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無垢の家の特徴やメリットは?メンテナンス方法や施工事例も紹介

無垢の家の特徴やメリットは?メンテナンス方法や施工事例も紹介

家の建築や購入を検討する際には、どんな家がいいのだろう、どんな家が住みやすいのだろうと迷われる方が多いでしょう。

見た目や機能性など、こだわりたいポイントは山のようにあっても、予算の都合も考えながら決めていかなければならず、頭を抱えることも多いと思います。

そこでおすすめしたいのが、無垢の家です。無垢の家とは、合板や集成材のように木々を張り合わせた人工的な材木ではなく、一本の木から切り出した何も加工されていない木材(無垢材)を使った家です。

天然木本来の香りや手触り、一つとして同じものはない風合いが楽しめるなどが無垢材の特徴です。

今回は無垢の家の特徴やメリット・デメリット、メンテナンス方法、施工事例などを紹介します。住まい選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。



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無垢の家とは?

無垢材をメインに使用した住宅を、無垢の家と呼びます。無垢材は、丸太から必要な形を切り出して加工するもので、接着剤などは使用しません。

無垢材は、日本だけでなく世界中で、古くから住宅の材料として使用されてきました。日本では、縄文時代の高床式倉庫や神社仏閣にも使用されており、現在でも日本建築でよく使用される材料の一つです。



【施工事例】無垢の家

無垢材の種類

無垢材にはさまざまな種類があり、特徴が異なります。ここからは針葉樹の無垢材3つ、広葉樹の無垢材4つについて詳しく解説していきます。



【施工事例】無垢の家

針葉樹

針葉樹でよく使われる無垢材は、スギ・ヒノキ・松(パイン)です。一つずつ特徴を解説していきます。



スギ

スギの木は古くから親しまれてきた木材で、住宅にもよく使われてきました。スギはまっすぐに育つので、木目もまっすぐになりやすく直線的な美しさが感じられるでしょう。

また成長が早く柔らかいところが利点で、加工がしやすくさまざまな形へとアレンジしやすい、豊富なデザインを表現しやすいのが特徴です。



ヒノキ

スギと同様、日本では昔から愛用されてきた木材で、白くて上品な木肌と思わず深呼吸したくなる程の香りが特徴です。

高級温泉宿などに使われていることが多いため、価格が高いイメージを持っている方も多いと思いますが、他の無垢材と比較すると価格変動が激しい傾向があります。



松(パイン)

松はカラマツやアカマツといった木材が該当します。松の木は節が多く、自然材としてのナチュラルさが感じられる点が特徴です。スギやヒノキのように美しい木目というよりは、しっかりと天然さが見られるので木目を楽しみたい方にはおすすめでしょう。

また、使えば使うほど色艶がよくなるので、経年変化も楽しめます。



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広葉樹

広葉樹でよく使われるのはオーク(ナラ)・メープル(カエデ)・ウォールナット(クルミ)・カバの4つがあります。それぞれの特徴について解説していきましょう。



オーク(ナラ)

オーク(ナラ)はウイスキーの樽や船に使われることが多く、耐水性・耐久性があります。家でいえば、床よりも家具の材料としてよく用いられ、重厚感のある見た目が人気です。

落ち着いた色合いなので高級感がありますが、比較的価格は安く購入しやすいところも魅力の一つでしょう。



【施工事例】暮らしにゆとりを纏う家



メープル(カエデ)

メープル(カエデ)は色が明るく艶のある見た目が特徴で、床材として多く用いられています。耐久性が高く、衝撃に強い点も床材として好まれる理由の一つでしょう。

無垢材の床に憧れるけれど傷つくのが心配という方は、メープル(カエデ)を床材に使用することをおすすめします。



ウォールナット(クルミ)

世界三大銘木にも数えられるウォールナットは、深いブラウンの色味が美しい木材です。耐久性に優れ、温度や湿度で変形しにくいことから高級家具に多く使われています。

木目がまっすぐに整っており、肌触りも滑らかでツルツルなので、高級感を存分に味わえる木材です。



【施工事例】sense of space



カバ

北海道など寒い場所で採れる木材なので、堅く耐水性に優れている点が特徴です。カバ材の耐水性に優れている点を活かして、水回りなどでよく使われています。



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無垢材の産地別の特徴

無垢材には国産のものと外国産のものがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、一つずつ紹介していきましょう。



