愛犬と暮らす北欧テイストの家
東浦和展示場のモデルハウスを参考に「スキップフロア」を活用した開放感と広がりを実現させた立体感のある家。愛犬のために床材にこだわりのタイルやサクラの無垢床を採用。段差によってゆるやかに分けたそれぞれの空間は居心地がよく、家族のコミュニケーションが自然と深まるお住まいです。
Data
- 所在地
- 埼玉県
- 敷地面積
- 165.12m²
- 延床面積
- 131.32m²
白を基調とした外観にアクセントとなる黒のサッシと木質の玄関扉をデザインしました。道路側に大きなサッシは設けずプライバシー性を確保。手入れされた植栽がより美しく見える白いキャンパスのような外観は、街に溶け込みながらも目を惹くファサードです。
家族をあたたかく迎える玄関ポーチ
アクセントとなる建具は北欧モダンな雰囲気を演出。玄関横には扉付きのシューズクロークを設け、生活感を無くしスッキリとした空間を保つことができます。
段差で空間を仕切ることで視線が抜け、開放感を味わえるスキップフロア。家族との憩いの時間や、それぞれの時間を過ごせるスペースを上下に配置しました。
家族の絆が深まる開放的な空間演出。吹抜けにより生活の様々なシーンがつながり、家族の絆が自然と深まります。
扉の閉開によって一体的にも個室にも活用できる畳コーナーは、ホールから直接出入りすることができます。段差によって生まれた空間を収納として使用した無駄のない設計です。
半畳の縁なし畳を採用することでインテリアに自然と溶け込んだ畳コーナー
愛犬も快適に過ごせるよう配慮し、タイル床や木の温もりが心地よい無垢床を採用しました。ダイニング側に設けた大きなサッシから心地よい陽を感じ、外を眺めるワンちゃんと穏やかな時間を過ごせます。
キッチンとダイニングが一体化した造作テーブルは、食事の配膳や片付けの動線がスムーズに。収納の特注建具は淡い水色にすることでインテリアのアクセントとなっています。その横にはポウハウスオリジナルの食器棚fufu(下部)や吊本棚pudiを設え、使い勝手にこだわりました。
ダイニングから床の高さを一段下げて施工したキッチン。キッチンに立って準備する人とダイニングで座る人の目線の高さが揃いやすく、自然と会話が生まれます。
柔らかな印象のダイニングキッチンにアクセントとなるデザイン性の高い室内窓を設けました。目線が抜けるので、キッチンで料理している際の圧迫感がなく、帰宅した家族の気配を感じることもできます。
仕切りのないセカンドリビングは広がりを感じ、勾配天井の木目が美しく開放的な空間です。家族が自然とミュニケーションをとりやすいよう生活動線に配慮した間取りとなっています。
立体的につながる空間
2階のホールの一角にカウンターを造作し、読書や在宅ワークに集中できる書斎スペースを設けました。吹抜けを介してそれぞれのスペースで過ごす家族の気配を感じながらも、自分だけの時間を大切にできるレイアウトとなっています。
吹抜け上部からダイニングへ差し込む陽光
丸みを帯びたフォルムが可愛らしい置き型洗面器がわいらしさを引き立てるカフェライクな造作洗面
「洗う・干す・畳む・しまう」の動線に配慮した設計により家事ラクを叶えます。室内物干しを設置しており、スチームアイロンをかける際もさっと洋服をかける事ができて便利です。
Designer
自分の家を設計して気づいた、何を優先するかが変わった。
長く住まうものだからこそ、遊び心は必要。
でも無駄な遊びは不要。
そのバランスが取れていると、誰にとっても心地よい空間になると思います。