関東圏に在住している人を対象に調査されている住みたい街ランキングで、2017年に千葉県民が2位に選んだのが柏市でした。前年の2016年に5位だったところから3ランクアップし、翌年の2018年でも3位と、上位をキープしています。それだけ千葉県民自身が柏市の住みやすさを認めている結果です。
2019年の調査では、関東圏全体の住みたい街ランキングでも都心の主要エリアに混じって26位に入っていました。その結果からも関東圏に在住する人にとって、柏市が住みたい街として人気があることわかります。
柏市は都心にも近く、駅周辺には買い物に便利な商業施設や外食できる飲食店も豊富です。それでいて駅から少し離れると適度な自然も残されています。
この記事では実際に柏市がどのような街で、駅周辺の雰囲気や便利施設の状況はどうなのかなど、住む人の声も含めて柏市の住みやすさを詳しく紹介します。合わせて家賃相場や注文住宅を建てるメリットについても解説しますので、住まい探しの参考にしてください。
千葉県柏市の住みやすさは?利便性や家賃相場 おすすめ住宅展示場も紹介
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柏市はどんな街?
千葉県内でも北西部に位置する柏市は都心や埼玉県に比較的近く、市の北部は茨城県と境を接しています。
柏市のなかでもターミナル駅である柏駅にはJR常磐線(上野東京ライン)と東武野田線(東武アーバンパークライン)が乗り入れています。柏駅はJR常磐線快速の停車駅であり、JR山手線の日暮里駅までは30分かかりません。日暮里駅からJR山手線に乗り換えると新宿駅までは50分程度、渋谷駅まで1時間弱など、柏は都心の主要駅にもアクセスしやすい街です。
同じ千葉県内の船橋駅までは東武アーバンパークラインを利用して急行なら約20分、各駅停車でも約30分で行くことができます。市の北部にはつくばエクスプレスが通っており、柏の葉キャンパス駅から秋葉原駅までは区間快速で約30分です。下りの終点つくば駅にも20分あまりで着くなど、市外や隣接する茨城県に出向くのにも困ることがありません。
柏駅周辺は大型商業施設やさまざま飲食店、映画館などの娯楽施設が集まり、にぎやかな雰囲気です。日常生活での買い物に便利なのはもちろん、外食するのにも困りません。一方で、駅から少し離れると戸建住宅が建ち並ぶ落ち着いた雰囲気の住宅街が多くあります。
柏駅から東方向、我孫子市との境界に位置する手賀沼周辺には田園風景も広がっています。都心にアクセスしやすく便利施設も豊富ながら、郊外には豊かな自然が残されており、都会と田舎のいいところを程よくあわせ持っているところも柏市の住みやすさのひとつです。
柏の住みやすさは?
柏市の人口は2020年8月1日時点で43万2472人です。県庁所在地の千葉市や人口約64万人の船橋市には及ばないものの、50万人弱の市川市や松戸市に迫る数になっています。しかも直近5年の人口は増加傾向です。
駅の利用者数をみてみると、柏駅ではJRが2020年で1日平均12万5490人、東武アーバンパークラインは2019年で1日平均14万7553人の乗車人員があります。JRは都心の駅も含めたなかで27番目、東武アーバンパークラインにおいては路線内で最多です。
利用者数の多い柏駅周辺は駅直結の大型商業施設が充実し、店舗へのアクセスもしやすく便利です。西口側には柏高島屋本館や高島屋ステーションモール、東口側にはスカイプラザ専門店街や、マルイ柏店・柏モディなどがあります。どこも多彩なショップが入り、駅前だけでなんでもそろう便利さがあります。
