GOOD DESIGNAWARD

2012年度受賞 ポラテック本社ビル ウッドスクェア

ポラテック本社ビル ウッドスクェアの画像

ポウハウスショールーム

審査員の評価EVALUATION

本受賞対象をはじめ、鉄骨を木で覆い耐火性能を持たせた木質ハイブリッド構造躯体の建物はすでに先行例はあるが、国内ではまだ事例が少なく、本対象が実現しているように、木質系の素材の持つ暖かさや、国内林業の活性化のためにも更なる普及が望まれる。工事費が高くなることが普及のネックとなっていると考えられるが、構法上の革新的な試みやデザイン上のサポートでコスト軽減ができるなどの提案も必要だろう。企業理念を体現して木材を積極的に有効に使用しており十分評価に値するが、外壁、構造材、内部仕上げ材、什器家具を一貫したデザインポリシーでコントロールするなど、さらなる検討も求めたい。

設計の趣旨DESIGN SUMMERY

木質ハイブリッド構造に使用する木部を国産のカラマツ間伐材を利用することで、大量に国産木材を使用しました。(641立米使用、住宅換算で約105棟分)その他にも床仕上材に国産栗の無垢材、オフィス机に国産桧集成を使用し、国内林業の活性化に貢献すると同時に、温かみのある快適な空間を実現することで、使用する社員からも地域住民からも長く愛されるオフィスビルを目指しました。

木に囲まれて仕事をする。

柱・梁の木質ハイブリッド躯体以外にも、オフィス机及びキャビネットを国産桧で製作、床に栗の無垢床を一部使用するなど、木質感あふれる空間に仕上げ、従来の無機的なオフィス空間のイメージを払拭しました。

新技術・木質ハイブリッド躯体を採用

一般的に「木は火に弱い」というイメージがありますが、厚みのある木材は火災時に表面は焦げても中までは燃え広がりにくいという性質をもっており、その性質を活かしたのがこの「木質ハイブリッド構造躯体」です。国内では3例目ですが、過去の2例は外周部の柱のみの使用で、内部も含め柱・梁の大半での採用は今回が初めてとなり、建築規模としても最大規模の建物となります。

 

耐火被覆材として使われている木材は長野県産のカラマツで641立米を使用、住宅換算で約105棟分を使用したことになります。木質ハイブリッド躯体の活用したビルが今後増えれば、国内林業に対する需要が高まり、サスティナブルな木材資源利用サイクルの活性化にも繋がると考えます。

デザイナーの想いDESIGNER'S FEELINGS

「木の可能性」を広く世の中に伝えること。木のある暮らしがいかに私たちに恩恵をもたらしているか。それは伝統的な日本家屋にのみならず、学校や病院、地域コミュニティ、子供たちの遊び場など。木に寄り添うことは、命に触れることであり、木の命から発せられるぬくもりや強さが、私達に「生きる力」を与えてくれます。木の持つ可能性は無限であり、それをこの建物を通じて感じてほしいと思います。

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