収納スペース・仕切りの削減・用途に合う収納家具・デッドスペースの活用などを検討しましょう。また、数々の動線や騒音対策、容積率と建ぺい率などにも注意してください。

ポウハウスはポラスグループの注文住宅ブランドです。ポウハウスはデザインと最新テクノロジーの調和を大切にし、機能的で高品質な住宅を設計しています。狭小住宅の建築の際はぜひポウハウスへご相談ください。

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