アウトドアリビングとは屋外と屋内の中間のような空間です。リビングでも庭でもない楽しみ方ができ、リラックス空間として利用するにはもちろん、おうちキャンプなど、気軽にレジャー気分を味わうことができます。
ただしアウトドアリビングを作る際には事前に確認しておきたい注意点もあります。本記事では、アウトドアリビングの特長に触れながら、後悔しないためのポイントや施工事例をチェックしていきましょう。
【施工事例あり】アウトドアリビングのメリットや知っておきたいポイントを解説
目次
■この記事の監修
ポラスグループの注文住宅ブランド「ポウハウス」
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埼玉・東京・千葉エリアで創業50年超!実績と豊富な知識で、注文住宅に関する情報を分かりやすく解説します。
ポウハウスとは
ポウハウスの施工事例一覧
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ポウハウスとは
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アウトドアリビングって?
アウトドアリビングとは、テラスや中庭などの屋外に作る共有空間のことです。セカンドリビングのような位置付けでもあり、太陽や風などの自然を感じながら家の中にあるリビングとはまた違ったくつろぎの空間を演出できます。アウトドアリビングは家と外の間のような空間なので、ガーデニングに凝ってみたり、家族や仲間とバーベキューパーティーをしたり、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。
手軽にレジャー気分を堪能できるので、アウトドアを楽しみたいけど躊躇している方にもぴったりです。また子どもやペットの遊び場として使ったり、ちょっとしたスポーツを楽しんだりなど運動不足解消にもおすすめです。
アウトドアリビングのメリット
ここでは、アウトドアリビングの三つのメリットについて、それぞれご紹介します。メリットを知っておくと、アウトドアリビングをどう活用すれば良いのかのヒントになります。アウトドアが楽しめる
アウトドアと聞くとキャンプを連想する方も多いのではないでしょうか。一般的なキャンプをするときは、キャンプ場に行ってテントを張ったり、食事や宿泊に必要なさまざまな道具を持っていったり、結構面倒な点もあります。しかしアウトドアリビングを活用すれば、キャンプ場に出向くことなく必要な荷物もその都度家から調達できるので、いつでも気軽におうちキャンプを楽しめます。家と外の間を行き来するおうちキャンプは、普通のキャンプとはまた違ったワクワク感があり、やみつきになるかもしれません。
その他にも、テーブルと椅子を用意して、モーニングティーやアフターヌーンティーを優雅にたしなんだり、家族でバーベキューをしたりなど、いろいろな楽しみ方ができます。アウトドアリビングを活用することで、家でできることがぐっと広がって、おうち時間がより充実したものになるでしょう。
ペットや子どもが遊びやすい
アウトドアリビングは、ペットや子どもの遊び場として活用するのもぴったりです。屋外でありながら家とつながっているので、ペットや子どもが外に飛び出してしまうこともなく、安全に遊んでもらえるというメリットがあります。またペットや子どもの遊ぶ様子が家から見えるので、事故やトラブルの危険がないか、見守りながら仕事や家事などに取り組むことも可能です。仕事や家事の効率アップも期待できるでしょう。
開放感がある間取りになる
アウトドアリビングは室内ではなく、かといってベランダや庭でもない、独自の開放感があります。アウトドアリビングはさまざまな楽しみ方ができる空間なので、家の間取りに余裕がない場合でもインテリアや飾り付けに凝ってみるなどのアイデア次第で、非日常的な空間が実現できます。
仕事や育児で疲れたときなどにも、アウトドアリビングの解放的な癒し空間があれば、ストレスの解消につながるでしょう。
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後悔をしないために押さえておきたいポイント
アウトドアリビングは魅力的な点も多いですが、勢いで始めてしまい失敗するケースもあります。ここではアウトドアリビングを検討するにあたって、押さえておきたいポイントをご紹介します。メンテナンスの大変さを理解する
