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リビング学習におすすめのレイアウトを実例と共に紹介!学習効果を高めるポイントも
リビング学習とは、子ども部屋ではなくリビングで勉強をすることです。親が近くにいる安心感がありつつ、適度な緊張感を持って勉強できるなど、さまざまなメリットがあります。
リビング学習が注目されるようになった背景には、2017年に発売された書籍『東大脳の育て方』(主婦の友社)があります。リビングでの学習が子どもの学力向上にどのように貢献するかが取り上げられており、多くの家庭での教育法としての関心が高まりました。書籍によれば、「東京大学や京都大学などのトップ大学に通う学生の約90%がリビング学習を行っていた」というデータもあります。
本記事では、リビング学習のメリット・デメリット、おすすめのレイアウトなど実例を交えて紹介します。「子どもの学習効率を高めたい」「リビング空間を有効活用したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
リビング学習のメリット6つ
リビング学習のメリットは、主に以下の6つです。
・親が近くにいる安心感
・適度な緊張感を持てる
・コミュニケーションが取りやすい
・集中力を養える
・勉強のハードルが下がる
・光熱費が削減できる
リビング学習は、子どもだけでなく、親や家庭にとっても多くのメリットがあります。それぞれのメリットを詳しく解説します。
親が近くにいる安心感
リビング学習のメリットは、親が近くにいる安心感があることです。例えば寂しがり屋の子どもは、親が近くにいないことで、勉強に集中できなくなる可能性があります。特に小学校低学年は、本人の性格に関わらず、不安を感じやすいかもしれません。
「親に見守られながら学習している」という安心感があれば、リラックスした状態で勉強に臨めるため、集中力も続きやすいでしょう。勉強のパフォーマンスが向上するため、モチベーションの維持にもつながります。
適度な緊張感を持てる
適度な緊張感を持てるのも、リビング学習のメリットです。親が近くで見守っていることで、子どもは自分の行動に責任を持つようになり、適度な緊張感を持ちながら勉強に取り組めます。簡潔にいえば「さぼりにくい」ということです。
勉強の進み具合を親に報告するなど、学習成果に対する責任感を持つようになると、より自立心が育ちます。後年になって自分の部屋で学習する場合も、ある程度緊張感を持って取り組めるようになるでしょう。
コミュニケーションが取りやすい
コミュニケーションが取りやすいのも、リビング学習のメリットです。リビングは、子どもが分からないことをすぐに親や兄弟姉妹に質問しやすい空間です。もし学習で何かつまずいても、分からないことを聞いて、スムーズに問題を解決できます。
学習の合間に家族との会話が生まれると、子どもと家族の間のコミュニケーションが活発になります。こうしたやり取りは、家族との絆を強めるだけでなく、子どもの社会的スキルの発達にもつながるでしょう。
集中力を養える
集中力を養えるのも、リビング学習のメリットです。リビングの雑音や人の声は、集中を妨げる要因にも思えますが、「適度な雑音が集中力を高める効果がある」という研究結果もあります。適度な刺激は脳を活性化させ、集中力を維持するのに役立つようです。
環境音の中での学習は、集中力を養うだけでなく、将来的にさまざまな環境下で勉強する際の適応能力を高めます。リビング学習や自分の部屋での学習など、場所を柔軟に変えながら勉強をすると、より高い集中力を養えるでしょう。
勉強のハードルが下がる
見逃されがちなポイントですが、勉強自体のハードルが下がるのもリビング学習のメリットです。自分の部屋で勉強する場合、まずは部屋に移動して、道具をそろえてから始めなければなりません。
しかしリビング学習の場合は、食後や家族との会話の後など、自然な流れで勉強を始められます。学校から帰宅した際も同様で、自分の部屋にこもって勉強を始めるよりも心理的なハードルが低くなります。
