外と繋がるライトコートのある家
将来的に周辺環境が変化しても、豊かな住生活が望めるよう考慮しました。心地よい風が抜けるライトコートがLDKと繋がり、プライバシーを確保しながらも明るさと開放感を創出。天井デザインや浮遊感のある階段など、日常に特別感をもたらしてくれるデザイン性の高いお住まいです。
Data
- 所在地
- 埼玉県さいたま市
- 敷地面積
- 166.11m²
- 延床面積
- 148.22m²
2つの箱を組み合わせたような、美しい水平ラインが印象的な外観デザイン。角地のため、道路側に見える開口部を最小限に抑えました。塀の向こうはライトコートになっており、プライバシーに配慮するだけでなく、LDKへの採光・通風を確保しています。
優しい光が家族を迎える夜の外観
窓の配置や照明計画にセンスを感じる玄関まわり
ライトコートにリンクするような質感のタイルが、おしゃれな雰囲気を醸し出す土間玄関。玄関脇にオープンタイプのシューズインクローゼットを設け、両手が塞がっていてもスムーズにアクセスできるよう配慮しました。
開放感と心地よさに包まれるLDK。折り上げ天井はやさしい木目の板張りとし、建築化照明とダウンライトをポイントで用いることによりデザイン性の高い空間となりました。統一された色使いや個性的なデザインが、暮らしを豊かに彩ります。
天井の高さと視線の抜けが開放感を生むリビング
ライトコートと繋がるLDK
LDKの隣にライトコートを配置しました。外周部に立ち上げた塀によりプライバシーを確保。真っ白な塀に陽光が反射してLDKへ光を届け、風を感じる気持ちの良い空間です。
植栽の陰影を愉しめる夜のライトコート
キッチンの背面に大容量の収納を備え、全面に扉を設置。生活感を見せない工夫で、すっきりとした空間になっています。天井は木のルーバー状のデザインに濃い色を施し、空間を低く見せて落ち着き感を創出しています。
黒×木質感がコントラストを描く、スタイリッシュなキッチン
パントリー・ランドリールーム・サニタリー・バスルームが一直線に並んだ間取りにすることで無駄のない家事動線を確保しました。
1階にまとめた水回りは、ホールからもキッチンからもスムーズに繋がるレイアウト。お料理とお風呂の準備や洗濯など、家事の同時進行がしやすい配置です。脱衣室と洗面室を分け、各空間の役割を独立させたことでより家族が使いやすいスペースとなりました。
造作洗面台は、足元がスッキリとしたお掃除のしやすいデザインで、収納力を備えたオリジナル。ゴールドのアクセントがさりげなく高級感を演出しています。玄関からもアクセスしやすい場所に設け、帰宅後すぐに手洗いできるよう配慮しました。
シンプルでシックな装いの1階トイレ
スキップフロアで一段高くなった書斎スペースは、居心地の良いおこもり空間。リビングから離れた2階に配置し、お仕事や趣味を愉しむなど、自分時間を集中して過ごすことができます。随所に深みのある色味を使用し、落ち着いた雰囲気を演出しました。
Designer
アメリカで培ったものは、文化の狭間から見えた家に対する価値観。
家という一番身近な環境が、どれほど人に影響を及ぼすかを考える。
「家は人を育てる器」だということ。