柏駅周辺以外にも、ららぽーと柏の葉やイオンモール柏などの大型ショッピングモールが立地しています。関東圏を中心に店舗を展開するヨークマートやBig-A、マミーマートなど小規模スーパーも市内各地に点在し、どのエリアに住んでも日常の買い物には不自由しない環境です。
柏市はプロサッカーチームの柏レイソルが本拠地を置く街として全国的に知られています。ほかにも積水化学の女子陸上競技部や複数の社会人野球チームなど、柏市を拠点とするスポーツチームは多く、スポーツを通して市民の交流や地域を活性化する取り組みが盛んです。トップアスリートによるスポーツ教室も開催され、貴重な機会を得ることができます。
柏駅周辺の雰囲気
柏駅は1階がホーム、2階に改札口やコンコースがあり、東口からも西口からも各方面にペデストリアンデッキでアクセスできます。
東口から出るとペデストリアンデッキを挟んだ向かいにスカイプラザ専門店街があり、ビックカメラや洋服の青山に直接入ることが可能です。東口の右側には柏マルイがあり、同じくペデストリアンデッキから直接店内に入れます。
東口からまっすぐ旧水戸街道まで伸びる道路は通称ハウディモールとして知られる柏駅前通り商店街です。通りにはイトーヨーカドー柏店もあり、1972年から日曜日は歩行者天国になっています。東口から駅を背にして右側のエリアには柏二番街商店街も広がり、ショップや飲食店が豊富でにぎやかです。
駅に近い場所には銀行や塾、英会話教室などの入るビルが多く、先に進むと飲食店の入る雑居ビルが続きます。駅周辺の騒がしさを抜けて旧水戸街道付近まで行くと、店舗の入ったビルに加えてマンションなどの建物がふえ、さらに先は戸建住宅が建ち並ぶ閑静な住宅街です。
東口から出て旧水戸街道を北に行くと、柏市役所や中央公民館、柏市立図書館などの公共施設が集まっています。ここまでくると周辺には戸建住宅も多いうえ、市役所に隣接して緑に囲まれた諏訪神社があり、落ち着いた雰囲気です。
西口側のペデストリアンデッキからは柏高島屋のステーションモールはもちろん、本館にもそのままアクセス可能です。
デッキを降りると駅前からは3本の道路が伸びており、一番右側の「高島屋フラワー通り」は文字通り右手に柏高島屋の本館があり、左手側には飲食店やネットカフェ、不動産店などがあります。左側に伸びる「あさひふれあい通り」は、国道6号線に至るまでカラオケ店や居酒屋、スナックなどの飲食店が多い通りです。
真ん中の通りは飲食店が少なめで、銀行やクリニック、不動産店などが軒を連ね、塾や英会話教室などもあります。あさひふれあい通りは雑居ビルが多いエリアですが、真ん中の通りはどちらかといえばオフィスビルが建ち並ぶ整然とした雰囲気です。水戸街道を越えた先は住宅地が広がっています。
柏駅周辺の治安は?
柏市では住宅対象侵入盗と自動車盗、車上・部品ねらい、ひったくりの4種類の犯罪発生率(人口1万人あたりの犯罪発生件数)を地区ごとに対比し、市内対危険度を1~5段階で表しています。2019年の柏市犯罪発生マップによると、柏駅東口側の柏中央区は危険度4でした。
ただし、2018年が危険度1、2017年は危険度2で、常に治安が悪いエリアだとはいえません。西口側の豊四季台地区と旭町地区の危険度は2017年がともに3、2018年は豊四季台地区が3、旭町地区は4です。2019年の危険度は豊四季台地区が2に下がったものの、旭日町地区は4のままでした。
2019年の市全体の犯罪発生マップでは柏駅からは離れた手賀地区が危険度5、つくばエクスプレス沿線の田中地区が危険度4という結果です。少なくとも4種類の犯罪の発生率としては、柏駅周辺だけが突出して治安が悪いというわけではありません。
柏市全体の犯罪発生件数は、2019年の1年間で2791件ありました。この数は前年に比べ488件減少しており、46年ぶりに年間の犯罪発生件数としては3000件を下回る結果です。犯罪内容としては振り込め詐欺の件数が過去最高になり、代わりに自転車盗や車上・部品ねらいなどの街中で発生する犯罪は大幅に減少しています。