光熱費が削減できる
子どもではなく親のメリットになりますが、光熱費が削減できるのも重要なポイントです。例えば一人ひとりが自室で勉強や遊びをしている場合、それぞれの部屋で照明や暖房、冷房を使用する必要があります。
しかし家族がリビングで時間を共有すれば、各自が個別の部屋で電気や暖房を使用するよりも、全体としての電力消費を減らせます。リビング学習は、子どもだけでなく家計にも優しい選択肢といえるでしょう。
リビング学習のデメリット
リビング学習にはさまざまなメリットがある一方で、「散らかりやすい」「テレビを見られない」など、いくつかのデメリットもあります。子どもにとってはそれほどの悪影響はなく、基本的には親や兄弟姉妹にとってのデメリットです。
以下、リビング学習の主なデメリットを2つに分けて解説します。講じるべき対策も併せて紹介するので、家庭でのルール作りの参考にしてください。
散らかりやすい
リビング学習の主なデメリットとして挙げられるのは、部屋が散らかりやすい点です。リビング学習では、教材や文房具、プリント類が散らばりやすくなります。学習空間と生活空間が、同じ場所になっているからです。
しかしこうしたデメリットを逆手に取り、子どもに片付けの習慣を身に付けさせるきっかけにもできます。学習後は教材や文房具を元の場所に戻すルールを設けるなど、子どもの自己管理能力を養う工夫を考えましょう。
テレビを見られない
子どもの勉強時間にテレビを見られないのも、リビング学習のデメリットです。リビングでの学習中に家族がテレビを見ていると、音や内容が気になってしまい、子どもの集中力を低下させる原因になります。
しかしこちらのデメリットも、メリハリのある生活のきっかけになるなど、見方によってはメリットになります。勉強時間と休憩時間を明確に区別し、時間を決めてテレビを楽しむなど、ルールを設定するのも良いでしょう。
リビング学習はどのような机・椅子で行う?
リビング学習で使う机としては、食事で使うダイニングテーブルが一般的です。他にもリビングに学習机を配置する、家を建てる際に勉強のためのスペースを作るなど、いくつかのケースが考えられます。また長時間勉強をする際は、どの椅子を使うかも重要です。
以下、リビング学習で使う机・椅子や、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
ダイニングテーブル
ダイニングテーブルでの学習は、食事の際と同じ机・椅子を使用します。追加の家具を購入する必要がなく、既存のダイニングテーブルを多目的に活用できるのがメリットです。食事の後でも、スムーズに勉強に移行できます。
ただし食事用に設計された椅子は、長時間の学習には適していない場合がある点には注意が必要です。ダイニングテーブルが多目的に使われることで、テーブルが散らかりやすい、汚くなりやすいといったデメリットもあります。
学習机
リビングに専用の学習机を設置するのは、学習環境を整える良い方法です。学習机をただ設置するだけでなく、専用のカウンターなどで学習スペースを作る方法もあります。学習専用のスペースを設け、集中しやすい環境を作り出せるのがメリットです。学習用の収納スペースがあるため、比較的散らかりにくいのもメリットといえるでしょう。
ただしリビングに学習机を置くためには、十分なスペースが必要です。小さなリビングでは設置が難しいため注意しましょう。次の項目から、リビング学習におすすめのレイアウトを紹介します。
リビング学習におすすめのレイアウト5選
リビング学習の環境を作る際は、実際のレイアウトを参考にするのもおすすめです。専用の学習スペースを作る、リビングとつながっている空間に作業スペースを配置するなど、さまざまなパターンがあります。
レイアウトの事例を見れば、自分で再現ができなくても、施工会社などにスムーズに依頼できるようになるでしょう。それぞれのレイアウトの事例を詳しく紹介します。
2人掛けのリビング学習スペース
