
ホワイトナチュラルな旗竿地の家
日々の生活動線や使い勝手にこだわった、快適な暮しをデザインするお住まい。家族が過ごすリビングは、素材感や色彩などインテリアの調和を大切にコーディネート。造作の庇や白の鉄骨階段など、各所に設えたこだわりのアイテムが、住まいを魅力的に彩っています。
Data
- 所在地
- 敷地面積
- 140.35m²
- 延床面積
- 110.91m²

周囲を隣地に囲まれた旗竿敷地に建つお住まい。柔らかな外観のアプローチには、雨に濡れないよう造作の庇を設え、軒裏を木目とすることで外観にアクセントを加えました。立体感がありながらも、上品な印象を描いています。

オリジナルで設えた造作の庇は、薄く仕上げるために鉄骨を組み合わせ、華奢に見えるようデザイン。軒裏にはリアルな木目調のデザインを採用し、玄関ドアと色彩を合わせて統一感を演出しています。玄関アプローチの快適性に加え、意匠性にもこだわった造りとしました。

軒裏を柔らかく照らした夕景の外観

玄関から直通で収納、水まわりへと繋がる裏動線を確保。帰宅後に玄関から直接洗面所に行けるだけでなく、動線の間に収納を挟むことで、仕舞う場所、上着を置く場所など、生活感が出やすいものをまとめています。日常の使い勝手だけでなく、LDKをいつもきれいに保てる工夫がされています。

リビングは、ナチュラルな木素材とグレーのファブリックでコーディネート。床材には木目が柔らかく上品さを演出するサクラを使用し、化粧梁には温もりのあるレッドパインを施しました。他の素材が主張しすぎないよう、畳や壁、階段の色彩にまで配慮して配色しています。

キッチンは腰壁を高くして手元を隠し、カウンター下に収納を設置することで、使い勝手と見た目の美しさを両立しています。またリビングの建具には、特注のハイドア引き戸を設えました。建具の枠材が目立たないデザインとし、空間をすっきりと魅せています。

白の鉄骨階段は、リビングをさりげなく彩るアクセント。鉄骨部分を壁と同色の白色で仕上げ、空間と調和するように仕上げました。手摺のデザインも安全性に配慮しつつ、上部と下部の斜めのあき幅を工夫し、見え掛り部分が揃うようなデザインにしています。

使い勝手と美しさにこだわった快適空間

畳コーナーは、お子様の遊び場や家族で寝転んでくつろげる憩いの場。ロールスクリーンを2カ所に設置しているので、個室のように間仕切りすることも可能です。普段ロールスクリーンを開けっ放しにしている時に存在感が出ないよう、天井を掘り込んで取り付けています。

リビングと繋がるウッドデッキは、建物を少し出っ張らせることで、隣家からの視線を気にせずにくつろげる空間としました。また洗濯物が見えないように、バルコニーの壁を少し高めに立ち上げています。

書斎は主寝室と繋がる一体の空間。壁紙で変化をつけ、気持ちの切り替えがしやすい環境を整えました。書斎を使用している時でも家族がリラックスして就寝できるよう、主寝室との間にWICを挟み、音や光の漏れに配慮したレイアウトになっています。

将来間仕切り可能な子ども部屋