居酒屋やスナック、カラオケ店などが建ち並んでいる柏駅の西口側は、夜になると人通りが増えます。客引きが出ていることやお酒に酔った人が行き交うこともあり、一見すると治安が悪そうにみえることもあるでしょう。東口にも飲食店はあるものの、大型商業施設や商店街が中心で西口ほど治安は悪くありません。
駅の周辺自体は夜も明るいうえ、人通りが多くにぎやかです。東口の駅前および西口側の国道沿いには交番もあり、ショッピングや外食は安心して楽しむことができます。
柏駅の便利情報と住民の声
柏駅周辺は「千葉県の渋谷」と呼ばれることがあるように、ショッピングや食事ができるお店が充実しています。
西口にある柏高島屋は食料品や日用雑貨を購入できるのはもちろん、少し高級なブランド品を販売する専門店も充実しています。駅直結のステモと呼ばれる柏高島屋ステーションモールも専門店が豊富です。高島屋本館とステーションモールには、ファストフードやカフェから和・洋・中のレストランまで、合わせて50店舗近い飲食店があります。
東口側のスカイプラザ専門店街には家電量販店のビックカメラが入っており、駅前から続く商店街のハウディモールにはイトーヨーカドーや飲食店の入るビルが建ち並んでいます。駅を背にして右側には柏二番街と呼ばれる商店街が広がり、一角を占める柏マルイや柏モディには人気のアパレルショップが入っているほか、飲食店もそれぞれ10店舗前後入っています。
ほかにもディスカウントストアのドン・キホーテやKEIHOKUスーパーをはじめ、柏二番街だけで店舗は40以上にのぼります。複数のドラッグストアもあり、ここだけで日常に必要なものがそろうほど店舗が豊富で便利です。
実際に口コミでもデパートも安売り店もあり、年齢にかかわらず用途に応じて買い物ができる点を評価している声が挙がっていました。都心まで行かなくてもお店がそろっている、都心まで出向くにしても30分程度で山手線にアクセスできる交通の利便性を感じている声もあります。
カラオケ店やインターネットカフェ、バラエティー豊富な飲食店も10店舗以上集まり、プライベートで出かける場所にも困りません。子ども連れでも入れるお店も多く、ファミリーでも楽しめます。口コミでも幅広いジャンルの飲食店があって楽しいという声がみられました。
生活に必要な便利施設として、郵便局は柏駅東口から徒歩約7分のところに柏郵便局があります。西口側にはあさひふれあい通りの柏駅西口郵便局、柏高島屋内にある柏高島屋郵便局の2カ所です。
薬局・ドラッグストアは東武柏駅構内にマツモトキヨシがあるほか、東口と西口合わせて周辺には10店舗程度立地しています。内科や小児科、眼科、歯科なども点在しているため、かかりつけのクリニックも探しやすいでしょう。
交通面では、空港へのアクセスにも利便性があります。鉄道を効率よく利用すれば羽田空港まで1時間15分で行くことができ、成田空港へは1時間かかりません。両方の空港へは1時間30分程度で到着する直行バスも運行されているため、柏市は旅行や出張が多い人にも便利です。
柏駅周辺には商業施設も多くにぎわいがあるものの、車で10~15分程度も走れば住宅街が広がっています。その範囲内に小学校は10校以上、中学校も10校弱立地し、ファミリーにとっても住みやすい環境です。
口コミでみられた住みやすさという点では、それなりに大きな駅にもかかわらずアットホームな雰囲気を感じ、都会のようで田舎っぽいところに愛着がわくという声がありました。便利なわりに駅から少し離れると自然も残っているという口コミをくれた人は、ウォーキングをおすすめしてくれています。
千葉県柏市の家賃相場は?
