柔らかな光に包まれる旗竿地の家
隣地を住宅に囲まれながら、採光をしっかりと確保した都市型住宅。リビングの高天井から明るい自然光が降り注ぎ、開放感にも満たされます。ほどよい安心感とプライベート感、心地よい陽光に包まれながら、のんびり子育てができるお住まいです。
Data
- 所在地
- 千葉県松戸市
- 敷地面積
- 105.83m²
- 延床面積
- 99.15m²
建設地は、周辺を住宅に囲まれた路地状敷地。道路から奥まった場所にあるためプライバシーを確保しやすく、お子様が道路に飛び出しにくくなっています。その反面、設計上の配慮をしないと採光が十分に取れなくなる敷地形状です。屋根型は片流れ屋根をベースに、北側斜線制限をかわす部分は寄棟屋根としました。
周辺を住宅に囲まれた敷地の路地状部分
グレージュの階段下収納が目を惹く、おしゃれなリビング。収納扉は引手がないプッシュプル式で、壁と一体の仕上げとなるようにデザインしています。家のモチーフはルンバ基地になっており、機器の設置と電源の差し込みに配慮を凝らした可愛らしいデザインです。
北側斜線制限がかかる地域で、南側隣地の建物に高さがないため、高い位置からリビングの採光を確保しました。リビング上部を半吹抜けのような高天井とし、心地よい陽光を取り込んでいます。また、壁際の天井部分を掘り込み、間接照明で壁面を柔らかく照らしました。
キッチンから一直線にリビングと庭を望めるので、お料理中も遊んでいるお子様に目が届きやすく安心です。高天井の広がりが心地よく、階段のシンプルな仕切りと相まって、心地よい開放感や視線の抜けを感じられます。
住宅に囲まれた安心感のある庭
シックな色彩と木質感がコントラストを描く、おしゃれなダイニングキッチン。背面収納にはキッチンの面材と合わせたグレーのアクセントクロスを施し、統一感を演出しました。前面にも収納を設けているので、ダイニング側で使用する物をすっきりと仕舞えます。
デザイン性に加え、使いやすさとお手入れのしやすさを両立したキッチン。床材のフロアタイルは、肌触りが冷たくなく、水はねなどもサッと拭き取れるお掃除がしやすい素材。引き出し式収納は整理がしやすく、奥までまんべんなく使えるので、収納量も確保できます。
キッチンから動線の良い位置に、脱衣室兼サンルームを設けました。洗う、干す、畳むの洗濯家事がここで完結し、WICも近いので乾いた衣類をコンパクトな動線で収納できます。あらかじめ設えた可動棚やパイプは、洗剤や洗濯用品、衣類等の一次置き場として便利に使えます。
上部吹抜けが家族の気配を繋ぐ、ひな壇階段
2.5階の洋室は、リビング高天井の上に位置するお部屋。採光を確保し、勾配天井になっているので圧迫感が少なく、趣味を存分に楽しめます。また、将来的に趣味のアクアリウムを設置できるよう、床の一部を補強しています。
Designer
暮らしやすさとは単なる広さ、大きさではなく、空間や家族のつながり、環境や地域とのつながりが心地よさを生む。
人が成長していくように、家も住み手と共に成長していく。