格子戸が土間と庭を繋ぐ住まい
敷延の敷地に建築された住まいで、隣地の店舗と敷延部分を共有の庭として活用しています。 車の無い時にも和の庭園として使えるように石畳と砂利敷きによる計画としています。 玄関や土間と庭を繋ぐ出入り口には、視線を調整する緩衝材として格子戸が設置されていて、時々の庭との繋がりを調整出来るような設計になっています。 バルコニーから屋上へ上がれる間取りになっていて川沿いの眺望が楽しめます。
Data
- 所在地
- 東京都
- 敷地面積
- 126.35m²
- 延床面積
- 94.86m²
狭小地でも気にならない格子でプライバシー確保した外観。
和を継承したデザインが、安心感と寛ぎをもたらすこだわりのつくりになっています。
玄関扉は格子状にすることで入口から和のデザインにしました。塗り壁が雰囲気を演出しながら、どこか落ち着きも感じる、そんなデザインです。
直接的な照明ではなく間接照明とすることで、和の空間の雰囲気を引き立てています。
調湿効果のある塗り壁に照明があたり暖かい風合いとなります。
土間玄関と直接つながる和室リビング。
玄関土間とリビングとなる和室とが一体となった空間。
ご近所さんとの憩いスペースとしてはもちろん、障子を開け閉めすることにより、空間の使い方が広がる多目的な空間です。
和の空間にアクセントとして丸窓を設置。
緩和された日射が入ることで明るさを確保しつつ、室内の温度を
一定に保つ住環境への配慮も。
狭小地でも視線が気にならないスカイバルコニー。
陽当りも良いので洗濯物も外で干したくなる場所に。
和のデザインを追求した造作洗面。
Designer
リラックスできる寝転がれる家が良い家と考えています。
素材感や環境との接し方を大事に考えると伝統的な暮らし方に繋がり座の生活や日本家屋の日の取入れ方や風通しなど参考にする事が多くなりました。
スタイルとしての和だけでなく洋風やモダンなデザインの中にも日本人に馴染みゆったりとした暮らしが出来るような提案を心がけています。