温もり感じるコンパクトな家
明るく穏やかな温もりに包まれた2階リビング。キッチンや畳コーナーなど、どこから見てもアウトドアリビングへ自然と視線が抜け、開放感に満たされます。収納や生活動線にも工夫を凝らし、コンパクトながらも開放的で心地よい暮らしをデザインしました。
Data
- 所在地
- 埼玉県
- 敷地面積
- 100.26m²
- 延床面積
- 111.68m²
濃いグレーを基調とし、玄関ドアとポストの木目でアクセントをつけたシンプルな外観。2階サッシの高さを左右で揃えて統一感を演出しながら、ガレージと玄関ポーチの開口の形状を、2階サッシの形状と合わせて上下の統一感も図っています。
木目がアクセントのシンプルな外観
単調になりがちな玄関の天井に、タモ材の格子をあしらい、さりげなくおしゃれ感を演出。木素材と白いクロスのコントラストが映えるよう、意識してデザインしています。階段の壁に可愛らしい木枠の開口を設けて、意匠性と視認性にも配慮しました。
お施主様はBBQがご趣味のため、収納力のある広い土間収納をご希望でした。広い土間収納とガレージを直接繋げることで、スムーズな荷物の積み下ろしを叶えています。さらに、雨の日はガレージへ濡れずに行き来でき、普段使いにおいても便利な動線となっています。
デッドスペースになりがちな階段下には、来客用布団がすっきりと収まるスペースを設けています。あらかじめ収納する物やサイズ感を決めて収納スペースを計画することで、快適に過ごせる住空間を実現されています。
アウトドアバルコニーとの繋がりが気持ちよく、開放感と穏やか温もりを感じるLDK。無垢床には、柔らかい木目が特徴のサクラ材を使用しています。肌触りも柔らかく明るい樹種のため、ナチュラルでモダンな印象に仕上がります。
温もりと開放感に包まれた2階リビング
淡いピンク色の畳がやさしい印象を醸し出す、ナチュラルな畳コーナー。カウンターの下は掘りこたつのようになっており、勉強や寛ぎの場として多目的に使えます。また、カウンターの仕切り(立ち上がり部分)を床材と同じ素材で仕上げることで、統一感をもたせながら自然と仕切りました。
リビングとアウトドアバルコニーの繋がりは、ポウハウスオリジナルの快床(かいしょう)を用いて、一体感のあるフラットな出入り口を実現しました。一体感をより際立たせるため、壁を斜めに配置して、バルコニーが自然と視界に入るよう工夫を凝らしています。またバルコニーには、お掃除がしやすいよう外水道を付けています。
キッチンと一体化したポウハウスオリジナルのテーブルは、他のカウンター材と樹種を揃え、統一感が出るようテーブルの脚も同じ素材でつくっています。キッチンの床は一段下げて、キッチンに立つ人とダイニングに座る人の視線の高さが揃う工夫を施しました。
キッチン背面収納の3枚引き戸は特注品。収納扉の引手は扉の使い勝手を考慮しており、中央の扉は左右どちらにも開けやすいように、両側に引手をつけています。背面収納の内部はポウハウスオリジナル仕様で、細部まで使いやすさにこだわりました。
洗濯家事に配慮した使い勝手の良い洗面所
アクセントクロスが印象的な明るい子ども部屋
Designer
住み手の生活シーンをイメージし、居心地良い空間をつくる。
敷地のメリットを活かし、デメリットを感じない家にする。
奇抜な家をつくるより、住みよい家づくりをする。