埼玉県川口市の、敷地面積107.05m²、延床面積92.94m²の事例です。リビングは木材の温かみを重視したデザインになっており、リビング階段の設置など、家族でのコミュニケーションを考えた工夫が随所に見られます。
リビングの窓際には2人掛けのワークスペースが配置されており、子どもたちのリビング学習スペースとしてはもちろん、ちょっとした作業空間にも使えます。将来的に学習スペースとして使われなくなっても困らないデザインです。
施工事例:陽だまりの家(埼玉県川口市)
自習室のようなリビング学習スペース
埼玉県上尾市の、敷地面積129.85m²、延床面積100.04m²の事例です。「モダン・コーディネート」を主なコンセプトにしており、木材の温かみとモノトーンの家具配置により、上品な雰囲気のリビングとなっています。
玄関からキッチンまでつながっており、その途中にカウンタースペースが設けられているのがこちらの事例の特徴です。自習室のような空間になっており、開かれた学習スペースよりも、子どもが集中しやすい空間になっています。
施工事例:モダン・コーディネート(埼玉県上尾市)
複数設置されたリビング学習スペース
千葉県流山市の、敷地面積147.59m²、延床面積100.19m²の事例です。瓦屋根に木格子など、伝統的な日本家屋をイメージしたデザインで、エボニー色を基調としたリビングになっています。
リビングの木格子の反対側にワークスペースが設けられており、家族と適度な距離を保ちながら学習ができるようになっています。スキップフロアにもスペースが設けられており、気分に合わせて場所が選べるようになっているのも魅力的です。
施工事例:つながりの和邸宅(千葉県流山市)
開放的なリビング学習スペース
東京都足立区の加平展示場にある家で、敷地面積104.57㎡、延床面積134.89㎡の事例です。都市型住宅のイメージからかけ離れた、緑や木材の魅力がふんだんに詰まったデザインとなっています。
こちらの家は、畳リビングが採用されており、ちゃぶ台を囲んで食事をするスタイルです。横長のデスクも設置されており、食事や勉強など多目的に活用できます。畳リビングならではの開放的な勉強スペースで、家族とコミュニケーションを取りやすいのがポイントです。
施工事例:加平展示場 和美庵(東京都足立区)
セカンドリビングなどを活用したリビング学習スペース
埼玉県さいたま市の体感すまいパーク東浦和にある家で、建築面積67.16㎡、延床面積133.23㎡の事例です。全体的に「和」をイメージしたデザインになっており、仕切りが極力排除されているのが特徴となっています。
吹き抜け空間であるスキップフロアに加えて、1.5階にあるセカンドリビング、床が1段下がっている畳リビングなどがあります。それぞれに作業スペースがあり、開放的で学習しやすい環境です。
施工事例:体感すまいパーク東浦和(埼玉県さいたま市)
リビング学習の効果を高めるポイント
リビング学習の環境の整備は、ただスペースを作るだけでは足りません。効果を高めるポイントとして、以下の4点を意識する必要があります。
・誘惑するモノを隠す
・親が指摘・干渉しすぎない
・学習しやすい机を選ぶ
・収納できるものも近くに置く
それぞれのポイントを意識できると、学習効率が大幅に高まるでしょう。以下、ポイントを詳しく解説します。
誘惑するモノを隠す
リビング学習の効果を高める上で意識したいポイントは、誘惑するモノを隠すことです。リビングは家族が共に過ごす場所であり、スマートフォンや漫画、おもちゃなど集中を妨げる可能性のあるアイテムが数多く存在します。
これらを隠すことで、子どもの注意が散漫になるのを防ぎ、勉強に集中しやすくなります。勉強への取り組み姿勢を改善し、学習効率を向上させる効果も期待できるでしょう。誘惑になるものは、なるべく子どもの視界から外すか、手の届かない場所に隠します。
親が指摘・干渉しすぎない
親が指摘・干渉しすぎないのも、リビング学習の効果を高めるポイントです。過干渉は、子どもの自主性を損ない、やる気を低下させる原因になります。例えば「勉強しなさい!」と命令口調で指示すると、子どもが勉強を嫌いになるきっかけになるかもしれません。
