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後悔しないおしゃれなダウンリビングの作り方【おすすめ実例6選】

後悔しないおしゃれなダウンリビングの作り方【おすすめ実例6選】

ダウンリビングとは、床を一段下げた空間(ダウンフロア)に造られたリビングのことです。床の高さを変えるだけで、空間を仕切ることができます。開放感やまたおしゃれな雰囲気を演出できる他、秘密基地のようなおこもり感を味わえる楽しさや、段差を活用した収納スペースを確保できる便利さなど、メリットが多くあります。

ただし、模様替えがしにくい、躓きやすくバリアフリーに適さない、ロボット掃除機が使いにくいなどの注意点にも気を配らなければなりません。

この記事では、ダウンリビングの魅力やおすすめ施工事例、メリットと注意点などをご紹介します。この記事を参考に、後悔しないおしゃれなダウンリビングの作り方をしっかりと理解し、住まい作りに役立ててください。

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ダウンリビング(ピットリビング)が人気な理由とは?

ダウンリビングとは、床を一段下げたスペースを指す「ダウンフロア」を利用したリビングです。間仕切りするのではなく、高さを変えて緩やかに空間を仕切ります。なお、ダウンリビングは「サンクンリビング」や「ピットリビング」などと呼ばれることもあります。

ダウンリビングは、スペースを仕切りつつも開放感は残してあるため、空間を広く感じさせ、かつモダンでおしゃれな雰囲気にできる点が魅力です。また、床を下げた分の段差によってできた空間からおこもり感があったり、段差部分をベンチや収納スペースに活用できたりする利点もあります。

ただし、注意点も押さえておきましょう。まず、段差で転ぶ心配がある点が挙げられます。バリアフリーな家にしたい場合には不向きでしょう。また、家具の配置が自由にできない点や、ロボット掃除機が使いにくい点なども知っておく必要があります。夏は涼しく感じられても、冬は寒さを感じる可能性があることにも注意が必要です。

ダウンリビングのおすすめ施工事例6選

ここでは実際の施工事例を6つご紹介します。空間を広く見せる演出や、勾配天井を組み合わせてつくる心地良い空間など、さまざまな方法があります。

case1 段差が活躍するオシャレなリビング

1軒目は埼玉県北葛飾郡に建てられた、敷地面積437.61m²、延床面積は93.15m²の住宅です。

解放感は残しつつも、外からの目を気にしたくない」というご要望に合わせて、2階にリビングを配置しました。天気の良い日には窓を開け放ち、ゆったりくつろぐこともできます。

またダウンリビングのおこもり感と、バーのようなキッチンカウンターの対比もポイントです。ダウンリビングからキッチンを見ると、まるで小さなお店があるかのように見えるデザインとなっています。

無垢の床材と高めの天井で、温かさと解放感を感じられる、快適なリビングを実現しています。

施工事例:キッチンカウンターのある家(埼玉県北葛飾郡)

case2 木質感を味わう落ち着いた大人空間

続いて、埼玉県さいたま市に建てられた、敷地面積154.77m²、延床面積107.59m²の住宅です。

こちらも、リビングの床を下げてダウンリビングにすることで、空間に圧迫感が出ないよう配慮されています。ダウンリビングの上の天井は梁が見えるデザインとなっており、より一層、解放感を感じられます。

また、無塗装チークの床材とウォルナットの家具で全体を統一しつつ、壁面に張った大判のグレーのタイルや建築化照明(建築物と一体化した照明)で落ち着いた大人な雰囲気に仕上げてあるのも特徴です。

キッチンは高級感漂うオープンキッチンで、リビングを眺めながら家事ができるように設置されています。木材のナチュラルさを損なわないデザインでありながら、使い勝手にもこだわっているこだわりの住宅です。

施工事例:Unvarnished Box(埼玉県さいたま市)

case3 空間を広く見せる曲線美で仕切る演出

今度は、埼玉県戸田市に建てられた、敷地面積88.02m²、延床面積93.98m²のお宅です。

シャープな屋根の形がクールな印象の外観ですが、中は優し気な雰囲気に仕上がっています。です。

また、曲線のカーブ框(かまち)でリビングを緩やかに仕切り、柔らかい印象を演出しています。ダウンリビングの天井は高く設計し、高低差と空間の広がりを感じられるのも魅力です。框の段差部分には収納もできて、実用性にもこだわりました。

グレーの壁紙と、さまざまな木材を組み合わせた独特な色味は、落ち着きや癒しの空間を演出しています。また、カジュアルスタイルのダイニングと段差で仕切られているため、空間にメリハリも生まれています。

さらに、リビングとキッチンの高さを同じにすることで、家族と目線を合わせながら家事ができるよう設計しました。

施工事例:北欧モダンハウス(埼玉県戸田市)

case4 ダウンフロア×吹抜け×鉄骨階段が生み出す開放感

続いて紹介するのは、埼玉県志木市に建てられた、敷地面積138.46m²、延床面積114.26m²の住宅です。

リビングの床をダイニングから一段下げることでダウンリビングを実現しており、広い吹き抜けから光が降り注いで室内を明るく照らしてくれます。キッチンから室内を眺めると、ダイニングとの段差によって開放感が生まれ、ある落ち着いた空間となっています。