柏市の家賃相場はシングル向けのワンルームで5万5500円前後、1Kでも6万円台です。もちろん同じワンルームや1Kでも物件の詳細によって家賃には幅があり、アパートなどの場合は4万円台の物件もあります。
JR常磐線の両隣にある南柏駅や北柏駅、東武アーバンパークラインの豊四季駅や新柏駅など同じ沿線の家賃相場と比べてみると、大きな差はないもののわずかに柏駅の相場が高くなっています。
それでもJR常磐線の起点である日暮里駅周辺のワンルームや1Kの相場は7~8台、新宿駅ならば10万円以上です。都心で探すのに比べると、柏市ではかなりリーズナブルな価格で賃貸物件を見つけることができます。
ファミリー向けの2LDK~3LDKになると7、8万円程度の物件もありますが、10万円台の物件も珍しくありません。特に築年数の浅い物件や浴室乾燥機付きなどの機能が充実した物件になると相場は高くなりがちです。
新宿駅周辺では2LDKや3LDKの家賃相場が20万円台後半から30万円以上です。柏市にあるファミリー向け物件は都心の主要エリアに比べるとリーズナブルです。ただ、日暮里駅周辺のファミリー向け物件の相場が2LDKで10万円台後半、3LDKで20万円程度であるのに比べると、多少は低めだといえるものの、そこまで大幅に安いわけではありません。
柏駅周辺は商業施設も多く都心へのアクセスも良好であるため、わざわざ都心に住まなくても利便性があります。安くてよい物件は競争率も高いですが、ファミリーで住む賃貸を探す際、10万円前後の予算を見積もっておけば十分希望にかなう物件を見つけられる可能性は高いでしょう。
千葉県柏市で理想のマイホームを建てるなら
柏市では都心に比べると賃貸物件の家賃はリーズナブルですが、長期間在住することを考えているならば、賃貸だけにとらわれず、思い切ってマイホームを建てるのもひとつの手です。マイホームといっても分譲マンションから戸建住宅まで複数の選択肢があり、戸建住宅でも分譲住宅と注文住宅では違いもあります。
なかでも注文住宅は最も自由度が高く、住むことになる家族の要望を盛り込みやすい方法です。分譲マンションや分譲住宅は、すでに基本的な家の形ができあがっている状態の物件から希望にマッチしたものを選びます。インテリアなどに凝ることはできるものの、間取りや外壁などについては一から作り上げることはできません。
注文住宅の場合は、分譲住宅のようにあらかじめハウスメーカーが建てた家を選ぶのではなく、なにもないところから設計を依頼して造り上げていけるところが大きなメリットです。注文住宅はさらにセミオーダー住宅とフルオーダー住宅にわけられ、家を建てる過程で多少違いがあります。
注文住宅のなかでもセミオーダー住宅は、ある程度基本的な枠組みが決まっており、ハウスメーカーが提案する仕様や設備から希望に合うものを選んで建てる方法です。それほど大きなこだわりがないケースや、家族の好みに合う家を建てるハウスメーカーに巡り会えたのならば、セミオーダー住宅でも理想のマイホームを建てることができます。
細かく家族のこだわりを取り入れた家を建てたいと考えているのならば、フルオーダー住宅がおすすめです。なにもない白紙の状態から家族構成やライフスタイルを考慮し、外壁や断熱材の素材、間取り、細かい設備にまでこだわって設計に盛り込むことが可能です。完成した家はひとつとして同じものはなく、オンリーワンのマイホームができあがります。
注文住宅はさまざまなこだわりを多く入れすぎるとコストが高くなりがちではあるものの、自由に予算が組めるところもメリットです。こだわるところには予算を割き、必要ない部分は削ることもできます。
住宅展示場は実物の建物を自由に見て回ることができる空間です。施工例を写真で見たり、設計図だけでイメージを膨らませたりするだけではなく、その場に身を置いて実感できます。実際に家がどのようにできあがるのかを体感できるため、家を建てることを考えているのなら住宅展示場に足を運んでみるのがおすすめです。
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柏市で注文住宅を検討するならポウハウス
柏市は2017年の調査で千葉県民が住みたい街として2位にランクインしたほど、住みやすいと思えるポイントがあります。たとえば、市内には複数の鉄道路線が通り、都心に30分程度で行くことができる利便性もそのひとつです。都心や周辺自治体への通勤・通学に便利なのはもちろん、成田空港や羽田空港にもアクセスしやすいロケーションにあります。
柏市のなかでも特にターミナル駅である柏駅周辺は、商業施設や飲食店が豊富です。駅周辺だけで生活に必要なものがそろい、食事を楽しむのにも困りません。駅から少し離れると閑静な住宅地が広がり、郊外には適度な自然も残されているなど、さまざまな面で住みやすさがあります。
柏駅周辺の家賃相場はファミリー向け物件で7~10万円程度です。住み心地がいい柏市に腰を落ち着けて長く住み続けることを考えているならば、月々の支払いが賃貸とそこまで変わらない金額で家を購入する手もあります。
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