愛犬と暮らす開放感のある家
LDKと庭がつながる圧巻の開放感。キッチンを主役に、内装やインテリア・外観デザインにイメージを派生させ、家全体の統一感を大切にしました。ワンちゃんも心地よく暮らせるように、プライベートな空間(ワンちゃんコーナー)を1階と2階に設けた愛犬と寄り添う住まいです。
Data
- 所在地
- 千葉県柏市
- 敷地面積
- 193.08m²
- 延床面積
- 121.51m²
やさしいグレーの外壁に包まれた、柔らかな印象のファサード。年月を経るごとに愛着が深まる、シンプルで飽きのこないデザインです。接道面から見える部分には大きな窓を設けず、プライバシーを保っています。
木質のドアが外観のアクセントになり、玄関アプローチの階段がゆったりとした落ち着きを放っています。タイルが整った印象を与え、庇や窓の水平ラインと相まり、どの角度から見ても美しい佇まいです。
ウッドデッキとつながる約27.95帖のLDK。ワンちゃんと一緒にくつろいだり、のびのびと遊べる十分なゆとりがあります。天然木を使用した突板フローリングはナチュラルな印象のオーク材。吹抜けのアクセントを添える梁現しは、欧州赤松の集成材に自然塗料を塗装しているので木目の風合いを感じられます。
内装やインテリアは、キッチンを主役にコーディネート。キッチンとリビングダイニングが対面しているため、家族とのコミュニケーションがとりやすく、食事の配膳や片付けもスマートです。ウッドデッキへも視線が届くので、庭で遊ぶワンちゃんを眺めながらお料理も楽しめます。
広々としたリビングとウッドデッキがフラットにつながり、内と外の空間がワンフロアに。全開放型の引き戸を採用しており、外の景色や季節の変化を美しく見せます。外を眺めるのが好きなワンちゃんにとっても、窓辺がくつろぎの場になりそうです。
ドッグランのように自由に駆け回れる庭は、一緒に遊んだりワンちゃんの運動不足解消にも最適。外観の雰囲気はキッチンに取り入れたグレーの色味やイメージからデザインを派生させ、外部と内部に統一性を持たせています。吹抜け上部の窓は、リビングの大開口サッシとも配列を合わせる工夫を施しました。
お施主様が当初よりご希望されていたリクシル・リシェルSIのアイランド型キッチン。セラミックのワークトップとグレースグレーの色味が上質な佇まいで、インテリア空間を引き立てます。背面収納や扉などを同系色でまとめ、お気に入りのグラスなどを飾って楽しむ魅せる収納もポイントです。
階段下の空間を有効使用し、ワンちゃんが家族の傍でリラックスして過ごせる空間をご用意しました。犬用トイレの壁はパネル、床はビニール素材でお掃除のしやすさにも配慮。換気扇を設けて、匂いがこもらないような工夫もしています。
手すりをシンプルな形に、色も階段と合わせたものをチョイス。主役以外の場所にまでデザイナーが気を配り、住まいの統一感を大切にデザインしています。
スペースの活用用途やデザインについて、お施主様とお打ち合わせを重ねて創り上げた空間。和室をイメージし、2階にありながら地窓を設置。外の景色は見えないようにあえて曇りガラスにすることで、自然光を室内に採り入れています。砂利敷きや繊細なスチールの装飾を施し、和の趣きと意匠性が感じられるこだわりの空間です。
2階ホールは、お打ち合わせの過程でセカンドリビングなど様々なスペースを検討し、在宅ワークスペースとなりました。カウンターには手元を照らすライトを付け、リビングと異なる風合いのブラックチェリーのフローリングで落ち着いた印象に。ワンちゃんが好きな場所で過ごせるように、2階にもペットコーナーをご用意しています。
露天風呂にいるかのような空間を演出したバスルーム。外の中庭とのつながりをもたせるため、大きな窓を採用しました。外に見える壁は玄関わきの外壁。玄関わきに設置したルーバーの角度を工夫し、外からの視線を遮っています。
キッチンのすぐそばに洗面脱衣室を配した家事ラク動線。料理や洗濯を同時進行できるコンパクトな動線が、忙しい毎日を支えてくれます。室内物干しを設置しているので、ささっと室内干しも可能です。
Designer
お客様の要望に、その建物を永く使ってもらえるような提案を加えて設計したいと常に思っています。
時代が変わっても色褪せない、次の世代にも愛される住宅が増える、そんな世の中になれば良いなと。