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屋上テラスのある住宅のメリットとデメリットを徹底解説【参考事例あり】

屋上テラスのある住宅のメリットとデメリットを徹底解説【参考事例あり】
【GW体感すまいフェア開催中】 5/31までの限定特典! マイホームを建てる際に、外装や間取り、設備などさまざまな部分にこだわりたいと思っている方も多いでしょう。その中で、屋上テラスを作りたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。屋上テラスとは、住宅の屋上部分に設置するテラスのことで、家庭菜園や子どもの遊び場、バーベキューなどのレジャーで使えるなど、さまざまな用途があり人気が高まっています。

この記事では、屋上テラスの概要や、屋上テラスを作るメリット・デメリットについて詳しく解説します。併せて、屋上テラスの雨漏り対策についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

屋上テラスとは?

屋上テラス事例 【施工事例】スカイラウンジのある家(埼玉県さいたま市)

屋上テラスとは、その名のとおり屋上に作るテラスです。テラスとは、一般的に1階のリビングから同じ高さで張り出している屋根のない部分のことを指し、バルコニーとも呼ばれています。ダイニングやリビングなどから直接出入りでき、庭よりも高くなっているのが特徴です。

屋上テラスは通常は1階部分にあるバルコニーを、屋上に作ります。土地面積などの関係で庭スペースが取れずに1階部分にバルコニーやテラスが作れない場合もあるでしょう。家庭菜園をしたい、子どもが外で遊べるスペースがほしいなど、さまざまな理由から屋上部分をフラットにして、テラスとして利用するケースも増えているようです。

屋上テラスを作るメリットは?

屋上テラス 【施工事例】加平展示場(東京都足立区)

屋上テラスを作りたいと考える方も多くいます。屋上テラスを作ることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
以下では、それぞれのメリットについて詳しく解説します。どのようなメリットが得られるのかをしっかりとは把握して、屋上テラスが必要かどうか、メリットを活かせるかどうか考えてみましょう。

屋上テラスにて家族でバーベキューなど団らん

テラス施工事例 音色の家 【施工事例】音色の家(東京都荒川区)

屋上テラスは家族団らんのスペースとして活用できます。庭やバルコニーがなくても、屋上に広くフラットなスペースが確保できるため、バーベキューをしたりホームパーティーを開いたりと、家族や友人と楽しむことができます。また、夜は星空を眺めながらゆったりと過ごすなど、さまざまな用途で楽しめるでしょう。

1階部分にバルコニーや庭がある場合でも、屋上テラスではプライバシーを確保しながら楽しめるというメリットがあります。庭でバーベキューをするのも悪くありませんが、通行人や隣家からの目線などが気になって、リラックスできないケースもあるでしょう。

屋上テラスであれば、通行人からの目線が気になりません。隣家やマンションなどからの視線はオーニングテントなどの目隠しで遮ることもできるため、プライバシーを守りやすくなります。屋上テラスの広さによっては、テントなどを張ってキャンプ気分を楽しむなど、人の目を気にせずに家族でさまざまなレジャーを楽しめるのは大きなメリットです。

屋上テラスで屋上庭園を楽しむ

屋上テラス 【施工事例】音色の家(東京都荒川区)

マイホームを建てる際、広い庭でガーデニングや家庭菜園を楽しみたいと考える方もいるでしょう。しかし、特に都心などの場合は、土地面積などの関係で庭を作れないケースも珍しくありません。そこで活用したいのが屋上テラスです。

屋上テラスは遮るものがなくて日当たりが良いため、家庭菜園やガーデニングを楽しむのにも向いています。屋上にプランターを設置すれば、ミニトマトやナス、ハーブなどの野菜を育てることもできますし、花を植えることもできるため、美しい屋上庭園を楽しむことができるでしょう。お子さんがいる家庭なら、一緒の野菜を育てて食育をする、土いじりの楽しさを感じられるといった教育的な面でも役立ちます。

ただし、屋上テラスは地上よりも風通しが良く乾燥しやすくなります。また、風の影響を受けやすい、土壌が庭よりも薄くなるなどの理由から、大きな木を育てるのには向いていません。屋上に適した植物を選ぶ必要があるので、その点だけは注意が必要です。

洗濯物を干す場所に最適

テラス施工事例 屋上テラスは、洗濯物を干す場所としても最適です。庭やベランダに洗濯物を干す際、通行人や隣家からの目が気になるという人も多いでしょう。屋上テラスであればプライバシーを確保がしやすいため、安心して洗濯物を干せます。

