座の暮らしを意識した和みの家
和の要素とモダンな要素をバランスよくミックスさせた和モダンな家。日本の伝統的な「座」のスタイルを中心とし、畳スペースや土間玄関など、日常の喧噪を忘れさせてくれる和みの空間を随所に散りばめました。
Data
- 所在地
- 東京都東久留米市
- 敷地面積
- 113.63m²
- 延床面積
- 88.42m²
丸窓と木格子がアクセントの立体的なデザイン。周辺環境と調和する、青空に映えるやさしい色味の外観に、引き締め効果のあるダークカラーを採用した和モダンなお住まいです。
柔らかな光に包まれる夜の外観
大磯洗い出し仕上げとした開放的な土間玄関。手洗いカウンターを造作し、「ただいま」と同時に手洗いができるよう配慮しました。リビングに入る前に手洗いができるので、生活スペースに外からの埃やウイルスを持ち込まず安心です。
木目が美しいあずみの松の無垢床に、レッドパインを自然塗料で着色した化粧梁を組み合わせ、重厚感のある落ち着いた雰囲気に仕上げました。大開口が外との繋がりを作る、心地よい風を感じられるリラックス空間です。
リビングと繋がるゆったりとした土間玄関は、ご家族の趣味のアウトドアグッズをたっぷり収納でき、メンテナンススペースとするなど多目的に活躍。障子を開け閉めすることにより、空間の自由度が広がります。
リビングと土間玄関との間には格子戸を設置。どちら側から見ても美しく、透ける光が空間に柔らかさをもたらします。ポイントで間接照明を取り入れることで、上下の配光でバランスよく全体の明るさを確保しました。
自然素材の持つ風合いや肌触りに癒される、温かみのあるリビング。小上がりの畳コーナーやリビング階段を設え、家族が思い思いの場所で過ごしていても繋がりを感じられる空間設計です。
木目が美しいあずみの松の無垢床に、レッドパインを自然塗料で着色した化粧梁を組み合わせ、重厚感のある落ち着いた雰囲気に仕上げました。大開口が外との繋がりを作る、心地よい風を感じられるリラックス空間です。
陽光と風をたっぷり取りこむ大開口を設置しました。庭のデッキはリビングの続き間のようになっており、気軽に外部空間を楽しめるアウトドアリビングにもなっています。
段差で空間を緩やかに仕切り、天井の梁あらわしが広がりをもたらしています。畳は半畳のフチなし畳を選択し、ホッと安らげるグリーンの色味で和の空間を演出しました。
和室と同じ広さがあり、天井高1.4mの半地下収納。限られた敷地を有効活用し、大容量の収納を確保しました。
キッチンは床の高さを一段下げて、対面にいる家族と目線が合いやすい工夫を施しました。ダイニングセットは置かず、小上がりの畳スペースに腰掛けて、カウンターで気軽に食事ができます。食後は畳スペースでゴロリとできる、家族が集うくつろぎの空間です。
階段の踊り場を有効活用した収納スペース
趣と柔らかさのある丸窓を採用したトイレ
収納スペースとして活用できるロフト
光りの陰影が美しい2階廊下
Designer
リラックスできる寝転がれる家が良い家と考えています。
素材感や環境との接し方を大事に考えると伝統的な暮らし方に繋がり座の生活や日本家屋の日の取入れ方や風通しなど参考にする事が多くなりました。
スタイルとしての和だけでなく洋風やモダンなデザインの中にも日本人に馴染みゆったりとした暮らしが出来るような提案を心がけています。