紡ぎ(つむぎ)のモダン邸宅
重厚感のある素材を随所に用いたモダンな邸宅。家族6人が自然と集い、繋がりを育みながら、自分時間も大切にできるよう設計しました。心地よいひと時や何気ない会話から心を紡げるように…そんな想いが詰まったお住まいです。
Data
- 所在地
- 東京都練馬区
- 敷地面積
- 174.65m²
- 延床面積
- 152.36m²
片流れ屋根のシンプルな外観に、異素材とエクステリアが見事に調和。立体的なフレームと門柱が敷地を美しく彩り、建物の魅力を引き立てています。植栽をさりげなく配することで、明るい表情を添えました
エントランス正面側に設えた石壁は手前側に斜めの傾斜をもたせ、意匠を凝らしました。ライティングにより陰影に変化が生まれ、格調高い空間を演出。マルチホールからも傾斜した美しいフォルムを楽しめます。
マルチホールの床下にポウハウスオリジナルの階上収納をご用意しました。1階廊下に面した2カ所の扉と、マルチホールの床下からアクセスが可能です。アウトドアグッズや季節家電などを一カ所にまとめて保管でき、物を出し入れする際は出入口の使い分けができます。
どこか懐かしく、味わい深いレトロモダンな造作洗面台。モザイクタイルを壁一面に貼り、ミラーキャビネットを組み合わせました。エントランス側の廊下から見た印象にも配慮し、存在感のあるデザインとなっています。
1階中央部分にクローゼットと造り付けの収納を設けた家族みんなの収納スペース。地窓をデザインし、エントランスから視線が抜ける先に植栽をレイアウトし、空間に広がりを生み出しました。ホールと収納スペースには、足元から温める床暖房を設置しています。
1階と2階を繋ぐ動線の途中にあえて設置した、家族のコミュニケーションスペース。お子様の勉強やご夫婦のワークスペースなど、家族でマルチに使える共有空間。床下は1階廊下からも利用できるオリジナルの収納スペース、黒い扉の奥にはご主人の書斎を設けています。
ダイニングキッチンの勾配天井はレッドシダーの板張りを施し、リビングとは異なる表情を添えました。照明の掘り込み部分はシナベニヤを貼り、自然健康塗料リボスのエボニー色で塗装。リビング同様、照明を極力目立たせないように工夫した造作のデザインです。
開口部をぐるりと囲んだ窓枠のウッドケーシングを造作。柱と一体化したようなデザインで、空間に風格をもたらしています。ダイニング側の窓枠にも採用し、建具とのラインが揃うことで空間をすっきりと美しく見せているのもポイントです。
ウッドデッキやダイニングキッチンと緩やかに繋がるリビング。床と勾配天井はチークの無垢材を採用、壁面は石積みのテクスチャーで高級感と寛ぎを演出しました。天井には掘り込みを作りスクリーンとプロジェクターを設置。家族みんなでホームシアターを楽しめます。
リビングとキッチンの2方向から自由に出入りができる、家族だけのプライベート空間。壁の立ち上がりを高くしているため、外部からの視線も気にならず採光の確保も可能です。外での食事やBBQ、植物のお手入れなど趣味に合わせて楽しめます。
造作ダイニングテーブルは特徴的なデザインで、コンパクトながらも6人で食卓を囲め、家族の顔を見ながら食事ができます。キッチンの隣に水回りを設け、2way動線を確保することで家事ラク動線を実現。手前の階段はスカイラウンジへと繋がり、一人時間も愉しめます。
ご夫婦の洋服や所有物をたっぷり収納できるよう、広さ約1.6帖のWICと約5.62帖の半地下収納を備えました。カウンターの横には固定棚を設置し、インテリアや使い勝手にも考慮。腰壁の間接照明から放たれる柔らかな光が、空間のリラックス感を高めています。
Designer
大切にしていること
①家づくりを楽しむこと
②あらゆる可能性を求め続けること
③背景を大切に
④何事にもシンプルであること
⑤生活シーンをイメージすること