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和風モダン住宅にあえて土間を取り入れる意味とメリット

和風モダン住宅にあえて土間を取り入れる意味とメリット



1、意外に相性抜群?和風モダン住宅に土間を入れる意味

土間施工事例 和美の別邸
 日本で伝統的に取り入れられてきた建築工法のひとつに土間があります。昔ながらの農村地域などで多く見られるスタイルですが、機能的にもすぐれているとしてここ数年は都市部の注文住宅などでも取り入れられるケースが増えてきています。

 第一のメリットは、外からの汚れを直接室内に持ち込まずにすむことです。玄関部分に専用スペースを確保することによって外と室内との中間地点ができ、畑から持ってきたばかりでまだ土がついている野菜などをいったん保管しておくことができます。農村地域で活用されてきたのは、そのような理由があるのです。
 大型の荷物を置いておくスペースとしても最適です。自転車やバイクなど汚れのつきやすいものの専用スペースにすることで雨や泥などを気にせず、屋内での暮らしを楽しむことができます。
 ちょっとした来客時にも効果を発揮します。たとえば、新聞の勧誘やキャッチセールスなど、部屋のプライベートな部分は見せたくないけれど玄関先で応対するのはなんとなく失礼などという場合にも、屋外と室内との緩衝地帯がもうけられていれば落ち着いて話ができますし、相手にも不快感を与えずにすみます。これもまた、御近所同士のコミュニケーションが比較的さかんな農村地域のコミュニティを守るための生活の知恵なのかもしれません。
 汚れを気にしなくてすむというメリットを利用して、キッチンの床に配置するのもひとつのアイディアです。キッチンは家の中でも最も水による汚れがつきやすく、フローリングではメンテナンスに苦労するという声がよく聞かれます。その点、排水性にすぐれ汚れをある程度放置できるスペースをキッチンにつくれば普段のお手入れも格段に楽になります。

2、和風モダン様式に土間を入れるデメリット

 日本古来の伝統様式は上手に活用すれば暮らしをいろいろな意味で支えてくれますが、その一方でデメリットについても慎重に考慮しなくてはなりません。
 暮らしに直接影響を与えるという面でのデメリットといえば、冬場の底冷えが挙げられます。コンクリートをむき出しのまま放置しているような状態のため、冬場は外気温の冷たさが直接的に伝わってしまい、断熱効果がほとんど期待できないのです。また、反対に熱気も溜め込みやすいという特徴があり、たとえば近くに冷蔵庫などを配置すると、本体が放出する熱を吸収して真夏でも熱くなってしまう場合があります。注文住宅に取り入れる場合は最大の特徴である蓄熱作用を考慮に入れたうえで、冬場にはとくに高性能の暖房器具を併用するなど、厳重な寒さ対策が必要になります。
 空間的な非効率性もデメリットのひとつです。もともとフラットな空間の一部をあえて若干低くする手法ですから、必然的に空間が分割されることになります。あらかじめ分割されることを想定したうえで配置する場合は問題ありませんが、リフォームなどで急遽分割が必要になった場合には空間がより不便なかたちで分けられることになりかねません。また、年齢を重ねるにつれて分割によって生まれた段差が億劫になるケースもあります。最近注目のスキップフロアと同様、導入にあたっては体力がなくなってからのこともよく考え、必要に応じてバリアフリー設計に切り替えられるような工夫が必要になります。
 ここまで見てきておわかりいただけたかもしれませんが、デメリットはメリットの裏返しです。ちょっとした工夫次第で欠点を利点に変えることができます。注文住宅設計の際は専門家のアドバイスを取り入れたうえで最適な手法を取り入れましょう。

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3、和風モダン住宅の土間設計で後悔しないためには?