アウトドアリビングは屋内と屋外の間のような空間ですが、雨風にさらされるなど自然からの影響を直に受ける空間でもあります。アウトドア家具を置く場合は防水性のものにしたり、雨に濡れたときにはすぐに拭き取ってメンテナンスしたりするなど、細やかな管理が必要になるでしょう。またアウトドアリビングがウッドデッキの場合は、年に1,2回の頻度で防水塗料の塗り直しや防腐処理をしたほうが良いです。メンテナンスを怠ってしまうと腐食やシロアリの被害を受けることも考えられ、見た目が損なわれるだけでなく、床が抜け落ちてけがにつながる恐れもあります。
面倒だからと放置せず、安全に利用するためにも短いサイクルで定期的な管理を心がけてください。メンテナンスをしっかり行えば、アウトドアリビングを安全・快適に長い年月楽しむことができ、暮らしの中でなくてはならない空間として大切にすることができます。
動かしやすい家具を置く
台風に見舞われたとき、アウトドア家具を持ち運びづらいということでそのまま放置していると危険です。椅子などが飛ばされて家の壁や窓に当たって壊れてしまうなど、トラブルに発展することがあります。そのためアウトドアリビングに家具を置くときは、持ち運びやすく動かしやすいものを選ぶのがポイントです。キャンプ用品なら、持ち運ぶ前提で作られているのでぴったりですね。
また雨風に弱いアウトドア家具だと、台風や大雨のときに壊れたり、劣化したりすることも考えられます。見た目は木目でもアルミ製でできているものなど、雨風に強いチェアやテーブルが家具メーカーから発売されているものをチェックしてみてください。
ただし機能性の部分も大切ですが、家の外観に馴染んだものを選ぶのもアウトドアリビングを楽しむ上では重要なポイントです。室内のインテリアと色のトーンを合わせたり、テイスト(和風、南国風など)を合わせたりするとミスマッチ感を防ぐことができます。
家具を選ぶ際は「いざというときにさっと動かせて、耐久性もあり、デザインもマッチしている」。この三点を押さえておくと、アウトドアリビングが失敗しにくくなりますし、より快適に楽しむことができます。
プライバシーを守る工夫をする
アウトドアリビングが道路に面している場合などは、そのまま何の対策をしていないと近隣住民や通行人に丸見えになりプライバシーが侵害されてしまいます。そのためアウトドアリビングを作るときは、ウッドフェンスや塀で空間を囲っておくのがおすすめです。目隠しになるだけでなく、アウトドアリビングで遊んでいた子どもやペットが道路に飛び出して、事故になってしまうことも防げます。フェンスや塀を設置する際は目の高さよりも上にしたり、子どもやペットが飛び出さない高さにしたりしておくとより安全です。せっかくの素敵な空間を他の人に見られて居心地が悪くならないよう、プライバシーはしっかり守りましょう。
昼夜を問わず時間を過ごせるようにする
アウトドアリビングは朝や昼の明るい時間帯には、さほど問題なく使えますが、夜になると灯りが必要です。屋外電源があれば夜にアウトドアリビングを使いたいときでも、照明で明るくできます。照明があれば夜にバーベキューやキャンプ気分を味わう際も快適にできます。また、電気が使えることで調理家電を活用したり扇風機やヒーターを外で使ったりできるようになるので、楽しみ方もより増えるでしょう。
なお屋外電源を設置する際は、水漏れ防止用のカバーや、盗電対策用の機器もセットで用意するのがおすすめです。屋外で安全に電気を使うことができ、トラブルも防げます。
天気に配慮する
アウトドアリビングを作る際は、天気に配慮することも大事なポイントです。東屋や屋根付きタープなどを取り付ければ雨避けに、太陽光が強いときは日差しよけにもなります。設置するインテリアグッズも、雨風にさらされて劣化したり壊れたりしないよう、防水機能のあるものや作りの丈夫なものにするといいでしょう。
また台風などが上陸した場合、インテリアグッズが飛ばされてしまう恐れもあります。可能ならアウトドア家具を保管できる野外用収納庫も一緒に設置できるとさらにいいでしょう。
虫対策も忘れずに
室外でのアウトドアリビングを安心して楽しむために、必須になるのが虫対策です。虫が発生したときのために、捕虫器を常備しておいてください。特に夏場はハエや蚊が出やすいので注意が必要です。刺されると危険なハチなどの虫もいるので、虫除け剤を周りに撒く、蚊取り線香を置く、虫避けスプレーを体に吹き付ける、虫除けブレスレットを身につけるなど、できるだけ虫が寄ってこないようにしましょう。また室内からアウトドアリビングに向けて扇風機で風を送ることで、虫が寄り付きにくくなります。
植物をうまく取り入れる
