和モダンブレンド
和の要素とモダンな要素をバランスよくブレンドした和モダンな邸宅。大壁仕様の和室は空間設計やリビングからの見え方など細部までこだわり、和を主張しすぎないモダンな雰囲気に。お施主様から「実際に生活して、とても生活がしやすい」とのお声が届き、暮らしに寄り添ったお住まいとなりました。
Data
- 所在地
- 埼玉県
- 敷地面積
- 444.07m²
- 延床面積
- 110.59m²
正面に向けて流れるような屋根をデザインした和モダンな外観の邸宅。日本家屋を彷彿させるような落ち着いた佇まいです。外壁はオリジナルの吹付アートクリフ仕上げ、色味もポウハウスのセレクトカラーを施し、意匠性を演出しました。
中央に丸窓を設け、外観のデザインと調和し、和の趣を添えています。また、快適に暮らせるようお施主様とご相談しながら、周囲の環境に配慮して設計しました。
勾配天井と梁あらわしが開放感を演出し、リビングと和室の連続性を感じられる空間。和室に向かって空間がリズミカルに変化することで、奥行きや広がりを創出。リビング越しの和室の見え方にまでこだわり設計しました。
ゆったりとした広さを確保したダイニング。キッチンに腰壁を設けることで、どの方向から見てもお料理中の手元が隠れ、生活感を隠してくれます。ダイニングとキッチンがリビング階段や和室と近い位置にあるので、それぞれの時間を大切にしながらご家族とのコミュニケーションも図れる間取りです。
ゆったりとした広さを確保したダイニング。キッチンに腰壁を設けることで、どの方向から見てもお料理中の手元が隠れ、生活感を隠してくれます。ダイニングとキッチンがリビング階段や和室と近い位置にあるので、それぞれの時間を大切にしながらご家族とのコミュニケーションも図れる間取りです。
リビングと隣接する主寝室の入り口横に収納棚を造作。階段や床と樹種を合わせ、パイン集成材にブラックウォルナット色で塗装し雰囲気を統一しました。室内から南側に広がるお庭の景色を楽しめ、フルフラットにつながるウッドデッキが開放感を与えています。
お施主様のご要望を取り入れた、和の情緒にふれる縁側。暖かい日差しを楽しんだり、外の景色を眺めたりと外部との繋がりを楽しめる空間です。和室の障子を開ければ一体化した空間となり、空間の装いを自由に変化できます。
床の間の横に地袋付きの仏間を設けた約4.5帖の和室。和室ならではの空間設計にこだわり、デザイナーがミリ単位での検討を重ね設計。特に障子の納まりがきれいになるように柱のサイズを指定し、すっきりとした印象に仕上がりました。
階フロアは、床材に天然木の味わいを感じられる突板のオーク色を使用した明るい空間。バルコニー側の腰壁上部には室内用の竿掛けを設置することで、上部のスペースを上手く活用しました。天候や場所を気にせずに室内干しができます。
2階フロアには書斎と子ども部屋として計画したマルチスペースを配置。マルチスペースは将来空間を2つに分けれるようにあらかじめ間仕切りラインを決めており、仕切った後も使いやすいように窓の位置を考慮しています。
書斎は座の空間を意識して設計し、窓や吊本棚の位置を低めに設定しました。吊本棚は立ち上がった時に無理なく本やDVDを取ることができる高さです。ローデスクにすることで、圧迫感が抑えられ部屋が広く見える効果もあります。
Designer
人は1日24時間平等にありその時間をどのように使うかはその人の自由です。
視線が開けて、風が肌にふれ、陽が入りポカポカする中の心地よい場所で本を読んだり、子供と遊んだり、お酒を飲んだり、人それぞれ充実した時間はことなるでしょう。
充実した時間の多い「時間の価値」の高い家が心の豊かさにつながる「良い家」ではないかと考えます。