埼玉県、千葉県、東京都のデザイナーズハウス

COLUMN

狭小でもできるガレージハウス

さまざまな工夫で生み出すガレージハウス


日本の土地事情は、常に売り手市場であり住宅地の手ごろな土地は常に不足しています。狭い土地しかなくても、日本の建築技術は高くさまざまな建築物を建ててきました。そのひとつとして、狭小地に住宅を建てるということも珍しくないでしょう。いかにして有効活用するのかということで考えられてきた方法ですが、安全性の高さということも留意して作られています。耐震性も高く、居住性をあげるために、多くの工夫がとられるようになったのも、進化が進んでいった証拠といえる部分です。
狭小地に車を置こうと思うと、そのスペースが大きな問題になってきます。駐車場を取ろうと思うと、その分敷地を狭くしてしまうことになるでしょう。そこで、ガレージハウスにするという方法が考えられます。1階部分をガレージにすることによって、別にスペースを取る必要がありません。玄関と共用することによって、思っている以上に利便性をあげることもできるようになっていきます。愛車とともに生活することができるということを考えると、夢のようなマイホームを作ることができるようになるでしょう。
2階以上をうまく活用していくことによって、使い勝手も向上させることが可能です。こだわりの強い空間を作り出すことができるようになりますが、狭小ということでさまざまな制約がかかってきます。その制約の中でガレージハウスを作るということは、かなり難しい方法にはなりますが、経験豊富な設計者であれば、条件もクリアしていくことができるでしょう。さまざまな工夫をして、成功していくのが狭小地の設計です。細部にわたるまでしっかりと考えていくことが必要になってきます。

必要となる寸法ということを考えていく


敷地ということを考えた場合、ガレージハウスにするにしても限界が出てくるのが奥行きです。土地の寸法にもよりますし、道路の位置にもよりますが、どの程度取れるのかということを考えていかなければいけません。実際にガレージだけを確保すればいいというわけにはいきません。どのような車を入れたいのかということを考えたうえでの設計が重要になってきます。構造を考えた場合、あとから拡張するというわけにはいきません。ぎりぎりのスペースの中で作っていくことになるのですから、予定も細かく考えていかなければいけないでしょう。
車の幅は、一般的なもので1.9m程度が多いでしょう。さらに、扉を開けるスペースも考えなければ降りることはできません。こうなると、3m程度の幅を取らなければいけないということになるでしょう。
奥行きということを考えると、ショッピングモールの駐車場でも5m程度取っています。これをガレージハウスとして考えると、6m程度は必要です。これだけで18平米を必要とするということを覚えておく必要があります。意外と大きなスペースを取ることになりますが、実際にはこれだけではすみません。排気ガスの換気扇設備を入れておく必要が出てきますし、屋内に入る為の動線を確保する必要もあります。
シャッターの設計によっては、スペースを取られることも出てくるため、土地の大きさと比較して設計を煮詰めていく必要が出てきます。高さを取ることができるのであれば、シャッターもオーバースライダーを利用することもできますが、梁高の問題もあるため、細かい検討が必要です。

収納まで考えて作る


狭小地の場合、ガレージハウスにするという単純なことだけではなく、玄関への動線を考えていく必要があります。間口を広くとることになってくるのがガレージハウスですが、どうやって家の中に入っていくのか、動線を考える必要があるでしょう。ガレージから直通にすることは容易に想像が付きますが、外にしか出入り口がなければ、閉めた後に外に出る必要があり、部屋から直接ガレージには降りられません。動線の管理方法を甘く見積もってしまうと、利便性は確実に低下してしまうことになるため、設計との打ち合わせが重要になってきます。
小さいスペースを活用するということでは、照明を自動にしたりするのも方法です。自動照明にすれば、それだけでスペースを狭めることができるようになります。鏡をつけたりするのも、広く感じさせるポイントです。車を止めるときにも、鏡があるだけで位置を把握することができるようになります。あまり上手ではなくても、鏡があるだけで駐車ははるかにしやすくなるでしょう。狭いスペースでもとめやすくなります。
スペースの有効活用というところでは、収納スペースを設置するということも必要です。逆算していくことになりますが、玄関口を取ることができ、余ったスペースは収納にするのがおすすめです。シャッターなどの理由で天井を高くとった場合には、天井も収納スペースの一部として使うこともできるようになります。工夫次第で多くの容量を生み出すこともできるようになりますので、徹底的に検討していくことが大切です。