また、キッチンは両側から入ることができ、木目調にタイルを組み合わせてカスタマイズされています。内と外で天井の木目を合わせて、空間がつながったようにしているのもポイントです。

施工事例:光と暮らす吹き抜けの家(埼玉県志木市)

case5 ダウンフロア×勾配天井が創る心地よい空間

5軒目にご紹介する住宅は、東京都足立区の敷地面積132.97m²、延床面積122.97m²の戸建てです。ご夫婦と、お母様、お子様が暮らす三世代住宅で、空間を世代ごとに分けています。

1階は日当たりが良くないため、2階にリビングを設置してあります。ダウンリビングは6畳以下と比較的狭い面積ですが、ダイニングやキッチン、ロフト、バルコニーとつながっており、まるで大空間のように見えるリビングを実現させました。

3世代が一同に集まっても、広い空間で一緒にくつろぐことができます。室内には木材が使用されているため、さらに心地良いリラックス空間に仕上がっているのも魅力です。

施工事例:3世代住宅(東京都足立区)

case6 スキップフロア構成で緩やかに仕切ったリビング

最後に紹介するのは、埼玉県川口市の敷地面積165.01m²、延床面積187.98m²の住宅です。

内部の空間がワンルーム化しており、起伏のあるダウンリビングやキッチン、ダイニングを配置することで、緩やかな区切りを付けています。このスキップフロア構成によって、人工的な閉ざされた空間の中にナチュラルなスペースをつくり、居心地の良さを演出。中でもリビングは低い位置にあり、落ち着いた時間を過ごす空間として使えるようになっています。木製の柱に囲まれており、ぬくもりを感じられる室内です。

f 南側に面したダイニングキッチンには自然の光が降り注ぎ、全体の空間を把握できるレイアウトにしてあります。ダイニングとはしっかりと区切られているので、ワンルームであってもメリハリが生まれるようになっています。玄関脇には透明感のあるオシャレな中庭があり、北側に面することで落ち着いた自然光を常時確保可能です。

施工事例:前川の家(埼玉県川口市)

ダウンリビングのメリット

ここでは、ダウンリビングのメリットを詳しく解説します。

空間が広く感じる

ダウンリビングは、リビングが他の場所より下がっているため、キッチンやダイニングから見たときに空間の広がりを感じられます。また床が下がる分、天井が高くなって開放感も生まれます。

空間を高さで緩やかに仕切ると、開放感を確保しつつスペースを仕切れるのもメリットです。そのため、家具を置いても圧迫感がありません。たとえ家具を置けなくとも、段差に腰掛けたり、背もたれに利用したりすれば、家具を置かなくても現代的でおしゃれなリビングをつくれます。

おこもり感が得られる

ダウンフロアにすると周りが低い壁で囲われるため、ダイニングやキッチンと空間を分けることも可能です。また、一段下がった段差に囲まれると、守られているようなおこもり感も得られるでしょう。

程よく狭い空間は居心地の良い安心感があり、家族団らんやリラックスのための空間にピッタリです。秘密基地のようなワクワク感が好きな方や、狭い場所が好きな方、プライベートな空間が欲しい方には、特におすすめです。

段差を収納に活用できる

施工事例:段差部分に収納スペースを確保

段差部分を活用して、収納に活用できるのもメリットです。ダウンリビングの段差に収納スペースを確保できれば、他の収納スペースを減らしてLDKを広く取るというような設計も可能です。

パッと見は収納と分かりにくいため、空間を増設するよりも見た目がスッキリします。収納家具も必要最小限で済むため、不要な家具を処分できる上、買い足す必要もなくなります。

夏は涼しいスペースになる

床が低くなっていて地面(家の基礎)に近い分、夏は涼しさやひんやり感が得られるのもポイントです。暑さに悩む時期でも、エアコンや扇風機に頼りすぎず、床に直接座って涼むこともできます。

その反面、冬は冷える心配がありますが、きちんと断熱すれば問題はありません。通常のリビングと同様に、床暖房やホットカーペットなどで対策することで、寒さもさほど気にならないでしょう。

段差がベンチ代わりになる

ダウンリビングは一段下がっているため、その段差部分に腰掛けたり、背もたれ代わりにして座ったりと、段差をベンチとして使えます。このように座る場所が確保できるため、ソファーを置くスペースを取れなくても、家族がくつろげるリビングにできます。

ダウンリビングでテレビや映画を鑑賞したり、談笑したりなど、家族が思い思いの場所に腰掛けて同じ空間にいることで、一体感や安心感を得られるでしょう。

間仕切りがなくても空間を分けられる

間仕切りや壁で空間を分けると圧迫感がある上、面積も狭くなってしまいます。ダウンリビングであれば、床を一段下げることで、リビングとダイニングの空間を分けることができます。

開放感がありつつも、メリハリが出るのがうれしいポイントです。視線や空間を物理的に遮る訳ではないため、空間に柔らかな雰囲気も生まれます。圧迫感が苦手で開放的なLDKを目指したい方にぴったりです。

