友人が集う庭のある家
「友人と集う自慢のお家」をコンセプトに、20代半ばのお施主様が建てられたおうち。建築後のライフプランまで含めたご提案と、綿密なすり合わせを行い完成しました。取り入れたい事の優先順位や家事動線を考えたプランニングを施し、こだわりの造作家具や広い玄関など、大人の魅力に溢れています。
Data
- 所在地
- 茨城県土浦市
- 敷地面積
- 214.36m²
- 延床面積
- 86.12m²
バルコニーに設えた格子と玄関ドアがアクセントを添える、シンプルモダンな外観。敷地を活かした車3台分の駐車スペースが、外観にゆとりと落ち着きを与えています。自宅での時間を楽しめるよう、窓の配置やプライバシーに配慮しました。
建物北側にお子様やワンちゃんが走り回って遊べる、広い庭を設けました。庭の面積を広く取ることでのびのびと遊べ、庭から駐車場側の道路へ直接出れないように、建物に防波堤のような役割をもたせました。
壁面にタモ合板の市松貼りを施し、天井を折り上げて建築化照明(間接照明)を設えました。間接照明を施すことで木の質感を美しく魅せ、微妙な木の凹凸を光で際立たせています。また、土間の床と色合いを合わせたニッチを設けることで、統一感のある空間を演出しました。
ロードバイクを置ける広いスペースと、奥にシューズインクローゼットを設置した玄関。ゆとりを纏いながら、細部までデザインにこだわり、生活感を感じさせない空間に仕上がっています。玄関や廊下にはセンサーライトを採用され、暮らしの快適さが増したとのことです。
赤松の素材感や木目の風合いを存分に楽しむリビング。床材やキッチンの腰壁は、無垢材に自然塗料のリボス塗装を施し、赤松の魅力を引き出しました。化粧梁も赤松にすることで、経年変化による“木の色味の変化”が揃うように配慮しています。
赤松とグレーの天井クロスが落ち着きを放ち、木質感がブルーのラグとよくマッチしたインテリア空間。玄関ホールと繋がるドアを開けると、視線が玄関の地窓へと誘導され、抜け感と爽やかさを感じられます。
リビングに浮遊感のあるフロートタイプのテレビボードを設えました。家具の脚がないのでお部屋がスッキリと広く見え、お掃除も簡単です。テレビボードの下に照明が付いており、夜になるとゆったりと落ち着いた雰囲気を演出します。
畳コーナーに設えた造作の吊戸棚は、お施主様のお気に入り。素材を床材等と合わせることで、吊戸棚も経年変化による“木の色合いの変化”が揃うようにしています。また吊戸棚の奥に間接照明を施し、照明器具が視界に入らないように工夫しました。
キッチンはリビングを見渡せると同時に、ウッドデッキとも繋がるレイアウト。お料理中もウッドデッキや庭で過ごすごお子様に目が届くので安心です。キッチンから数歩でウッドデッキに出られるため、BBQやアウトドアの準備もスムーズに行えます。
室内の続き間のようなウッドデッキ
1階のトイレは階段下に位置するため、圧迫感が出ないようにタンクレストイレや手洗いカウンター、奥にニッチを設えて空間の使い方を工夫しました。特に、壁裏に設けた収納は、生活感があるものを隠すことが出来るためスッキリと見せることできます。