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自然と環境、空間を活かした魅力ある和風の注文住宅とは

自然と環境、空間を活かした魅力ある和風の注文住宅とは

現代によみがえる技術「和風の注文住宅」

歴史的建造物、重要文化財などに指定されているような古い建物は非常に魅力があります。近年日本もほとんどが洋風建築となり、こだわりの住宅というよりも、使い勝手がよく利便性の高い住宅をより求める傾向になってきました。しかし最近は、自分の暮らしの中で少々不便なことがあっても、費用がかかっても、日本古来、伝統的に建築されてきた技術を利用した「和」の建築を望むという施主も多くなっています。古くからある日本の住宅にはどんな魅力があるの?という方もいますが、実は日本という地域特性をよく考え、快適な住まいづくりの工夫がそこかしこに施されているのが日本の家なのです。

ポウハウスの施工事例和モダン一覧

海外と比較して圧倒的に違う事、それは敷地面積を広くとる事が難しいという点です。もちろん広大な土地を保有し、大きな家を建築されている方もいますが、日本は面積が狭いので土地が高い、特に都市部に行けば行くほど土地代が確実に上がるという現実があります。田舎に行くと、平屋で土地を十分に活かした作りの家を見ることがありますが、人口の多い地域では通常、隣の家との距離も近く、敷地もそれほど大きくないため2階、3階建ての住宅建築が多くなります。しかし日本建築の技術というのは、現代でも集合住宅などに活かされているのです。
最近は、住宅を建築されるご家族、個人の方々の中に、和風の注文住宅を建設される方が多くなっています。通常の住宅に和室を設けるという事ではなく、日本古来の伝統技術や工夫が施された和風建築です。障子などを利用して自然光の入り方を調節したり、茶室から見える美しい和風庭園を住宅の中庭に実現する等、その建築は実に魅力があります。そんな人気が高まっている和風の注文住宅についてどのような魅力があるかを調べてみましょう。機能性、利便性も高く、でもどこかほっとする「和」を感じさせる美しい住宅、そんな住宅建築を望む方は参考にすると良いでしょう。

<span id=''point2''>利点がいっぱいの和風建築</span>

利点がいっぱいの和風建築

日本伝統の住宅というのは、各地域によって違いがあります。雪がたくさん降る地域では屋根の傾斜角度を考慮し、雪が屋根に負担をかけないような作りになっています。湿気の多い地域では湿気の調節ができる自然の壁材が利用されていますし、寒さが厳しい地域ではより自然光を取り入れる工夫が施されています。
日本では古くから障子を利用してきましたが、この障子は外から家の中を見せないという効果もありますし、柔らかな自然光を取り入れるということにも役立ちます。お部屋はふすまによって仕切られていて、このふすまを取り外すことで大広間にすることができますし、取り付けることで個室を増やすことも可能です。
窓から美しい庭を眺めることができるように、低い位置だけに窓を取り付けて芸術性を高めたり、円い窓を取り付けて、まるで一枚の絵のようにするなど、「美」という事についても、日本の伝統的な家屋には配慮されているのです。格子戸を利用する事でそこから入る自然光を利用し、自然のあかりの中で勉強したり、仕事をするという事もできます。何より自然の光がふんわりと入ってくるという空間は家族がほっとする空間になります。
こうした古くから取り入れられてきた技術や工夫こそ、和風建築に欠かせないものです。注文住宅で「和」を感じさせる住宅、日本の伝統技術を工夫して取り入れた住宅を作るというのも、理想的で個性を持った住宅づくりになるでしょう。こうした建築を行う業者も近頃多くなっていて、耐震性、また新しい設備などをうまく融合させながら、機能性の高い住宅づくりを提供してくれます。
<span id=''point3''>シックハウスなどを引き起こさない暮らし</span>

シックハウスなどを引き起こさない暮らし

少し前になりますが、新しく住宅を建築しそこに暮らし始めたお子さん、また高齢者などご家族の中に、アレルギーのような症状が出たということが問題となり、住宅建築に利用する壁材や天井材、接着剤や塗料等について利用してはいけない物質があるという事などが問題となりました。頭痛、吐き気、めまい、またくしゃみや鼻水などの症状が出るこうした化学物質が配合されている建材による症状を、シックハウス症候群と言います。安く早く建築するという事が目的に住宅が建築された時代、こうしたシックハウスに悩む方が非常に多くなり、建築会社などはこのような症状を引き起こさない建材利用が求められました。
日本の伝統的な建築ではどうなのかというと、通常、天然木を利用して作られていたため、シックハウスなどの問題は皆無でした。古い日本家屋を見ると1本丸ごとの木を梁に利用していたり、お風呂がひのきで作られていて非常にいい香りがするなど、天然木をうまく活用していたことが分かります。自然の中で成長した木材などを利用するという事は、費用的にコストがかかりますが、湿気がある時には湿気を吸収し、乾燥している時には湿度を保たせるなど、天然木は建材となっても呼吸しているため、さまざまな健康被害を引き起こすことはないと言われています。
壁材に漆喰を使ったり、加工しない香りのいいひのきを床の間に使用する等、和風の建築を考えると非常に贅沢に感じますが、こうした建材を選ぶという注文住宅なら、シックハウスなどの健康被害におびえた暮らしをする必要もありません。これから長年住み、長い人生を暮らす空間について、高いこだわりをもって建築される方がさらに増加していくと予想されますが、そこに、和風という素晴らしい建築技術、伝統が活かされていけば、より理想的なやさしい空間づくりができるでしょう。

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