親が適度な距離を保ち、子ども自身に学習の意欲を持たせると、自主性を育てられます。子どもに意欲を持ってもらうための工夫も、併せて考えておくと良いでしょう。
学習しやすい机を選ぶ
リビング学習の効果を高めるには、学習しやすい机を選ぶのも意識したいポイントです。
子どもが使用する机は、身体に合ったサイズになっているかどうかが重要です。大人向けの机では、高さや奥行きが体格に合わず、不快感や疲労感が生じる場合があります。
子どもの身体に合った机を選ぶことで、集中力が向上し、長時間の学習でも疲れにくくなります。良い姿勢を保てるため、身体への負担の軽減にもつながるでしょう。
収納できるものも近くに置く
収納できるものを近くに置くのも、リビング学習の効果を高めるポイントです。収納用のラックやケースを設置すれば、必要なものをすぐに取り出せるようになり、学習の途中で探し物をする時間が減少します。ダイニングテーブルと併用している場合は、散らかり防止策としても有効です。
教材や文房具が収納され、学習スペースが常に整理整頓された状態になっていると、片付ける習慣も身につきます。ダイニングテーブルを使う場合は、特に意識したいポイントです。
レイアウトのコツ
施工事例:陽だまりの家(埼玉県川口市)
本記事ではレイアウトの事例を紹介しましたが、それぞれのリビングのレイアウトには、以下のようなポイントが含まれています。
・生活導線の邪魔にならない場所に学習机を置く
・部屋の中の明るい場所に学習机を置く
・電源の近くに学習机を置く
レイアウトのコツを意識できると、リビング学習の効率が大きく向上するでしょう。それぞれのポイントを詳しく解説します。
生活導線の邪魔にならない場所に学習机を置く
レイアウトのコツとしてまず意識したいのは、生活導線の邪魔にならない場所に学習机を置くことです。リビングは家族が集まる場所であり、日常生活の中心となる空間です。「出入り口や廊下へのアクセスを遮らない」「家具の配置によって部屋の動線が狭くならないようにする」などの点を考慮しましょう。
生活導線を考慮して学習机を配置すれば、家族が互いに干渉し合うことなく、快適に過ごせる空間になります。
部屋の中の明るい場所に学習机を置く
部屋の中の明るい場所に学習机を置くのも、レイアウトのコツです。自然光が入る窓辺など、部屋の中で最も明るい場所に学習机を置くのがおすすめです。自然光は目に優しく、集中力を高める効果が期待できます。
リビングの構造上、自然光が当たる場所に学習机を設置するのが難しいケースもあるかもしれません。自然光が十分に取り入れられない場合は、「部屋の電気に近い場所に机を置く」「デスクライトを配置する」などの工夫で、学習環境を改善できます。
電源の近くに学習机を置く
電源の近くに学習机を置くのも、レイアウトのコツです。現代の学習環境では、タブレットやパソコンなどの電子機器を使用する機会が増えています。電源の近くに学習机を配置すれば、電子機器の使用がよりスムーズになるでしょう。
デスクライトを置く場合や、スマートフォンなどの充電が必要な場合も、電源のアクセスが確保されていると便利です。部屋のコンセントの位置を事前に確認しつつ、状況に応じて電源タップや延長コードなどの使用を検討してみてください。
リビング学習に最適なレイアウトはポウハウスで
今回は、リビング学習のレイアウトについて解説しました。ダイニングテーブルの活用や学習机の設置など、方法は多種多様ですが、「レイアウトが難しい」と感じる方も多いかもしれません。実際、生活導線を考えながら机を配置するためには、高度なデザインスキルが必要です。
リビング学習に最適な空間を検討している場合は、ポウハウスへの相談がおすすめです。ポウハウスは、ポラスの高級ブランドで、完全自由設計で暮らしの空間をデザインしています。
埼玉・東京・千葉での注文住宅の実績が豊富で、リビング学習のためのレイアウトに関しても、最適な提案ができます。埼玉・東京・千葉エリアで住宅を建てたいと考えている場合は、ぜひ検討してみてください。