ダウンリビングの注意点

ここからは、マイホームにダウンリビングを取り入れるときに気を付けたい、以下の注意点を解説します

・リビングの広さを変えられない
・バリアフリーにはあまり向いていない
・床下点検がしにくい
・掃除がしにくい
・断熱を適切にしないと冬場は寒い
・模様替えや家具の再配置はしにくい
・費用がかかる

下記にて、それぞれの注意点を詳しく解説します。

リビングの広さを変えられない

リビングスペースは床が下がっている部分に限定されるため、広くも狭くもできないのは、気を付けなければならないポイントです。

例えば、家族が増えてダイニングテーブルを大きくしたいから、リビングを少し狭くしたい場合など、空間の広さを変えられないため不便に感じるかもしれません。

反対に、子どもが巣立って夫婦二人になったので、ダイニングテーブルを二人掛けにして、リビングスペースを広げたい場合も同様です。

このように、家族構成やライフスタイルの変化、ライフステージによってリビングの広さを変えられないため、ダウンリビングにしたい場合は広さをどうするのか、念入りに考えるのが良いでしょう。

バリアフリーにならない

ダウンリビングは、段差を有効活用できるのが魅力の一つですが、子どもや高齢者、目が悪い方がいるご家庭の場合は注意が必要です。なぜなら段差に躓いて転倒する原因になるからです。健康であっても同様で、何かの拍子に躓き、けがをする恐れもあります。

また、室内で車椅子を利用するようになった場合も、リビングにだけ入れないなど、バリアフリーにならないのがダウンリビングの難点となっています。その場合は、段差の一部をスロープにするなどの対策をすると良いでしょう。

床下の点検がしにくい

床下が狭くなるため、ダウンリビングの下は点検ができません。万が一不具合があった際は、床をめくって点検することになります。キッチン近くなど配管を通す箇所にダウンフロアを採用する場合は、基礎の劣化やシロアリ対策などの点検ができるよう、ダウンリビング部分以外から入れる床下点検口を設置してもらいましょう。

床がたわまないように慎重に施工する必要があるため、確かな技術と知識を持った業者に依頼するのがおすすめです。

掃除の手間がかかる

ダウンリビングは段差があるため、ロボット掃除機が進めないという難点もあります。掃除をする場合は、ロボット掃除機を持ち上げてわざわざ置き直さなければなりません。普通の掃除機をかける場合も、段差部分は持ち上げて移動することになります。

また、段差の下はゴミやほこりがたまりやすいため、ダウンリビングの掃除は少し手間がかかります。

ダウンリビング部分を掃除する際は、箒と塵取りなどのアナログな方法もおすすめです。

適切な断熱をしないと寒い可能性がある

基礎に囲まれている構造のダウンフロアの場合は、基礎から冷たさが伝わってくることがあり、冬は寒さを感じやすいかもしれません。そのため、断熱効果のある設計にするのがおすすめです。

住宅の断熱方式の種類には、床下の基礎から熱を遮る「基礎断熱」と、床から熱を遮断する「床断熱」の2つがあります。ダウンリビングにする際は、基礎断熱がおすすめです。基礎断熱は、建物の基礎コンクリート自体を断熱材で覆ってしまうため、ダウンリビングにしても暖かさを維持しやすくなります。床下空間はもちろんのこと、家全体を断熱材で包むことで、断熱性や気密性が高くなるメリットもあります。

模様替え・家具の配置が難しい

リビングやダイニングの模様替えは、限られたスペースの中で考える必要があります。ソファーやテレビボードなどの家具を大きくしたり、向きを変えたりしたくても、段差があることで叶わないケースもあるでしょう。リビングをダイニング側に少し広げたい場合も、スペースが限定されているので難しくなります。

そのようなときは、段差の高い部分をリビングにうまく取り込むと、空間作りもしやすくなります。設計する際は、事前に模様替えのパターンやアイデアを考えておき、家族や業者とよく相談しましょう。

費用がかかる

ダウンリビングにする分、費用が高くなる点にも留意すべきでしょう。リビングに割ける予算や、その他の場所に掛かる予算の優先順位を考えてから、取り入れることが大切です。

ただし、ダウンリビングにすると費用は増しますが、ソファーを置かない場合は買わずに済むため、その分節約できる利点もあります。結果プラスマイナスゼロになることもあるため、費用の点は考え方次第でしょう。

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床を一段下げたダウンフロアを取り入れたダウンリビングは、高さを変えることで緩やかに空間を分けられます。狭い空間でも開放感と広さが感じられる上、他にはないモダンでおしゃれな住まい作りが可能です。段差に囲まれた独特のおこもり感や、段差を収納スペースにできる便利さなど、メリットが多くあります。

一方で、ダウンリビングにすると広さが変えられない、バリアフリーに向いていない、点検がしにくい、段差により掃除がしにくい、冬場は寒い可能性がある、模様替えがしにくい、費用がかかるなどの難点もあります。

ダウンリビングを検討している場合は、このような注意点も踏まえ、設計者との念入りな相談やアイデアのすり合わせを行いましょう。

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