Works
施工事例
建築地は緑の残る住宅街の角地で、樹齢70年の桜が存在します。その桜は地域の人に季節を感じさせたり、道しるべでもあり、シンボル的な地域の共有財産となっています。
桜を残すことで建物が制限をうけるのではなく互いにとって価値を共有し、美しい古い町並みと新しい建物の共存をデザインしました。
ガレージとつながる土間
土間は日本建築では古くから外部と内部のどちらでも受け取れるような中間領域として利用されてきました。
今はその用途を変え、ご主人様のこだわりのガレージとなりました。
外部の桜と内部を調和がはかれるように、リビング天井に構造梁(ハリ)をあらわにしました。
桜の木に向かって大きく開放するリビング
ライトアップされた桜が臨めるリビング
人は1日24時間平等にありその時間をどのように使うかはその人の自由です。
視線が開けて、風が肌にふれ、陽が入りポカポカする中の心地よい場所で本を読んだり、子供と遊んだり、お酒を飲んだり、人それぞれ充実した時間はことなるでしょう。
充実した時間の多い「時間の価値」の高い家が心の豊かさにつながる「良い家」ではないかと考えます。