インテリアと空間が調和するアメリカンミッドセンチュリーの家
シンプルなクロスと深みのある木材を使用したフロアが彩り豊かな家具を引き立てる、アメリカンミッドセンチュリーの住まい。LDKと玄関部分を吹き抜けにすることで1階部分に解放感をもたらし、かつ家族同士がつながりを感じながら過ごせる住まいに仕上げました。お施主様こだわりのSICやWICなど豊富な収納スペースを設置し、さらにWICと洗面室を隣接することで家事動線を意識。暮らしやすさにもこだわりました。
Data
- 所在地
- 茨城県つくば市
- 敷地面積
- 182.31m²
- 延床面積
- 117.16m²
角度のある片流れ屋根が目を惹く外観デザインに仕上げました。木目調の格子がアクセントとなり、シンプルなカラーの住まいを引き立てています。北東向きにデザインしたことで、大小さまざまな窓から陽光をたっぷりと採り込み、明るく開放的な室内空間を実現しました。
帰宅する家族をあたたかく出迎えてくれる、ぬくもりのある照明
家族やゲストをやさしく出迎えるアプローチ
玄関部分には高さと空間を創り出す吹き抜けを採用。玄関とLDKを隔てる壁の上部をなくすことで空間に一体感を持たせました。リビングにいる家族の存在を感じながら支度ができます。
リビングとゆるやかに繋がる開放的な玄関
ミッドセンチュリーインテリアがよく映えるダークトーンのフロア材を使用したLDK空間。勾配天井部分の吹き抜けにすることで空間にゆとりを創出し、開放感を演出しています。隣接する洋室との境にはデザイン窓を採用。圧迫感を無くし視線が抜ける事でLDK空間をより広く感じられる工夫を施しました。
こだわりのインテリアが映えるアメリカンミッドセンチュリーのLDK
吹き抜け天井が室内の圧迫感をなくし、リラックスしやすい空間をデザインしました。また、ホワイトのクロスに陽光が反射することで、明るさに満ちた居心地の良いリビングに。キッチンまで見通しやすいレイアウトは、どこにいても家族とのつながりを感じることができます。
身も心も深くリラックスできる、ゆとりのリビング空間
ダークグリーンのタイルがアクセントの壁付けキッチン
お手入れしやすく耐久性にも優れたステンレス製のキッチンは、作業に集中しやすい壁付けタイプに。ダークグリーンのタイルがアクセントとなり、リビングダイニングと見事に調和しています。横滑り窓を設置し、陽光を採り込みやすく、かつ換気もしやすい利便性を兼ね備えたデザインに仕上げました。
キッチン奥に食材の保管に重宝するパントリーを設置しました。キッチンに対して背面にレイアウトすることで、リビングから見えにくくし生活感を出さないよう工夫しています。また、建具をなくすことで物の出し入れが簡単に行うことができ、家事効率向上が叶います。
LDKに隣接した洋室は、将来は主寝室として使用できるようにデザインしました。デザイン窓を通じて室内の様子を大まかに見ることができるため、お子様が小さい時には遊び部屋やお昼寝スペースとして使用することも可能です。
オープンなアーチをくぐると正面には洗面室が出迎えます。随所にあしらわれた木材とマスタードイエローのアクセントタイルがミッドセンチュリー感をたっぷりと感じさせてくれる空間に仕上げました。
可愛らしくもアーティスティックな洗面室
扉を開けると目に飛び込んでくるマスタードイエローと花柄のクロス。インパクトのある空間にタンクレストイレを設置することで、お施主様のこだわりを堪能できる空間を実現しました。
高窓から注ぎ込む陽光が空間をやわらかく包み込む階段
1階吹き抜け部分からの陽光を採り込む地窓を2階廊下に配しました。暗くなりがちな廊下を足元から照らし、明るさをもたらしてくれます。また、視線が抜ける事で廊下の圧迫感を軽減する効果も。お子様にとっては2階から1階を覗き込むことができて遊び心をくすぐることでしょう。
Designer
アメリカで培ったものは、文化の狭間から見えた家に対する価値観。
家という一番身近な環境が、どれほど人に影響を及ぼすかを考える。
「家は人を育てる器」だということ。