国産

環境の変化による影響が少ない

国によって気温や湿度などの環境は異なり、特に日本は春夏秋冬でガラリと気候が変わります。

国産の木であれば、そんな環境の変化が激しい日本で育ってきているため、季節の変化によって割れや反りなどが起こりにくく使いやすいというのがメリットです。

無垢材は人工材に比べて環境の変化を受けやすいといわれているので、こういった点にも注意するとよいでしょう。



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美しく高品質

四季折々の変化や国土の狭さなどから、のびのびと広大な自然で育つことは難しいのが国産の無垢材です。しかし、一定のストレスを受けながらたくましく育ってきたからこそ、目の詰まった丈夫な木材になり、住宅に使えるほどの耐久性が生まれます。

また、防腐剤や防虫剤などの加工をする必要がないため、その木材が持つ美しさが保たれていることが多いです。



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供給が安定しない

国産の無垢材のデメリットは、供給が安定しないことです。日本の林業は衰退していく一方で、国産の無垢材の需要は高まっているといっても、なかなか生産流通ルートが安定しません。価格もそれに伴って高騰し、国産の無垢材は気軽に購入しづらいというのが現状になっています。



外国産

安価で手に入る

流通量が多いため、質も価格も安定している無垢材を購入することができます。大量生産・大量販売のルートが確立されているので、購入も容易でしょう。

また、日本と異なり広大な土地で育った木材なので、太い木が多く幅広の木材が取りやすいことも特徴です。無垢材を使いたいけれど費用がネックという方は、外国産のものを検討してみてください。



薬剤によるリスク

輸入材は木材の品質を保つために、強い防腐剤や防虫剤が使われていることが少なくありません。使用されている理由は、海外の害虫が日本に入ることを防ぐため、輸送時間が長いため等が挙げられます。一度注入された薬剤は完全に木材から抜けきることはなく、木材加工をした後でもある程度残ってしまうというリスクがあるでしょう。

抜けきらずに残った薬剤が染みた木材が住宅に使われた場合、シックハウスの原因となることも考えられます。外国産の無垢材が必ずしもアレルギーを引き起こすわけではありませんが、こういったリスクも考慮しておきましょう。



国際情勢による影響

外国産の木材は国際情勢による影響を受けやすい傾向があります。たとえばコロナ禍、海外では在宅勤務者が激増したことで、リフォームする方が増え、材料となる木材が足りずに高騰しました。日本でも輸入木材の調達が間に合わず、国産木材で対応することもできなくなり、住宅建設の費用が跳ね上がってしまったのです。

輸入に頼らなければいけない外国産の無垢材は、どうしても海外の動きに左右されるため、予想外の事態に陥るケースがあるということを覚えておきましょう。



無垢の家の特徴やメリット

無垢の家の特徴やメリットについて、5つ紹介します。どれも家族で過ごす家においては大切なことなので、ぜひチェックしてみてください。



木の本来の味わいを楽しめる

無垢材は一つとして同じものはない唯一無二の素材です。木目や色合い、手触りなど木本来の味わいが楽しめるでしょう。同じ樹種であっても、個体間での差や切り方で異なるため、世界で一つだけという希少価値があります。

また、無垢材の香りはまるで森林にいるかのような気分を味わわせてくれ、毎日過ごす自宅を心地よい空間にしてくれるでしょう。香りについては好き嫌いがあるので、好みのものを見つけてみてください。



【施工事例】森林浴ハウス



経年変化で深みが増す

人工材は建てた時が最も綺麗で、その後は劣化していきますが、無垢材は経年変化を楽しめます。はじめは切り出したばかりの香りや色を存分に楽しめ、使えば使うほど色に深みが出たり艶が出てきたりするので、その時々で違った良さを感じられるでしょう。

まるで革のように育てていけるので、長年過ごす自宅に無垢材を使うことは、一緒に成長していく相棒を迎えたような感覚になります。



【施工事例】グリーンと暮らす陽光溢れる家



調湿効果で快適に過ごせる

無垢材には調湿効果があり、室内の湿度を一定に保ってくれます。日本のように四季で大きく湿度が変わる環境においては、嬉しい効果でしょう。梅雨のジメジメする時期は吸湿、冬の乾燥する時期は湿度を上げてくれるので、1年を通して快適に過ごせます。



【施工事例】外と内が繋がるコンパクトハウス



化学物質を含まず安心

無垢材は切り出したそのままの木であるため、接着剤などの化学物質が使われていません。肌が敏感な赤ちゃんや子ども、ペットなどが家族にいる場合は、できるだけアレルゲンの可能性となる物質を排除した無垢材の使用がおすすめです。