土間施工事例 加平展示場
 プロのアドバイスを最大限に取り入れ、理想を思いきり追求した注文住宅も、暮らしていくうちにいつしか経年劣化し、あちこち修繕する必要が出てきます。住宅のリフォームで最も多いのはキッチン、トイレなどの水まわりと言われています。水まわりはとくに年月による劣化が激しく、場合によっては大がかりな改修工事が必要になるケースがあります。
 リフォームの依頼が多く寄せられるのが寝室です。ベッドルームは1日の始まりと終わりを清々しい気分でむかえたい場所であり、ユーザーの理想を最大限に実現したい空間でもあります。住まいを事前にチェックするのは日中の時間帯が多く、早朝や深夜のベッドルームの快適さを知る機会はほとんどありません。そのため、実際に入居してはじめて空間的な違和感に気づき、あわてて改修工事を行うケースが多いようです。
 注文住宅を購入するうえで大切なのは、夫婦間での意見をすり合わせておくことです。住まいはほとんどの人にとって一生に一度の買い物になるため、それぞれの理想や譲れないポイントがぶつかり合い、決定的な亀裂につながりやすいと考えることができます。設計前の段階で納得のいくまでとことん話し合い、最終的にはきちんと意見を一致させる、というのが理想の住まいづくりのパターンです。
 夫婦だけの問題ではありません。子どもがある程度成長している場合は、子どもの意見を取り入れる必要があるでしょう。また、両親世代との同居を視野に入れている場合はそちらのほうの要望を反映させることも重要です。夫婦、両親、子ども、それぞれの願望をひとつひとつ意味のあるかたちにして、理想の住まいをつくっていく、それはまさに「みんなのいえ」なのです。

4、和風の家の特徴とは

土間施工事例 和美の別邸
 近年では洋風の住宅が増えてきており、特に分譲住宅ではほとんどが洋風住宅となっています。しかし、ここ最近では昔ながらの日本の和風住宅が人気を集めてきています。主に注文住宅で建てる方法になりますが、昔ながらの日本の家ということで落ち着きを感じる人も多いと言われています。日本ならではの家と言っても様々な特徴があります。これから和風で建てたいと思っている方のためにもここではどんな特徴があるのかについて紹介をします。
 1つ目は門を構えた入り口があることです。基本的に洋風な作りでは入り口に大きな門があるということはほとんどありませんが、日本では一般的に住宅地の道路に歩道が少ないので公共のスペースとして私有地との境目に門を設けているところがあります。門と言っても比較的大きいですし、コスト的にも門があるのとないのでは変わってくるので、通常の分譲住宅で作るということはほとんどなくなりました。しかし、注文住宅なら昔ながらの門の再現まで行うことができるでしょう。
 2つ目は塀で囲むことです。近年の洋風で建てられている分譲住宅などは家を塀で囲むということはコスト的にもあまりありません。基本的には柵などを利用して囲むことがほとんどですが、昔ながらの日本の家はプライバシーを守るためにも塀や壁で覆っているところが多くなっています。これはプライバシーを守ること以外にも高級感が出るため、和風の中でも人気の形です。
 3つ目は屋根瓦です。日本は世界の中でも雨が多い国になるので、近年では屋根瓦で家が建てられるということは減ってきています。屋根瓦は昔は劣化すると雨漏りなどに繋がると言われていましたが、近年では技術も向上しているので、雨を弾くような作りも可能になっています。屋根瓦は洋風な屋根に比べると高級感もありますし、和風の印象を与えられる重要な部分になるので屋根瓦を使用したいと思っている人も多いと言われています。
 その他にも床が暖かいといった特徴があります。近年では比較的安いフローリングタイプが増えていますが、床暖房が無ければ素足で歩くときに冷たいと感じることがあります。それに比べて畳は床暖房などが無くてもフローリングほど冷たいと感じることはありません。暖かさがある点は魅力的です。このようにここでは一部分を紹介しましたが、和風には様々な特徴があります。