梅雨時や冬など、どうしてもアウトドアリビングを使えない時期があります。こうしたときのために、アウトドアリビングにシンボルツリーなどの植物やお花を植えるなど、ガーデニングエリアを設けておくのがおすすめ。そうすれば家から植物やお花を眺めることができて、視覚的にアウトドアリビングを楽しむことができます。夏の気温が高い時期にアウトドアリビングに出ると、熱中症のリスクが高まってしまうこともあります。こうしたときも無理に出るのではなく、爽やかな植物やお花を眺めるだけでも涼むことができます。ただし枯れないように水やりは怠らないようにしましょう。
ご近所トラブルに注意
アウトドアリビングを使用する際は、自分たちだけが楽しめば良いわけではなく、近隣の方へ迷惑がかからないことが前提です。アウトドアリビングは周りを囲っていたとしても外と変わらないので、声のトーンやBGMの音量などには気を遣うようにしましょうまたバーベキューを行う時にはどうしても煙やニオイが漏れてしまいます。時間帯をはじめイベントの頻度を減らすなど、近所迷惑にならないような配慮を忘れないようにしましょう。
ポウハウスの施工事例
ここではポウハウスの施工事例を5つご紹介します。それぞれの物件にはアウトドアリビングのエリアがあり、どれも設計士の工夫が満載です。アウトドアリビングを家に作りたい方は、実際の物件をいろいろ見て、参考にしてみてください。施工事例1
物件名「外と中が繋がるZEHの家」。ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)でありながら、リビングの空間の広さと庭への大開口窓が開放的なお宅です。屋内の床や天井には柔らかな質感の無垢材が使用され、朗らかで温かみのある雰囲気を醸し出しています。「家族がのびのび穏やかに暮らせる」「家族が自然とリビングに集まる」という希望を叶えたデザイン設計です。全開放できる窓がウッドデッキへつながっているので、室内との往来がしやすくバーベキューなどを楽しめます。ウッドテイストとブラックアイアンの手すりが家との一体感を出しています。
施工事例2
物件名「斜めリビングの家」。「日陰のテラス」と「日向のリビング」という対照的なインテリアスタイルを取り入れた、心と体が自然体となるお家です。リビングとテラスを斜めに切り取ることで、視覚的にテラスがリビングとつながり、室内外が一体となった開放感を演出しています。深いひさしがついているので雨風が気にならず、道路側の壁はプライバシーが侵害されないよう、窓の配置を工夫しています。キャンプ用のコンパクトチェアや薪をおいておくだけで、アウトドア感を味わうことができます。
施工事例3
物件名「OUTDOOR ROOM」。建物へ大きく切り込んだ中庭が公園に接しているので、子どもが学校や遊びで帰ってきたときに、その様子も確認できるエントランス的な要素もあります。ダイニングキッチンのすぐ横には大開口の窓があり、アウトドアリビングが続きます。公園と家がつながるようなデザインになっているので、昼には子どもが遊ぶ声、夜には虫の鳴き声が聞けて、暮らしに活気が生まれます。
施工事例4
物件名「マリアージュ」。シンボルツリーが植えられた中庭のモダンなテイストと室内のウッドな印象が見事にマッチした建物です。壁とひさしでアウトドアダイニングを作っており、開放感という言葉だけでは表せない心地良さを演出しています。横長に作られたイスと床と同素材で作られた机は、一人のティータイムはもちろん大人数でも楽しめる空間となっています。壁の反対側には目隠しのフェンスもあり、プライバシーも守られる設計です。
施工事例5
物件名「picturesque」。四季の移ろいを五感で味わえる至極のリビング。都会の喧騒とは無縁の、ホテルライクな住まいです。ハンモックで読書をしたり、何もしない贅沢を楽しんだり。コロンとした丸みのあるプフに腰掛けながら、春には眼前に咲く桜を独り占めできる一等地となります。まとめ
アウトドアリビングはテラスや中庭などの屋外に作る、第二のリビングのような空間です。太陽や風などの自然を感じながら、屋外でも屋内でもないくつろぎの空間を楽しめます。
アウトドアを楽しんだり、解放的な気分を味わえたりなどのメリットもあるなか、メンテナンスに気を配る必要があるなど注意点も多いです。しかしそのポイントを押さえれば、アウトドアリビングは暮らしに豊かさや充実感をプラスしてくれる、家族に無くてはならない空間になるでしょう。
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