バイクガレージの家
都内の人情溢れる慣れ親しんだ土地で、旧家を取り壊しての建て替え計画。 敷地の可能性を最大限に生かしたいと希望する御主人は、自由度の高い木造軸組工法での施工を検討していた。 計画の結果、敷地面積20坪であるが、建築面積利用率99.9%という利用率で住空間を創設し、延べ床面積も、約39坪(1F:13.5坪、2F:13.8坪、3F:11.6坪)と最大限の広さを確保した。 狭小でも、御主人たっての希望により、1階は完全ビルトインのガレージを内包し、ラウンジをも有した、趣味のスペースとなった。また3階は、計画当時小中学校の通うお子さんが3人いらっしゃる家庭であった為、限られたスペースを有効に利用する機能性を合わせ持つ家つくりとなった。
Data
- 所在地
- 東京都足立区
- 敷地面積
- 67.77m²
- 延床面積
- 129.05m²
狭小地を最大限に生かした。
夜はライトアップがとても美しい。
バイクを眺めることができるガレージリビング。
玄関ホールに吹き抜けや、ストリップ階段を採用した。ハイサイドのサッシから差し込む柔らかい光につつみこまれ、広がりを感じる空間となった。
2階はリビングダイニングキッチンと洗面と浴室という、パブリックなスペースに集約。床面積13.8坪とは思えない開放的な空間になりました。家族全員が何となしにいつも集まって、各々自由に過ごせる場所として計画当初より拘った空間です。
白を基調とした明るいダイニング。ご主人が赤羽の展示場を一目見て、そのまま採用した、人造大理石のダイニングカウンターが採用されています。
白で統一されたキッチン。照明が空間を映えさせる。
Designer
朝起きて、夜寝るまで……家の中では小さなドラマが続いている。
ずっと続く日常。この生活を心地良く過ごすための家。
ワンシーンを切り取ってデザインするのではなく、人の動きや目線、「つながり」を考えて「家」を創る。
そこには温かな人の生活がある。