愛車を眺めて暮らすガレージハウス
ご夫婦ともに車が好きで、「乗っていない時でも、車をインテリアとして楽しめるガレージハウスに住みたい」という理想を叶えたお家。1階の半分ちかくをガレージとし、愛車がライフスタイルに溶け込むデザインです。生活動線にも配慮し、デザイン性だけでなく機能性にも配慮したお住まいが完成しました。
Data
- 所在地
- 敷地面積
- 197.53m²
- 延床面積
- 123.17m²
BOX型と片流れ屋根を組み合わせたシンプルモダンなファサード。敷地を活かした広いスペースが外観にゆとりと落ち着きを与えます。ガレージへのスムーズな入出庫にも役立ち、車のある暮らしを充実させます。
防犯性を高め、プライバシーも確保しやすいシャッター付き。紫外線や雨風からも大切な愛車を守り、お手入れの際も天候を気にせず作業ができます。
ガレージから直接土間玄関にアクセス可能。正面奥はシューズインクローゼットで、ベビーカーやスポーツバッグ、釣り具なども楽に運び込めます。
ぐるりとガレージを囲む1階デザイン。表情豊かな床材とダークトーンを中心とした落ち着きあるLDKに、アイアンやこだわりの家具を組み合わせ、ショールームのようなヴィンテージ感のある空間を演出しました。
ガレージ側の壁を小さくして開口部を大きく取ることで、タイヤのホイールまで余すところなく愛車を眺めることができます。この小さな壁を実現できるのは、構造の立体解析ができるオリジナル構造計算ソフト「ウッドイノベーターNEXT」と、高強度のオリジナル耐力壁によるもので、強度とデザイン性・快適性の両立を可能としています。
愛車の後ろ姿もしっかり眺められる設計
LDK・ホール・階段・玄関など、さまざまな角度から車を眺められる贅沢な空間デザインです。
段差を使って座るスペースとしても使用できる寛ぎ空間。ダイニングキッチン側から見た時に、小下りリビングによる視線の抜けとガレージとの繋がりを創出し、開放感を生み出しています。
浮遊感のあるテレビボードや窓の下に造作棚を設け、インテリアにも木質感を取り入れました。お気に入りのCDや趣味のものを飾って、魅せる収納として空間に遊びをプラス。また、天井付けの高窓を採用することで水平ラインが整い、スッキリとした印象に。
全体を見渡せるキッチンからの眺め
アカシアの集成材でカウンターを設えた、ヴィンテージ感あふれるキッチン。造作の背面収納やアクセントクロスにもこだわり、色合いに統一感をもたせました。全体を見渡すことができ、自然と家族のコミュニケーションを育みます。
書斎からも愛車が眺められるよう目線の位置に室内窓を設置しています。
深い色味の中に用いた照明が、シンプルな空間を印象的に演出。トイレの一部の壁面に用いた石目調のクロスがアクセントとなり、メリハリを生み出しています。
衣類乾燥機と室内物干しを備えた洗面脱衣室。忙しい毎日を快適に過ごせるよう、「洗う・干す・取りこむ・畳む・しまう」の流れが一か所で完結できるように配慮しました。