
Relaxing house
「くつろぎの住まい」をコンセプトに、和を演出する畳コーナーや秘密基地のようなロフトを設けたお住まい。狭小地のため、細部まで空間活用を大切に設計。無機質な色合いに、和の要素とナチュラルな木質感が調和した居心地の良い空間となりました。
Data
- 所在地
- 東京都
- 敷地面積
- 85.09m²
- 延床面積
- 67.92m²
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白を基調としたシンプルなボックスタイプの外観。サイドから見ると空に向かって伸びる屋根がスタイリッシュです。窓のサッシと外壁の色味を統一し、すっきりとした印象を放っています。

玄関や階段、トイレなどに手すりを設置し、同居する親世代や将来の暮らしに配慮しました。握りやすい円形の手すりで、それぞれの空間との配色も考慮しています。

トイレの奥にポウハウスオリジナルのキャビネットを設置しました。キャビネット上部にはトイレットペーパーを収納でき、下部にはお掃除グッズなどがすっきりと収まる仕様です。限られた空間を有効活用しつつ、幾何学でシンプルな壁紙やタオル掛けの配色など細かいところまでコーディネートしました。


狭小地に建つため、空間を立体的かつ有効的に活用できるように、それぞれの用途を意識して空間を構成しました。リビングの床材は、木目が美しいナラ材の無垢フロアを採用。グレーのインテリアや和の雰囲気が木質感と調和した、ナチュラルで落ち着いたくつろぎの空間です。

リビングの掃き出し窓の内側に収納を備えたベンチを設置し、限られた空間を有効活用しています。2階リビングとバルコニーの間にまたぎ(段差)が生じるため、ベンチを設けることでバルコニーとリビングのスムーズな出入りを叶えました。

吹抜けと高窓から自然光が注ぐ空間に、落ち着いたダークトーンの梁がアクセントを添えています。小上がりの段差部分には収納スペースを設け、こちらも空間を有効活用しました。引き出しタイプなので使用頻度の高いものを収納する場所としても便利です。

リビングと畳コーナーの間に空間を仕切れるようにロールスクリーンを設置しました。来客時の目隠しや就寝時など、その時々の用途に応じて使用できます。畳コーナーの上部にはロフトがあり、室内用の突き出し窓を介してコミュニケーションを図れます。

ダイニング部分の天井と勾配天井までの部分をボックス型に見えるように、天井高をあえて変更し、クロスがきれいに見切れるように配慮しました。キッチンの背面収納にはキッチン家電や食器類をすっきりと収納。
生活感を抑えたシンプルでオシャレな空間を演出しています

ダイニングとキッチンが一体となったポウハウスオリジナルの造作テーブル。キッチンとダイニングが横並びのため食事の配膳や片付けの動線がコンパクトです。キッチンの床を一段下げることで、ダイニングで食事をする家族と目線が合うように設計しました。

お施主様が居合道をされているとのことで、畳コーナーの壁面に刀剣をレイアウトしました。リビングで刀を振るうことができるよう、勾配天井を採用。天井高を確保しているので、空間に心地よい広がりが生まれます。

リビング階段を上がると、おこもり感とワクワク感を同時に味わえる空間が登場。勾配天井が立体感を創出し、突き出し窓から目線が抜けるので空間に広がりが生まれます。薄いグリーンのクロスはチョークで書ける黒板のようなクロス。お子様が自由にお絵描きをしたり豊かな感性を育む、遊び心のある空間です。