ピクチャーウィンドウから桜を望む家
角地の開放感と美しい桜の風景を堪能できる、贅沢な地に佇むお住まい。視線の抜けや窓の位置を考慮したメリハリのあるデザインによって洗練さを醸し出し、家族だけの特別感のある暮らしを実現しました。桜に向かって設えたリビングの窓から咲き誇る姿や香りを心ゆくまで楽しめます。
Data
- 所在地
- 埼玉県
- 敷地面積
- 106.85m²
- 延床面積
- 130.44m²

スクエア型が連なるスタイリッシュな外観に、アースカラーのコントラストがやさしさを添え上品な雰囲気を醸し出しています。整列している窓には桜の風景が反射し、住まいをより美しく演出しています。

帰宅する家族をやさしく出迎え、夜桜を上品に照らす住まいの灯り

大切な愛車を雨風から守ってくれるビルトインタイプのガレージを設置しました。玄関ポーチに設けた開口部からスムーズに出入りできる動線を確保しています。

まるで絵画のように住まいを彩る窓デザイン

玄関ホールはグレーを中心に色数を抑えることでモダンな雰囲気を演出。ダウンライトや間接照明を採用し、空間にゆとりを持たせました。ストリップ階段が視線の抜けをつくりながら、空間にアクセントを添えています。

宙に浮いているように見える軽やかな階段

玄関ドアの先に咲き誇る桜並木

階段の途中に設置した1.5階収納

1階の玄関ホールから階段を登ると、窓越しに咲く桜の風景へと視線が抜けます。2階で過ごす家族の「おかえり」という声と共に、桜の風景にも癒されることでしょう。開花時期だけでなく、葉が青々と茂る新緑や秋の紅葉など、四季折々に桜の木の姿を楽しめるピクチャーウィンドウとなっています。

2階LDKは1階と同様に、グレーカラーを中心としたモダンな空間。朝は東向きの6つの窓から朝日が注ぎ込み、夜は間接照明やペンダントライトが空間を包み込むなど、それぞれの光の中で心地よい時間を過ごすことができます。

2階LDKは極力間仕切りをつくらず、腰壁を作ったり高低差をつけたりすることでそれぞれの空間の役割を表現しました。緩やかに空間が分けられることで広がりを創出しながらリズムも感じる空間に。リビングを最も低い位置にくるように設定することで、ゆとりを生み出しています。

四季折々の桜を愉しめるピクチャーウインドウ

ダイニングテーブルとキッチンを横並びに配置しました。家事動線がコンパクトになり食事の配膳や片付けの動線がスムーズに。窓の先に見える風景が食卓を華やかに彩ります。

2階全体の雰囲気と調和するよう、色味をブラックに統一したシックモダンなキッチン。収納の取っ手部分もブラックを選択し、空間をすっきりと見せる工夫を施しています。背面に吊り戸棚は設置せず、余白を作ることで開放感を演出しました。

テレビ背面の腰壁の裏に収納を作り、スッキリとした空間を保てるようにしました

キッチンから出入り可能なバルコニー。南向きのため太陽が高い位置に移動する昼頃から夕方にかけて明るい陽光がバルコニーを通してキッチンに注ぎ込みます。床には耐食性の強い床材を採用し、メンテナンス面や水捌けの良さを考慮しました。

スキップフロアとスチール素材の手すりによって、別空間を生み出すユニークなレイアウト

丸みのあるデザインがやわらかな印象を与える造作手洗い

朝の身支度や帰宅時の手洗いうがいがスムーズにできる位置に、家族専用の造作洗面台を設置。
カウンターや壁紙と色味を合わせたアクセントタイルが、さりげなく空間をおしゃれに彩っています。

外観に「抜け」を創ることで光の陰影を生み出し、植栽を美しく演出する外観デザイン
Designer

暮らしやすさとは単なる広さ、大きさではなく、空間や家族のつながり、環境や地域とのつながりが心地よさを生む。
人が成長していくように、家も住み手と共に成長していく。