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5、失敗しない間取りの考え方

土間施工事例 影楽庵
 家を建てるという場合には注文住宅と分譲住宅のどちらかを選ぶ人が多いですが、和風にしたいという要望などがあるなら注文住宅を選択すると理想通りに建てることができるでしょう。しかし、慎重に考えないと後々間取りなどで失敗したと後悔をすることもあるので、一つひとつのことを慎重に考えることは大切です。その中でも間取りは重要になるので、ここでは間取りを考える際のポイントについて紹介します。
 1つ目は気持ちのいい光が家の中に入るかどうかです。例えば家が完成してから光が入ってこないと後々気付いても変更することは難しいので、事前にどのように作ったら光を上手くとり入れることができるのかなどを業者と話し合って決めるようにするといいでしょう。もちろんあまり光が強く当たってほしくない場所もあるでしょう。全ての部屋に光が入るように作ってしまうと、これも後悔する可能性があるので、光をとり入れるところと入れないところを考えながら決めていくことが大切です。
 2つ目は生活動線です。生活動線はそれぞれの家庭によって異なりますが、例えば子供がまだ小さいという場合には将来的なことも考えながら生活動線について検討するといいでしょう。
 3つ目はコンセントの位置です。和風をイメージし過ぎてコンセントが少なくて失敗したという人は多く存在しています。今では多くの家電があるので、コンセントの配置や数にもこだわった方が後悔することはありません。
 このように、間取りに関しては考えたいことが色々ありますので、失敗したくないと思っている人は前もって生活スタイルをイメージしておくといいでしょう。

6、注文住宅はどこに依頼する?

土間施工事例 体感すまいパーク東浦和
 和風の家にしたいという場合は注文住宅を選択する人が多いのですが、ここで重要になるのがどこの業者に依頼をするかです。実際に注文住宅で家を建てることが出来る業者はたくさん存在しています。選び方は重要になりますが、まず大切なのが展示場の見学ができるかどうかです。展示場を見ることのメリットとしては家の設備や使用されている材料などを実際に目で見て確認することができることです。そうすることで、どんなデザインにしたいかイメージもしやすくなるので、より理想的なマイホームを建てられるでしょう。
 業者の資料も見ておきましょう。資料はネットから請求することができますが、資料を見ることができればどんな家を完成させられるのかなどを見ることができます。何も知らずにいきなり注文してしまうと後悔をする可能性もあるので、まずはどこの業者に依頼をしたいのかについて考えましょう。

7、和風モダンの家を建築するメリットとは

土間施工事例 風と住まう
 従来に比べると現代は和風よりも洋風なデザインが人気を集めていますが、それでもあえて和風を選んで家を建てているという方もたくさんいます。なぜ和テイストの家を建てるのかというと、和テイストならではのメリットがたくさんあるからです。具体的にどんなメリットがあるのかこれから建てようと思っている人は気になっている方も多いでしょう。ここでは和風の家を検討している人たちのために和テイストにはどんなメリットがあるのかについて話します。
 1つ目は素足でも心地よい生活を送ることができるからです。和風の住宅と言っても作り方で異なりますが、中には畳を中心とした家を建てている人もいます。例えば洋風だとフローリングタイプが多いですが、日本では靴を脱いで生活をするので、フローリングを素足で歩くと冬は冷たいと感じたり、夏はベタベタと不快感があったりすることがあります。靴を脱いで生活をする習慣があるので、素足等で歩いても不快感がない床材を選択することが重要です。畳なら夏でも冬でも不快さを感じることはありません。素足で生活しやすい床材です。和テイストなら畳中心の床材を選択することができるので魅力的です。
 2つ目は屋根のデザインが優れているというメリットがあります。和風というと屋根が瓦というイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。しかし、瓦には少し問題があって瓦は重量があるので耐震性にあまり優れていないというデメリットがあります。近年ではモダンな和テイストを実現することができ、技術力も上がっているので瓦のデザインをした屋根をつくりあげることも可能です。そうすることで重量も軽くなり、耐震性もアップします。和の家だと耐震性が優れていないので洋風を選択する人が多いですが、建築技術が上がることによって和の家でも耐震性を強くすることができるので魅力的です。
 3つ目は風通しを良くできるというメリットがあります。例えば扉ではなく、和風の代表的な襖にすることで開け閉めが簡単ですし、取り外すことも可能なので部屋全体に風を送ることができます。また、2室を1室にすることができたり、部屋を広くしたりすることも可能なので魅力的です。このように、和テイストなモダンな建築をすることで得られるメリットは色々あります。和風ならではのデメリットも今の建築技術で無くすことができるので、選ぶ人も増えています。


