光と木が美しく調和する欅の家
モノトーンカラーの外壁と鎖樋が風情ある落ち着きを感じさせてくれる外観。玄関へ入ると、明るいカラーの木目が活きた明るさと趣のある空間が広がっています。体感すまいパーク越谷のモデルハウスを参考に「玄関土間から和室への動線」を活用し、開放感と多彩な使い方が叶う住まいに仕上げました。
Data
- 所在地
- 埼玉県川越市
- 敷地面積
- 115m²
- 延床面積
- 97.7m²
外観はグレーのモルタルをメインに色数を抑え、シックな雰囲気に仕上げました。直線が織りなす美しい外観デザインは、控えめでありながらも存在感を感じる佇まいです。
アプローチを通り玄関へと向かう途中に目に入る鎖樋。日本で古くから情緒を表現する建材として親しまれてきた鎖樋を使用することで、日本の古き良き趣を演出したアプローチに仕上げています。また、ナチュラルカラーの石材がアクセントとなり、ステップ部分にやわらかな雰囲気を醸し出せるようにデザインしました。家族やゲストをやさしく出迎えます。
家の顔となる玄関は土間スペースにゆとりを持たせ、式台にはご夫婦が思い入れのあるケヤキの一枚木を設置したこだわりの空間に。式台を置くことで靴の着脱がしやすくなり、かつ家族やゲストが安全に出入りすることができます。
障子を介してLDKや和室からの明かりがやさしく注ぎ込み、帰宅する家族をぬくもりで包み込むことができるようなデザインに仕上げました。
家族が集い、団らんの時を過ごすリビングには木をふんだんに使用することでぬくもりに満ちた空間に仕上げています。化粧梁や木格子、障子の框のカラーをフロア材と統一することで、明るく統一感のあるリビングに。障子は両面障子をお施主様のこだわりで採用し、土間やリビング・和室どちらから見ても木材の框を愉しむことができます。
LDKとの統一感を出すことで、用途に合わせて一体利用が叶うよう和室を設置しました。グレーカラーの畳が空間を引き締め、モダンな雰囲気を演出しています。
玄関土間・LDKの双方から出入りできるように両面障子を施した和室。玄関土間とつながることで多彩な使い方が叶う、お施主様こだわりのレイアウトです。
ダイニング・キッチン部分を折り下げ天井にすることで、空間のアクセントとなるよう仕上げました。そこに照明が加わり、やさしさの中にシャープさを感じる和モダンな雰囲気のLDKとなっています。
キッチンの腰壁部分と隣接して造作棚を設えました。奥行きと大きさにゆとりを持たせ、書籍をたっぷりと収納できるよう設計しています。木格子からさりげなく収納物を見せつつも、生活感を感じない仕上がりに。ダイニングを常にスタイリッシュに保つことができます。
生活感を感じさせない、収納豊富なキッチンスペース
使用頻度が高く暮らしに欠かすことのできないキッチンは、シンプルでいて使い勝手の良いスペースに。空間にゆとりを感じながらも明るさを確保できるよう、ダウンライトを複数箇所に施しました。ダイニングテーブルのペンダントライトの存在感も引き立てています。
洗面室にはシンプルな造作洗面台を設置し、オリーブグリーンのクロスをアクセントに施しました。落ち着きのある雰囲気を演出しながら、洗練さも感じることができます。
右側の扉の向こう側には脱衣室を設置。洗面室と分けることで家族が入浴している際にも洗面室を気兼ねなく使用できます。
和の照明が落ち着きを与えてくれる癒しのトイレ空間
階段を登った先には造作手洗いを設置しました。お施主様こだわりのレッドカラーがナチュラルな木材によく映えています。回りには飾り棚や収納として活用できる棚を配しました。
2階部分にはお子様の遊び場や個室など、ライフスタイルの変化に合わせて使用できる居室を設けました。天井下地を設えることで、将来お子様の個室として使用する際には壁を設置するなど柔軟な使い方が可能です。