埼玉県、千葉県、東京都のデザイナーズハウス

COLUMN

内装に和テイストを取り入れた家

内装が和テイストの家の暮らし


今も昔も夢のマイホームという言葉があるように、家を持つということは、そこで暮らす人にとってとても大切なものです。決して安い買い物ではないだけに、自分で購入したのならばなおさらで、理想的な空間で暮らしたいと願うことでしょう。
また、運よく親や親せきなどから家を譲り受けることがあり、それが歴史ある住居の場合は、先代の思い出を大切に受け継ぎたいと考えると同時に、職人がいないので現代ではつくりだせないこともあります。そのような建物を受け継いだ時、良さを活かして、使い続けたいと思う人も多いでしょう。日本の風土気候に合った和式住宅は、長年の知恵が反映された住宅となっています。そのようなメリットの部分をうまくいかして、内装に和テイストを残したままリノベーションをするということもできます。
家が新築の場合は、一部分に取り入れるだけでも全体のデザインが変わってきます。高齢者がいる家庭で、長年住み慣れた和の内装を好む場合は、和テイストを検討するとよいでしょう。
そのような場合でも、すべてを和風にするのではなく、一部分に畳敷きの和室を設けたり収納扉を障子の引き戸にしたりするだけでも慣れ親しんだ和の住宅と同じ快適な暮らしができます。内装は、住む人達でいろいろとコンセプトの意見を出し合いながら煮詰めていくと、より快適な住宅になります。

和テイストの内装を取り入れて、機能的な家に


和テイストが使われた住宅は、どこか落ち着き、懐かしさを感じる人が多いのも事実です。最近では、レトロモダンなどと言われ人気を博しています。古いものには、昔の人の知恵が生きており、機能的なものが多くあります。夏に重きを置く和式の建物において、窓枠一つに障子紙を使うだけで、カーテンとは違う陽光を楽しむことができます。布とは違う、障子紙特有の透け感は、和空間ならではです。
また、日本の伝統的な建築様式には機能的な面を多く発見できます。例えば土蔵造りは、耐水・耐火の面で優れていることが知られていますが、そのほかに調湿ができるというメリットがあります。梅雨や、湿気が多い日本の夏でも、土蔵造りの住宅は、涼しく快適に過ごすことができます。
家の間取りに関しても和風のつくりにはメリットが多くあります。例えば、狭い土地でも家の一部に土間を用いることで、広く見せることができます。土間なら、まるで庭の延長のような内装ですし、この部分に家庭菜園でとれた野菜などを土付きのまま置いておくなどもできます。小さな子供がいる場合ですと、子供の砂遊びの道具、ベビーカーなどはそのまま無造作に土間に置いておくこともでき、とても便利な空間となります。外でもあり、中でもあるという土間特有の空間は、中と外を区切らないことによって、開放感をあたえてくれます。建物を建てるスペースが小さめでも、この方法で、広い住居を構えることができます。これも国土が狭い日本ならではの知恵でもあるでしょう。

外観は洋の家、内装は和テイストに


外観と内装のギャップを楽しんでみるというのも、時として遊び心がありおすすめですし、古い和式住居を改築するのもおすすめです。和風な縁側ではなく、ウッドテラスを採用したり、外観は洋風な外壁を用いてみましょう。内装は、天井が高く梁がむき出しとなった古民家の場合は、それをそのまま活かすのも手です。
特に、ホームパーティーが好きな人などには、仕切りのない和の内装はぴったりです。畳の部屋は、布団を用意すると、ベッドより場所をとらずに、一時的な客室にも早変わりできます。ドアなども開き戸にせず、スライド開閉の引き戸にすることで、必要以上に場所はとりません。スライド式のドアをすべてあけることによって、つながった広い空間を生み出すこともできます。これも和テイストのメリットです。
古い建物をリノベーションするとき、和の内装部分はそのまま残し、外壁だけを洋風に変えるなどするのもおすすめです。和の外観は、維持費がかかることがあるからです。
たとえば、藁ぶき屋根などは、専門の職人を探すのが大変なため、メンテナンスも大変です。しかしスレート材など現代的な屋根に吹き替えることにより、メンテナンスもぐんと楽になります。古い田舎の建物などを譲り受けたり、レンタルしてカフェを開いたり、ゲストルームを運営しようと考えている人は、もともとある梁を利用し、間接照明をつり下げてみるのもよいでしょう。
屋根が高い住居は、吹き抜けのような開放的な空間を、簡単に演出できるとてもよい建物だといえます。昔のような純粋な和風ではなくモダンな和テイストにすることにより、現代の生活によりマッチした住居となりますし、新築の場合ですと、日本の原風景を感じることができる場があると、どことなく懐かしく、心が落ち着きます。気候風土に合った和の素材を取り入れ、昔の知恵から学ぶことによって、より快適な生活を送ることができるでしょう。