N HOUSE
小さく建てて大きく暮らす。
小さい家で豊かに集う。
再生可能エネルギー活用での太陽光発電や西洋文化の流入により、建物はより高く、より大きく作られる傾向にあるなか、小さなものの価値を見直す建物の提案です。
Data
- 所在地
- 東京都
- 敷地面積
- 119.94m²
- 延床面積
- 86.32m²
建物を小さくすることで生まれる余白は、プライベート性を高めるような採光の確保や風通しをよくするなど様々な効果を得ることができます。
玄関には庭園があり、料亭のようなエントランスづくりに。
お客様を招きたくなるデザインです。
塗り壁と木目の靴箱で和を演出し趣のある玄関に。
装飾を間接照明で照らし雰囲気ある空間にしました。
意図的にコミュニケーションエリアを小さくし、「家族の対話が最も豊かな時間」の考えのもと家族の距離感を設計しました。
室内とバルコニーがフラットなので行き来しやすく、
空間としてもつながりある設計に。
開放感を得られるようなこだわりデザインです。
多目的に使用用途を「兼ねる」畳ダイニングに設計。
キッチンと対面していることで対話も自然と増え、家族が自然と集まる場所になっています。
シックな色味とインテリアがバーのようなダイニングキッチンに。
家事動線にこだわった設計で住みやすい空間になりました。
敷布団をベッドにできる「小上がり寝室」
造作洗面台を設けることで身支度がしやすい居室になっています。
Designer
人は1日24時間平等にありその時間をどのように使うかはその人の自由です。
視線が開けて、風が肌にふれ、陽が入りポカポカする中の心地よい場所で本を読んだり、子供と遊んだり、お酒を飲んだり、人それぞれ充実した時間はことなるでしょう。
充実した時間の多い「時間の価値」の高い家が心の豊かさにつながる「良い家」ではないかと考えます。