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8、和風モダンの家を建築したいならデザイン住宅を検討しよう

土間施工事例 間繋ぎ格子の家
 和テイストでモダンな家に住みたいと思っている人の中には家の購入を検討している方もいるかと思いますが、近年では分譲住宅なども人気を集めているので分譲住宅で探そうとしている人たちも多いです。しかし、今の分譲住宅は基本的に洋風デザインで建てられていることがほとんどなので、和のデザインの家を購入するということは難しいのです。なかなか探すのが大変なので諦める人も多いですが、手に入れたいならデザイン住宅を選ぶといいでしょう。なぜデザイン住宅を選ぶといいのかについてここでは紹介します。
 選んだ方がいい理由としては自由設計が可能だからです。人それぞれデザインのコンセプトは異なると思いますが、デザイン住宅ならお客さんの要望に応じてデザインのコンセプトを考えてくれるので、イメージ通りの家が建築しやすくなります。例えば外観は和風で内装は洋風というよな要望にも応えられるので、思い通りの家を手に入れてたいならデザイン住宅を検討するといいでしょう。またその他にも予算を決められるというメリットもあります。デザイン住宅を選ばない理由の一つに料金が高いということが上げられますが、必ずしも料金が高くなるということはありません。家を建てるのでそれなりに費用は必要ですが、デザイン住宅なら使用できる建材や家の大きさなども決めることができるので、予算に応じた家を建てることが可能です。予算に合わせて建てられるというのは魅力的です。

9、和風モダンの家を建築したいならどこのハウスメーカーに依頼するかも重要

土間施工事例 影楽庵
 和風モダンな家を建築したいと思っているならハウスメーカーに依頼することが一般的ですが、実際に和テイストの家を建てられるハウスメーカーも多いですし、それぞれサービスなど異なる部分は多々あるので、どこに依頼するかが重要です。ここでは失敗しないためにもどこのハウスメーカーに依頼をするといいのかについて紹介します。
 大切なのが実績です。例えばハウスメーカーによってはグッドデザイン賞を受けているところもあります。こういった実績があるところなら居心地の良い家をつくりあげてくれる可能性が高くなります。実績は重要になるので事前にチェックしておくといいでしょう。また、保証内容も重要になるので、建築後の保証は充実しているかもチェックして選ぶようにすると失敗することも少なくなります。

10、和風住宅のメリット

土間施工事例 格子戸が土間と庭を繋ぐ住まい
 縁側や床の間がある和風の家が人気です。和風住宅は坪単価が高かったりメンテナンスに手間がかかったりすると思われがちですが、必ずしもそうではありません。床柱の材質にこだわったり、屋根に瓦を乗せたりすることで追加オプションの料金が加算されることはありますが、ほとんどのハウスメーカーは、洋風住宅と和風住宅で坪単価の設定を分けていません。

 そもそも現代建築では、和と洋の住宅の違いを明確に線引きすることは難しく、最近は両方のメリットを併せ持った和モダンや和洋折衷の家が人気を集めています。外観だけ和風にしたり洋風住宅なのに寝室を畳にするなど、快適に暮らすためのさまざまな工夫がされています。また将来の子どもの成長や親との同居も踏まえ、長期間にわたり変化する家族構成に対応できるよう考慮された家も増えています。

 家が洋風であっても、一部屋ぐらいは畳の部屋にしたいと考える人は少なくありません。実際にマンションなどでは、リビングルームの隣に6畳程度の和室がある間取りをよく見かけます。引き戸を開けておくと、リビングがより広く見え、子どもが遊んだり昼寝をしたりするためのスペースとしても利用されています。また和モダンの家では、古くから伝わる日本人の生活様式を現代風にアレンジした空間づくりがされています。無垢のフローリングの部屋に和紙を使った障子を使うなど、自然素材と共存することで日本の風土に合った生活をすることができます。