シックハウス症候群などは何が原因で起こるかわからないため、可能な限り自然のものを使うのがよいでしょう。



肌触りが良く素足で過ごせる

無垢材は調湿効果があることや手触りがよいことから、1年中素足で歩いても気持ちよく過ごせます。夏はサラサラしてひんやり、冬はすべすべであたたかいといったように、季節に合わせて、木が呼吸してくれるので快適です。

靴下が苦手な方や小さな子どもがいるご家庭であれば、家の中で靴下を脱いで素足で過ごせることがメリットとなるでしょう。



無垢の家の注意点

次に無垢の家の注意点について、5つ紹介します。日常生活で気を付ける点も含めて解説するので、無垢の家を検討している方はぜひ参考にしてください。



傷が目立つことがある

無垢材は加工されていない木材なので、傷がつきやすいという一面があります。スギやパインなどは特に柔らかく、物を落としたり引っかいたりすると衝撃で傷がついてしまうこともあるでしょう。

ただし、無垢材は水を含んで元に戻ろうとする性質があるため、少し水分を加えてやると木が膨張して傷やへこみが目立たなくなることもあります。人工材は傷つくと、塗装が剥げて自力では元に戻せなくなりますが、無垢材の場合はこのように直せることもあるので、そこまで気にしなくてもよいかもしれません。



隙間や反り、ひび割れができる

無垢材は調湿作用があるため、季節や家の湿度によって隙間が空いたり反り返ったりすることがあります。空気中の水分が少ない冬には、無垢材が少し小さくなるので隙間が空き、梅雨などの湿気が多い時期は膨張して隙間が詰まるといった現象が起こるでしょう。

このような隙間や反りをできるだけ解消するためには、事前に使っている無垢材に含まれる水分の割合(含水率)を知っておくことが大切です。一般的に含水率が28%の飽和点と15%の気乾状態の間で、反りやひび割れが起こりやすいといわれているので、参考にしてください。



水で変色することがある

無垢材は水を吸い込むと変色することがあります。理由は、無垢材には無数の穴が開いており、そこから水が浸透していってしまうからです。水が染み込んでしまうとシミになってしまうため、飲み物などをこぼしてしまったときはすぐに拭き取りましょう。

よくやってしまいがちなのが、落ちにくいものを落とそうと水をたくさん含んだ雑巾で拭いてしまうことです。これをしてしまうと、無垢材が水分を吸収してしまうので、乾拭きするか硬く絞った雑巾を使うようにしてください。



コストが高くなりやすい

無垢材は国内での流通経路が確保されにくく、また切り出しや加工などに多くの人手がかかることから、どうしてもコストが高くなりやすいです。

切り出しや乾燥をする工程で、どうしても使えない部分が出てくるため、利用できる部分の割合は減ってしまいます。そうなると、大量に生産できる人工材と比べて割高な印象を持ちやすいでしょう。



暖房器具に注意

無垢材は乾燥すると隙間ができたり、ひび割れたりする恐れがあるので、暖房器具の使用には注意が必要です。オイルヒーターや湿度調整ができるエアコンであれば、空気中の湿度が大きく変わらないため、問題なく使えますが、床暖房やこたつ、ホットカーペットなどは要注意です。

また湿気を与えすぎてしまう暖房器具も、控えた方がよいでしょう。石油ストーブやガスストーブなどは大量の水蒸気を発生させるため、無垢材にカビが生えてしまう原因になるかもしれません。無垢材を使う際には、できるだけ暖房器具を使わないで済むような住宅づくりを目指しましょう。



無垢の家のメンテナンス方法

ここからは無垢の家のメンテナンス方法について、3つ紹介します。無垢の家で快適に過ごすためには、これらを怠らないようにしましょう。



定期的な乾拭き

無垢材のお手入れは基本的には乾拭きで行います。無垢材の「水を吸う」という性質を考慮して、濡れていない雑巾を使って汚れを落としていきましょう。

日常の汚れ程度であれば、毎日乾拭きをしていればこびりついて落ちにくいということもないので、軽く拭くことをおすすめします。どうしても水拭きしたい場合は、きつく絞ったものを使うようにしましょう。



