十太夫の家
閑静な住宅街を背景に住宅に適した第一種低層地域での計画。建ぺい率:60%、容積率:120%の中で、ご家族3人とペットが楽しく相利共生できる住宅を目指した。施主様の目線でディテールや素材の選定はもちろんの事、ペットの導線や目線にも考慮した。
Data
- 所在地
- 千葉県流山市
- 敷地面積
- 135.42m²
- 延床面積
- 112.26m²
格子と黒の外壁が印象的な外観。屋根が全体的なフォルムや建物全体の印象となる住宅において、古民家風の入母屋を採用し、飽きのこないテイストを採用した。
どの部屋にもアクセスしやすい和の玄関
閉ざされた人工的な建物の中で、異質な空間を作らない事。有機的で心地よい空間を目指しました。上に上がれば上がるほど自然光が降り注ぐ、まるで小高い丘の中を散策しているようなスキップ状の空間構成を採用し、屋上テラスが頂上となり開放的で豊かな空間となります。三階に多目的に利用できる屋外テラスは、時代と共に変化していけるスペースを設け問題を解決しました。将来的には緑化に試みCO2削減や温熱環境への寄与できるスペースと変化する。
ペットの事を考慮しながら、キッチンは障子の建具を使用しながら、用途や時間軸に応じて開放したり、遮断が出来るようにした。また乱雑や生活感の出やすいキッチンをリビングと距離感を設ける事により、常に整頓されたLD空間を設ける事が出来た。
直線や曲線を織り交ぜ、優しく温かみのあるダイニング。
猫ちゃん目線になって、ちょっとしたトンネルを制作した。
Designer
アメリカで培ったものは、文化の狭間から見えた家に対する価値観。
家という一番身近な環境が、どれほど人に影響を及ぼすかを考える。
「家は人を育てる器」だということ。