11、和風住宅における畳の役割

土間施工事例 和モダンを楽しむ中庭型平屋住まい
 和風住宅に畳は必要不可欠ですが、現在のような形の畳が登場したのは平安時代だと言われています。その後日本固有の敷物として発達し、江戸時代の中頃には庶民の家でも床材として使用されるようになりました。四季の移り変わりがあり、寒暖の差が激しく湿気も多い日本の風土に適しているので、長期間にわたり日本人の生活に欠かせないものとして愛用されてきました。最近では防虫効果のある人口素材を使用した畳もありますが、もともとは天然のイ草で織り上げたものです。イ草の長さや質、織り込まれている本数により品質の善し悪しが決まります。

 天然のイ草には、快適な住空間を作るいろいろな効果があります。寝室で布団を直接フローリングの床に敷くと、敷布団にカビが生えることがあります。カビを防止するために、すのこベッドを利用したり吸湿マットを床と敷布団の間に挟んだりするなどの対策をとります。その点調湿性に優れている畳は、フローリングに比べるとカビが生えにくく、それほど心配することはありません。また断熱効果も期待できるため、防寒のために上にラグを敷く必要もありません。逆にラグなどを敷いてしまうとダニの温床になり、アレルギーの原因になる場合もあります。他にもイ草は大気汚染の元になる二酸化窒素などの化学物質を分解するだけでなく、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを浄化する働きもあることがわかっています。

 畳には適度な弾力性があり、小さな子どもやお年寄りが転んでも衝撃を吸収してくれるメリットもあります。耐久性にも優れているため、長い目で見ると経済的です。和風住宅で、畳の上に布団を敷いて寝るということは、安全面や健康面からも理にかなっています。しかし年齢と共に布団の上げ下ろしに苦労するようになったり、腰や膝の痛みに悩まされるようになってくると、ベッドで寝起きする方が楽に感じるようになります。少しの工夫で快適な寝室で過ごすこともできます。

12、和風のベッドルームを演出する

 最初に注意したいのは、ベッドの重さです。多くのベッドは4本脚になっているので、そのまま畳の上に置くとベッドの重量とその上で寝る人の体重を4本の脚で支えることになってしまいます。それが毎晩のように続くと、せっかくの畳を傷めてしまいます。重量を分散させるためには、フレーム全体で重さを支えるタイプのベッドがおすすめですが、それでも長期間置くと、跡が付いてしまうことはあります。畳とベッドの間にマットなどを敷くことで跡が付くことを防ぐことはできますが、湿気が溜まりやすくなる上にせっかくのイ草の風合いを損なう恐れもあります。フレームは木製のものを選ぶと、自然素材である畳に溶け込みます。また和室に置くことを念頭にデザインされたベッドもあるので、部屋のインテリアにマッチするかどうかも考慮して選ぶと違和感なく置くことができます。

 和室に置くベッドのもう一つのポイントは高さです。フロアベッドやローベッドと呼ばれるタイプのものは、和の雰囲気を持つ住宅や家具にも自然に溶け込みます。その上ベッドが低いことで圧迫を感じにくく、部屋全体を広く見せることもできます。フレーム全体で床面と接しているため、安定感がありますが、通気性が悪くなることもあります。

 自然素材をふんだんに使い建築した和風住宅には、イ草の香りがする畳が似合います。和風の寝室には布団を敷くものだと考えられてきましたが、現代の住宅ではそうとも限りません。和モダンや和洋折衷の家にはベッドを置いてもシックにまとまるので、自分のテイストを優先することが、快適な寝室での良質な睡眠につながります。

