
家族の暮らしをやさしく包む3階建ての家
敷地面積20坪ながら、開放感・採光・デザイン性を叶えた3階建ての家。室内は内と外の一体感を生み出す開放的なLDKのほか、オープン階段で上下階のつながりを持たせました。リビングに解放感を持たせるため、クリアガラスにしたバルコニーは外観アクセントに。また、空間を魅せる照明計画など細部にまでこだわった、家族の暮らしをやさしく包むお住まいです。
Data
- 所在地
- 埼玉県和光市
- 敷地面積
- 65.54m²
- 延床面積
- 109.65m²
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シンプルながらも程よい立体感を持たせたスタイリッシュな外観。敷地を有効活用するためインナーガレージを計画しました。バルコニーの下にガレージを設置することで、足音を気にせず過ごせます。

玄関ポーチとガレージの軒天に木質感をプラス。グレーの外観に温かみを添えています。ガレージ内には水栓があり、洗車やガレージ内の清掃のほか、植栽の水やりなどに便利に使えます。

2階バルコニーの庇にダウンライトを設置しました。軒天を照らす玄関ポーチとガレージの照明とともに、夜の外観を美しく魅せています。

土間から室内まで同素材の床材を用いて広がりを演出しました

土間から繋がる階段は、蹴込み部分がない軽やかなオープン階段を採用しました。鉄骨フレームと木材を組み合わせたシンプルなデザインで、光や風が通り抜けるだけでなく、視線が抜けて開放感を際立たせています。

大容量の収納と、ご家族並んで使えるワイドサイズの洗面台を設置しました。水栓を壁付けにすることで見た目も良くお手入れも簡単。両サイドの壁面にコンセントを設置したことで、身支度の時間が重なっても、複数台の家電製品が同時に使えるよう配慮しました。

縦の空間を繋ぐオープンな階段

リビングの一部に高天井をデザインしました。高い位置に設けた窓からふんわりとした光が降り注ぎます。エアコンや照明のレールは天井埋め込みとし、視覚的な広さや視線の抜けに配慮。空間をすっきりと美しく見せているのもポイントです。

大きな窓がインナーバルコニーとつながり開放感を創出。バルコニーの手すりをガラスとしたことで、室内からバルコニー、バルコニーから外へと視線が抜け、より開放感が感じられる空間に。外からの視線は、ガラスに施したルーフミラーフィルム加工によってコントロールしています。

温もりが感じられるウッドデッキを敷いたバルコニー

落ち着きのあるトーンでコーディネートしたキッチン。壁一面にグレーのタイルを貼り、目地を白にすることでおしゃれな印象に。壁に面しているため料理に集中しやすく、ダイニングテーブルへの動線が短いことから家事の時短を叶えます。

丸い鏡と洗面ボウルが印象的な2階造作洗面台。清潔感を感じる真っ白なタイルと、温かみのある木質感が調和する、ナチュラルテイストな空間です。

室内物干しやハンモクフックを設置した3階洋室

家族が集い、憩いの時間が過ごせる3階洋室。セカンドリビングのように寛ぎの時間が過ごせるよう、隣接するバルコニーは腰壁を高くすることでプライバシーを確保しました。

将来間仕切り可能な開放的な3階洋室

気軽に外に出て、陽の光と風を感じられる心地よいルーフバルコニー

猫ちゃんが自由に動き回れる設計

Designer

アメリカで培ったものは、文化の狭間から見えた家に対する価値観。
家という一番身近な環境が、どれほど人に影響を及ぼすかを考える。
「家は人を育てる器」だということ。
