猫と暮らす中庭のある家
猫ちゃんが自由に外を眺められる環境を確保しながら、カーテンなしでも過ごせる中庭のあるお家。リビングはいつも明るく、2階フロアにはお施主様の遊び心が詰まっています。担当したデザイナー自身も猫が好きなため、蓄積したノウハウを活かし、猫ちゃんたちが快適に過ごせるよう細かな工夫を随所に施しました。
Data
- 所在地
- 埼玉県
- 敷地面積
- 160.06m²
- 延床面積
- 111.78m²
外壁のコントラストがシックで落ち着いた印象を与える外観。周囲の街並みに調和しながらも目を引く、洗練されたデザインです。シンプルな外構がカースペースに奥行きを生み出し、住まいを引き立てています。
建物正面に配置した格子や木質の玄関ドアが外観を彩るアクセントに。格子の外からは内部の様子が分かりにくく、陽光に恵まれた南西向きの立地を活かしながらプライバシーにも配慮しました。
LDKはキッチンからダイニング、キャットウォークのあるリビングまで一直線につながります。ペニンシュラ型のキッチンは回遊動線を確保し、階段からのアクセスがスムーズなのもポイント。床材はお手入れがしやすい朝日ウッドテックの突板、ブラックウォルナットの落ち着いた色味です。
リビング開口部の向きとテラスの位置により、プライバシーをしっかり確保したくつろぎのリビング。テラスは壁面を隣家側に配置し、道路に面するカースペース側の格子が外部と程よいつながりを創出。心地良い光に満ち溢れた、“カーテンなしで暮らせるお家”を叶えました。
リズミカルに取り付けたキャットステップと自由に過ごせるキャットウォーク。それぞれに本物の木素材を使用し、リビングの床と色味を揃えて雰囲気を統一しました。高い所が好きな猫ちゃんが思い思いに過ごしたり、上下運動で体を動かせるお気に入りの場所です。
LDKはキッチンからダイニング、キャットウォークのあるリビングまで一直線につながります。ペニンシュラ型のキッチンは回遊動線を確保し、階段からのアクセスがスムーズなのもポイント。床材はお手入れがしやすい朝日ウッドテックの突板、ブラックウォルナットの落ち着いた色味です。
キャットステップの下部や畳コーナー近くに設けたニッチなど、目立たない位置に猫トイレをご用意しました。トイレの処理も手軽にでき、猫グッズの収納などにも役立ちます。キャットウォークから続く2階にも猫トイレを設置し、1匹分多めのトイレスペースを確保しています。
猫ちゃんがのびのび自由に歩き回れるように中庭を計画。中庭から外を眺められつつも外へは逃げないように、格子の間隔をお施主とお打ち合わせしています。デッキスペースでは、外の空気を感じながらバーベキューなどを楽しまれてるそうです。
スタディーカウンターを設えた畳コーナー。お手入れのしやすさと美しさを兼備した畳を採用しました。肌触りが心地良いので家族も猫ちゃんも一緒に、ゴロンと横になってくつろげます。畳コーナーの下には収納スペースを設け、デッドスペースになりがちな部分を活かしました。
リビング階段を上ると2階天井から1階リビングへと伸びる登り棒がお出迎え。2階の床部分を外してストンと1階へ降りたり、登ってトレーニングをしたりと親子で楽しめます。
他にも梁あらわしを利用した懸垂用の鉄棒を設けており、遊び心たっぷりのフロアになりました。
リビングの上に位置する2.5階。2階ホールから少し高さのあるロフトのようなスペースです。2階にある浴室からの動線が良いのでお風呂上りにゆっくり過ごせるよう、スーパー銭湯の休憩室をイメージしました。
カウンター上部にブックシェルフを設え、シンプルで無駄のないスマートな空間に仕上がりました。書斎をリビングから離れた2階に配置することで、お仕事や趣味などに集中できます。