13、もてなしの気持ちを伝える家

土間施工事例 ざらしょくの家
いつ来ても気持ちの良い家、そんな言葉をもらえたらやはり嬉しく思うものです。では、お客様はどんなところを見て、気持ちが良い家そうでない家だと判断しているのでしょうか。一つは、掃除が行き届いており清潔が感じられることが挙げられます。また、香りによっても印象は大きく異なりますので、そういったことから判断することも少なくないでしょう。こういったことは、家を建ててからの努力で何とかできることです。しかしながら、造りとなると後から簡単に変えることができませんから、慎重に計画を進めていく必要があります。
玄関は家の顔と言われます。和風住宅ももちろん同じです。人が、第一印象がとても大切であることと同じように、家もやはり玄関のドアを開けた時の第一印象が大事です。このスペースが広々していると、家全体が広く感じられます。また、このスペースが明るくて日の光が差し込んでいると、明るくて清潔な印象になります。可能であれば、吹き抜けにするのもおすすめです。小さな玄関であっても、吹き抜けにすることで天井が高くなりますので、広い印象を与え、お客様にもリラックスしていただけますしもてなしの気持ちも伝わります。
また、キッチンやトイレなどの水回りも明るい方が良いものです。特に、トイレが爽やかに見えるかどうかによって、その家の印象は全く異なるものとなります。お客様がキッチンに足を入れる機会はないかもしれませんが、トイレを使用することは大いに考えられますので、ぜひ明るくて爽やかな空間にしましょう。あまり狭いスペースにすると掃除がしにくくなりますので、そういったことも考えつつ進めましょう。もちろん、トイレは窓を設置する方が明るくておすすめです。

14、光がいっぱいの家

土間施工事例 スタイリッシュ和モダン
 光が差し込む明るい家は、家全体が爽やかで開放的な雰囲気になります。家に光が入り込むように工夫した設計にすれば、メリットはたくさんあります。一つは、電気量を抑えることにつながることです。光があまり入らない家の場合、日中でも天候によってはライトが必要になることがあります。しかし、光がたくさん入るように設計しておけば、そういったことがほとんどありません。特に玄関や廊下などは、暗いと困ることも多いですから、ぜひ工夫したいところです。
 光が上手く入り込むようにすると、圧迫感が軽減されるといった良さもあります。これもまた、住む人もお客様へのおもてなしとしても良いことです。家を建てる場所として良いと言われる立地場所などもありますが、家の中に上手く光を取り込めるようにできれば、こういったことはあまり関係なくなります。どの場所に建てようと、部屋の中が明るくて爽やかになるように設計すれば良いのです。
 しかしながら、日差しが強くなる夏は、時に太陽の光がまぶしく感じられたり、部屋が余計に暑く感じられたりすることもあります。こういったことがないように、窓を設置する時は、窓の大きさだけでなく、高さや角度、方角なども考えるようにしましょう。南側の窓は、温かく気持ちが良いといったメリットがありますが、夏は暑くなることもあります。こういったことを極力さけるべく、屋根を工夫するなどするのもおすすめです。また、あえて天候にあまり左右されない北側に窓を取り付けるのも一つのアイデアです。和風住宅の場合も、天候に左右されにくい片側の窓を検討してみてはいかがでしょうか。

15、安心して光が入る家で暮らしたい

土間施工事例 S-HOUSE
 窓をたくさん設置することで、光が部屋の中に差し込んでくるので、明るくて爽やかな印象になります。しかしながら、窓を多くすることで気になることも出てきます。例えば、たくさんの住宅が立ち並んでいるような場所では、窓が多いと何となく見られているようで落ち着かなくなることもあるものです。また、防犯の面で気になる場合もあるかもしれません。また、暑くなる季節はかえって部屋の中が暑くなって困るといった話を聞くこともあります。ですから、窓を取り付ける時は、一年を通して様々なことをイメージして判断することも大切ですし、近所や周囲のことを考えながら検討することも必要になります。
 近所の目が気になる方は、光を取り込むための窓は、窓の位置を高くしたりサイズを小さめにするなども良いでしょう。あるいは、すりガラスや曇りガラスなど部屋の中が見えにくいタイプのガラスを選ぶのもおすすめです。こうすることで、見られるといった心配をせずに上手く光を取り込むことができます。吹き抜けを造って、高い位置に窓を付けるのも良いでしょう。また、廊下などにも、小さな窓をいくつか設置するようにすると、明るくて歩きやすい廊下にすることができます。おもてなしの気持ちが伝わる和風住宅を希望されている方にもおすすめです。
 玄関の扉の選び方によっても玄関の明るさが変わります。和風住宅に似合う扉の中にも、光を玄関の中にたくさん取り入れることができるタイプもたくさんあります。引き戸、開き戸どちらのタイプにもありますので、比較しながら探してみましょう。


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