光と白のナチュラルな家
室内に自然光をふんだんに取り込み、明るさと心地よさに包まれたお住まい。1階リビングは一般的な戸建て住宅より高い天井高とサッシ高を確保し、開放感のある空間を描きました。住まいの随所にさりげなくアクセントを散りばめ、シンプルながらも個性を感じられます。
Data
- 所在地
- 千葉県
- 敷地面積
- 132.26m²
- 延床面積
- 109.30m²
隣地の緑となじむ、落ち着いた濃いグレーのファサード。3連窓が外観のアクセントになり、個性を感じるスタイリッシュなデザインに仕上げました。道路面からのプライバシーに配慮しつつ、日当たりにも工夫を施しています。
木の温もりを感じるやさしい雰囲気のLDK。床材と化粧梁は肌触りが柔らかいレッドパインに、リボス自然塗料のウォルナット色を施しました。ダイニングの脇にはカウンターと吊本棚を設置し、お子様のスタディスペースやちょっとした作業に使えます。
南側の掃き出し窓はサッシ高2.2m、天井高2.7mを確保した明るいリビング。スタディスペースの前にも小窓を設け、自然光をふんだんに取り込みました。また壁面は光を反射する白で統一し、キッチンや畳コーナーにも明るい色味を使用することで、明るさと開放感を強調しています。
リビングダイニングと繋がる小上がりの畳コーナーは、お子様のお昼寝スペースや遊び場として多彩に活躍。空間の色彩に統一感をもたせているので視覚的な広がりが生まれ、ワンポイントに施した木格子がモダンな印象を与えています。階段の下には収納を設け、スペースを有効活用しました。
小上がりの畳コーナーは、畳部分の広さが約3.75帖。収納を吊押入れとし、リビングダイニングと繋がっているので、実際の帖数以上に広く感じられます。床の間は、曲線を取り入れた粋なデザインを採用。ひな人形など、時節の行事を楽しむ暮らしに欠かせないスペースとなっています。
リビングの壁面と同様にキッチンの床も白にすることで、空間に明るさをもたらしています。キッチン天井にグレーのアクセントクロスを施し、シンプルな空間にメリハリをつけました。腰壁にはポケットニッチを設け、雑誌やお料理本などをおしゃれに飾って楽しめます。
南側の外観は、洗濯物を干すバルコニーを鑑みて軒を深くし、洗濯物が雨で濡れないように配慮しています。また深い軒の出は、上から差し込む夏の暑い日差しを遮る効果も。リビングと繋がるウッドデッキは、お子様の遊び場やアウトドア空間として楽しめます。
子ども部屋には、クローゼットとカウンターをあらかじめ設け、勉強する場所と仕舞う場所、遊ぶ場所を明確に分けています。また東側の窓は光を多く取り入れ、外の眺めを楽しむことと通風を両立させた、中桟が少ない3連窓を使用しました。
子ども部屋は将来2部屋に間仕切り可能
造作洗面化粧台は、ゴム集成材カウンターにウレタン塗装を施し、扉の面材は木目シートで木質感を演出。化粧台と色彩を合わせたタイルは、ランタン型が可愛らしい名古屋モザイクのコラベルタイルを使用しました。化粧台の正面に光を取り込む窓があるため、朝の身支度やお化粧を自然光の下で行うことができます。
Designer
暮らしやすさとは単なる広さ、大きさではなく、空間や家族のつながり、環境や地域とのつながりが心地よさを生む。
人が成長していくように、家も住み手と共に成長していく。