また、立地にもよりますが屋上は日当たりを確保しやすい場所でもあります。広々とした屋上で気持ちよく洗濯物を干せる、布団や掛け布団などの大きなサイズのものを干しやすいのもメリットでしょう。

子どもの遊び場やドッグランスペースにも活用

テラス施工事例 屋上テラスは、子どもの遊び場やドッグランスペースとしても活用しやすくなっています。子どもを外でのびのびと遊ばせたいと考える人も多いでしょう。しかし、家の前の道路で遊ばせるのは車の通行などもあり、危険があります。公園も1人で遊ばせるには不審者などの心配があるでしょう。

屋上テラスであれば車や人に気を遣わずに、子どもを遊ばせられます。また、ペットを飼っている場合にはペットを遊ばせるスペースとしても活用できるでしょう。


屋上テラスの作るデメリットは?

前述したように、屋上テラスを作るメリットはさまざまです。プライバシーを守りながら家族で楽しめるスペースとして活用できる、屋上庭園で美しい緑を楽しめるなど、家族の時間を充実させられるというメリットがありますが、屋上テラスにはデメリットもあります。

以下では、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。屋上テラスのデメリットをしっかりと知ったうえで、屋上テラスを作るべきかどうか検討しましょう。

屋上テラスの屋根が陸屋根になること

屋上テラスを作る場合、屋根が陸屋根になります。陸屋根とは、屋根としての勾配がないフラットなタイプの屋根のことです。一般的な屋根は斜めに勾配がついており、雨が降った場合でも自然と水が下に流れていく形状になっているため、排水しやすいという特徴があります。

しかし、屋上テラスを作る場合には勾配の少ない平らな屋根となるため、雨水の排水が鈍くなってしまいます。屋上テラス部分に雨水が溜まってしまわないようにしっかりとした施工がポイントとなります。

また、しっかりとした防水性能を備えていないと、雨漏りしやすいというデメリットもあります。気づいたら雨漏りしてしまい住宅の劣化が早まったといったことにならないように、しっかりとした防水や雨漏り対策が重要です。雨が降ったら雨水の溜まった箇所がないかを確認することがメンテナンスとして有効ですので、雨漏りへの対応になります。

落下防止の対策が必要なこと

屋上テラスと作って、屋上で過ごせるようにするのなら落下防止対策は必須です。とくに、小さな子どもがいる場合などは落下防止対策を徹底しましょう。基本的には、乗り越えられない高さの壁やフェンス、手すりなどを設けて落下しないような対策を取ります。

また、子どもは思わぬ動きをするため、すり抜けられる隙間や踏み台などがあると危険です。子どもが通り抜けられない幅の手すりかどうか確認する、子どもの手の届く場所にイスや箱などの踏み台となるものを置かないようにするなどしましょう。

人が落下する危険性だけでなく、物の落下にも注意が必要です。屋上から物が落下して、人や車などに当たってしまうと大事故に発展します。そのため、落ちる危険性がある場所に物を置かないようにしましょう。例えば、手すりの上にプランターや子どものおもちゃなどを置かないようにします。

台風や暴風などで物が飛ぶ可能性もあります。軽くて飛びやすいものは屋上に置いておかない、風が強い日には室内に取り込んでおくなどの対策を取りましょう。

通常の屋根よりコストアップ

屋上テラスを作る場合は、通常の屋根よりもコストがアップします。まず、屋上部分に上がれるようにするためには階段が必要となり、屋上に出るための部屋も必要です。一般的な屋根とは異なる部材が必要になるため、その分だけ費用は高くなります。

また、屋上テラスを作る際には屋上部分にかける負荷を考えて設計する必要があります。負荷に耐えられるような頑丈な家にしなければいけないので、家全体にかかるコストもアップすることは覚えておきましょう。とくに、雪が降る地域などは雪が積もった場合の負荷なども考慮する必要があります。

他にも、通常の屋根には必要のない落下防止のための手すりやフェンス、防水対策や排水設備などを備えなければいけません。このように、屋上テラスを作る場合はさまざまな部分でコストがアップします。そのため、屋上テラスを検討する場合には、どの程度の予算をかけられるのか、実際にかかる費用などを照らし合わせてよく考えてみましょう。

メンテナンスにもコスト手間がかかる

屋上テラスを作ったら、定期的にメンテナンスが必要になります。メンテナンスをせずに放置していると、雨漏りや家の劣化を早めてしまう可能性があります。手すりやフェンスなどが劣化すれば交換の必要があるなど、メンテナンスにコストや手間がかかる点は押さえておきましょう。