サンドペーパーを活用

乾拭きや水拭きでは落ちない汚れがついてしまったときは、サンドペーパーで少し表面を削るのも一つの手です。汚れを削り取るイメージで行うと、きれいに落ちることもあります。人工材だと塗装が剥げて見た目が悪くなってしまいますが、無垢材であればその心配も不要です。

削ったすぐはその部分だけ色が浮いているように見えるかもしれませんが、しばらく経つとまわりになじむようになります。削りすぎてへこみが目立たないように注意してください。



年1回のオイル塗装

無垢材の加工としてオイル塗装がされている場合は、年に1回オイルを塗ってあげるとよいでしょう。オイルを塗ることで手触りや艶、木の風合いなどをしっかりと残してあげることができます。

オイルを塗る際は、まずは掃除機や乾拭きなどで表面の汚れを取り除いてから行いましょう。その上で木目に沿って塗るのが大切なポイントです。大きな汚れや隙間が気になるときは、自力でなんとかしようとせずプロにメンテナンスを頼んでみてください。



無垢の家の施工事例

最後に無垢の家の施工事例を5つ紹介します。どの家も無垢材を効果的に使用し、自然らしさあふれる素敵な住宅です。ぜひ今後の家づくりの参考にしてください。

全ての床を無垢フロアで統一

この家は、すべての床に無垢材を採用しています。無垢材ならではの優しい肌触りと木の香りが、家族の暮らしに癒しと安らぎをもたらします。

また、天井や梁にも部分的に無垢材を使用し、木目の美しさを活かしたデザインで、奥行きと広がりのある空間に仕上げました。

【施工事例】無垢の家
【お客様の声】全ての床を無垢フロアで統一したこだわりの家



自然を感じる吹抜けを設置

落ち着いたシックな色合いの無垢材を贅沢に使用することで、住まい全体を引き締め、スタイリッシュで上質な空間を演出しています。

無垢材ならではの深みのある色調が、年月とともに味わいを増し、住む人に寄り添いながらその魅力を深めていくでしょう。さらに、無垢材とスチールを巧みに組み合わせることで、武骨でワイルドな印象を加えました。

【施工事例】無垢×スチール(千葉県柏市)



陽だまりに包まれる木格子

この住まいは、明るく柔らかな色合いの無垢材を使用し、家全体を優しい光で満たす空間に仕上げています。使用したのは、パイン材で、軽やかな木目と柔和な色調が特徴、どの部屋にも明るさと自然の温もりをもたらします。

特に注目すべきは、格子や階段、リビングの床、そして梁に至るまで、統一感のあるパイン材を採用している点です。これにより、家全体に一貫したデザインの美しさが生まれると同時に、パイン材特有の経年変化を楽しめる住まいとなっています。

【施工事例】パイン材特有の経年変化を楽しめる家(千葉県)



素材と暮らす“おうち旅館”

この住まいは、日本の伝統美と無垢材の魅力を融合させた特別な一邸です。建材にヒノキをふんだんに使用しており、その香り高い木肌が、まるで高級旅館にいるような安らぎと品格を漂わせています。

ヒノキならではの温かみのある色合いと滑らかな手触りが、訪れる人々を迎え入れる玄関から感じられるでしょう。

施工事例「【埼玉県越谷市】体感すまいパーク越谷 和美庵」



二つのヴォイドで繋がる都市型住宅

この住まいでは、天井や柱に無垢材を効果的に取り入れることで、木目の美しさを際立たせたアクセントを生み出しています。

自然素材ならではの温かみのある表情と質感が、家全体に落ち着きと洗練された雰囲気をもたらし、住む人に安心感を届けるでしょう。また木目が織りなす一つ一つ異なる模様は、訪れる人に視覚的な楽しさを与えます。

施工事例「【埼玉県朝霞】体感すまいパーク朝霞 アルジール」



まとめ

無垢材は1本の木から切り出して作る天然材で、見た目の美しさや手触りがよいだけでなく、調湿効果などの機能性も高い材料です。無垢材を使った家は、まるで森林にいるかのようなリラックス感を味わえるでしょう。

無垢材を使うにあたって、いくつか注意点はありますが、定期的なお手入れや水濡れに気を付けていればいつまでもきれいに使えます。経年変化を楽しめる樹種であれば、家族の歴史とともに歩む相棒として大切に育てていくこともできるでしょう。

無垢の家に興味がある方は、ぜひ一度実際に無垢材を使った家をご覧いただければと思います。無垢の家の魅力を、自分の目や手で確かめてみてください。

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