都内狭小地に建つホテルライクな家
都内狭小地に建つ、こだわりの詰まった3階建てのお住まい。室内は落ち着いた雰囲気になるよう間接照明を点在させ、リラックスできる癒しの空間に。壁面にエコカラットを採用するなど、デザイン性に加え機能性も考慮しました。
Data
- 所在地
- 東京都板橋区
- 敷地面積
- 70.20m²
- 延床面積
- 107.97m²
都内の狭小地に建つボックス型3階建てのお住まい。深みのあるグレーの外壁に、木調のアイテムをポイントで用いたことでモダンな雰囲気をまとっています。通りからは内部の様子がわかりにくく、プライバシーにも配慮しました。
ところどころから漏れ出す光と木の温かみに包まれるような佇まい
格子のすき間から漏れる照明計画
グレーのタイルが内装にも自然と溶け込む土間空間。土間から繋がる階段は、軽やかなスチールの手摺を用いたストリップ階段とし、圧迫感を与えないようにしました。蹴込み部分がなく視界や風、光が通ります。
帰宅後すぐに手洗いができる、ホール横に配置したオープンタイプの洗面スペース。洗面台は木素材と相性の良い石調のグレーとし、アクセントのブラックがメリハリを演出しながらも統一感を創出。ご家族が並んで使えるように、ワイドサイズの鏡とカウンターを選びました。
1階洗面スペースの横にあるランドリールーム。浴室ともつながっており、「脱ぐ、洗う、干す、仕舞う」の動作がコンパクトになるシンプルな動線を確保しました。
スタイリッシュな1階トイレ
1階に寝室を作りました。小上がりとなっており、天井を低くすることで落ち着き感を演出。夜の照明が眩しくないように照明計画にも配慮し、特別感のある就寝スペースを叶えました。小上がりの部分に収納をつくりスペースを有効活用しています。
1階から3階までの吹抜けた空間が光と風を届けます。
生活の中心となるLDKを2階に配置しました。照明は室内を上品に彩るダウンライトを選びました。ダークカラーの床と梁あらわしで、落ち着いた空間のリビングダイニングが完成しました。
オープンキッチンで、家族や友人と顔を合わせて会話をしながら料理ができ、賑やかなひと時を過ごせます。
天井の折り上げ部分にカーテンレールを隠した意匠性の高い空間となっています。
テレビ背面のタイルには全面にエコカラットを採用しました。調湿効果などの機能の高さと見た目の美しさを備えたタイルはリビング全体の雰囲気が変わります。間接照明を当てることで柔らかな光のグラデーションを描き、より特別感のある空間で映画鑑賞等を楽しむことができます。
リビングの雰囲気と併せ、キッチンはグレーを選びました。料理をしていてもリビング全体を見渡すことができます。
キッチン背面収納と家電も色味を揃えることで、統一感が出て空間全体をシックにまとめました。
随所に窓を設けた明るい3階ホール
リビングから離れた3階に、集中できる書斎をご用意。パソコンが置ける奥行き60cmのカウンターを造作し、仕事や読書に没頭できる、隠れ家のような落ち着いた空間としました。
約4.5帖の3階洋室
Designer
お客様の要望に、その建物を永く使ってもらえるような提案を加えて設計したいと常に思っています。
時代が変わっても色褪せない、次の世代にも愛される住宅が増える、そんな世の中になれば良いなと。