例えば、木造住宅などでよく使われる防水として「FRP防水」が挙げられます。FRP防水はおよそ10年程度で再防水が必要だとされています。メンテナンスフリーに近い防水もありますが初期費用は高くなるため、予算や将来的なメンテナンスの手間などをしっかりと検討して選ぶとよいでしょう。

また、こまめな掃除などが必要でメンテナンスに手間がかかります。落ち葉などの掃き掃除、水がたまっている箇所の掃除などをすることで、虫やカビ、ニオイの発生などを防げます。美観的な観点だけではありません。しっかりと掃除をしておくことで防水層が長持ちするので、雨漏り防止などの点からも、定期的な掃除が重要です。

プライバシーが守りにくい側面がある

屋上テラスは、通行人や隣家の庭などからの視線は受けずに済みますが、場合によってはプライバシーが守りにくくなるケースもあります。例えば、マイホームの近くに高層マンションなどがある場合です。

高層マンションのベランダなどからは、屋上部分が丸見えになってしまうため、立地によってはプライバシーを守りにくくなります。家族でバーベキューなどを楽しむ、子どもの遊び場として活用するなどの場合、高所からの視線が気になってしまうケースもあるでしょう。

高層マンションなどが近くにある場合には、プライバシーを守るための対策が必要です。例えば、オーニングテントを設置する、背の高いラティスなどを設置するなどすれば目隠しになるため、高所からの視線を遮る効果があります。また、日差し避けとしても活用できるので、日差しの強い夏場に子どもを遊ばせたり、ガーデニングで土いじりをする際にも快適に作業できたりするでしょう。

3階建ての屋上テラスは作れる?

テラス施工事例 3階建ての住宅を建てようと考えている方もいるでしょう。とくに、都心部などの場合は土地面積や敷地面積などの関係で、3階建てにして部屋数を多くするケースも珍しくありません。3階建てで屋上テラスを作りたいと思う場合もあるでしょうが、3階建てでも屋上テラスは作れるのでしょうか。

結論から言えば、3階建てでも屋上テラスを作ることはできます。ただし、市街地で木造3階建ての場合には、防火上の制限が厳しいため屋上テラスを作るのは難しいかもしれません。屋根部分(屋上として利用する場合も)は不燃材で覆わなければ違法建築となってしまいます。アスファルト防水と防水シートでは、基準を満たせない可能性が高いため注意しましょう。

屋上テラスの雨漏り防止の対策は?

テラス施工事例 前述したように、屋上テラスを作る場合には防水対策や雨漏り防止対策などが重要になります。雨漏りをしてしまうと家の劣化が早まってしまい、リフォームやメンテナンスに多くの費用がかかってしまうケースもあるため注意が必要です。しかし、どのような雨漏り対策があるのかわからないという方も多いでしょう。

屋上テラスの雨漏り防止対策としては「FRP防水」と「金属防水工法」が挙げられます。ここでは、それぞれの雨漏り防止対策について詳しく解説します。FRP防水と金属防水工法の特徴やメリット・デメリットを紹介するので、どのような対策なのかをしっかりと理解することが大切です。その上で、自分に合っている防水対策を選びましょう。

FRP防水

FRP防水とは住宅のベランダやバルコニーなどでよく使われており、防水工法の主流となっています。FRPとは繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)の略称で、白いシートのようなものです。木造やコンクリート造の床の上に、FRPのシートを敷いてその上から樹脂を塗り、硬化させます。

FRP防水は密着性や耐久性が高いことがメリットです。高い防水性が求められる風呂の浴槽などにも使われており、水を通さない力が強いため雨漏り対策として向いています。

ただし、FRP防水は施工箇所を塗り固めるという特徴があります。地震などで家が揺れて、塗り固めた部分にひびが入るケースもあるため注意しましょう。定期的に塗り替えるなどのメンテナンスが必要となるため、手間とコストがかかります。

金属防水工法

雨漏り対策としては、金属防水工法という方法もあります。金属防水工法とは、強度と耐久性に優れているガルバリウム銅板などを用いた工法です。FRPシートを敷いて樹脂で塗り固めるFRP防水とは異なり、金属銅板を被せるのが特徴となっています。金属銅板を連結させる工法で、ジョイント部分から入り込んだ水は排水路を通って排水される仕組みです。

金属防水工法は、軽量かつ耐水性・耐久性に優れています。また、地震の揺れやたわみなどの影響も受けにくく耐震性も高くなっているため、お勧めですが、コストがかかるというデメリットがあります。

このように、屋上テラスにはデメリットもありますが、カバー可能なものが多いです。家族団らんできるスペースを確保できる、庭がなくてもガーデニングなどを楽しめるなどメリットも多いいため、屋上テラスを検討してみるとよいでしょう。

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