モダン・コーディネート
リラックス感と和の要素を取り入れた畳ダイニングのある暮らし。モノトーンを基調としたインテリアが住まいをオシャレに装い、木質感が柔らかさと温かみを添えます。リビングに設えたカウンタースペースや、玄関から室内へ通り抜けができるシューズクロークなど、暮らしの一つ一つを快適にする空間を計画しました。
Data
- 所在地
- 埼玉県上尾市
- 敷地面積
- 129.85m²
- 延床面積
- 100.04m²
片流れ屋根と建物の直線的なシルエットがスタイリッシュな印象の外観。角地のためプライバシーにも配慮し、屋根の勾配を活かしたプランニングを行いました。玄関へのアプローチを道路とカースペース側の2方向から計画。ブラックの縦格子が外観を美しく引き立てています。
「ただいま」と同時に手洗いができる、手洗いカウンターを造作しました。水栓や洗面ボウル、ミラーなどをブラックでコーディネートしたオシャレな装いです。近くにトイレを設置しており、トイレの手洗いも兼ねて使用できます。
モノトーンを基調とし、そこにナチュラルな木質感が調和する大人空間。アクセントクロスにはマットなブラックカラー、インテリアにはグレーで抜け感をプラスした明るい印象のリビングです。フローリングはお家全体を同じオーク材で揃え、リビングの梁あらわしは木材の自然な色味を活かしています。
畳ダイニングと対面する、グレーカラーが主役のキッチン。対面にいる家族と目線がちょうどよい高さになり、会話も楽しめます。背面には収納を設けているので、どこからみても生活感を感じさせません。冷蔵庫やパントリーなどが収まっており、引き戸を閉めると周りの壁と同化。スッキリとした印象を保てます。
モダンなインテリアに溶け込む、小上がりの畳コーナー。半畳のフチなし畳を選択し、高級感のある色味で一味違った和の空間を演出。ダイニングとリビングの要素を兼ね備え、食後はくつろぎのスペースとして一休みしたり、お子様の遊び場としても活躍します。
シューズクロークを介して玄関からキッチンまで一直線につながり、収納力だけでなく生活動線も確保。外出の身支度や帰宅後の動線が短くなります。お買い物の荷物を玄関からキッチンまでスムーズに搬入できるのも魅力です。
リビングの一角に設けたカウンタースペースは、お仕事やお子様の勉強スペースに最適。腰壁を高めに設定しているため、個室のような雰囲気の空間になりました。カウンターにはPC作業に便利なコンセントを設置。コンセントの位置や高さなども細かくお打ち合わせをしています。
3帖以上のゆとりがある、モノトーンで統一されたホテルライクな空間。浴室の入り口の扉枠もブラックを選択し、細部までこだわりを感じます。洗面室はルーフバルコニーにも面しているため“洗う→干す”の動線が短く、同じフロアにWICや子ども部屋があるので洗濯物を取り込んだ後の動線もスムーズです。
お布団でもベッドのような感覚で寝ることができる、小上がりの主寝室。お子さまが小さいときは家族みんなで寝たり、ライフステージの変化によりベッドマットレスを取り入れるなど柔軟に対応できます。隣には大容量のWICを設けているので、季節ごとの寝具などもすっきり収納可能です。
ロフトまで階段で上がることができるので、物の出し入れが行いやすくなっています。主寝室から階段部分が見えることも意識して、階段やロフトの照明、手すりをブラックで統一。毎日過ごす場所だからこそ、インテリア性を大切にしました。
「デッドスペースを極力なくし、コストパフォーマンスも良くしたい」というご要望があり、空間を効率よくプランニングしました。建物の高いところに設けた窓から光が差し込み、書斎や居室にするなどアイディア次第で多彩な使い方ができます。
Designer
真っ白な気持ちでお客様と対話し、設計図に向かう事を心がけています。
現代の多様なライフスタイルを柔軟にとらえ、空間として具現化していく事。その過程でさまざまな可能性を考えるようにしています。